Alder Lake N100 PCの人気により、第8世代 Core i5 モバイルPCの中古がお手頃価格に。Let’s noteなどおすすめ中古 4製品 | Win And I net

Alder Lake N100 PCの人気により、第8世代 Core i5 モバイルPCの中古がお手頃価格に。Let’s noteなどおすすめ中古 4製品

当サイトではアフィリエイト広告を利用しています。

Alder Lake-N N95/N100のミニPCが人気となっていますが、その影響を受け、ベンチマークスコアが概ね同水準となる インテル 第8世代のCore i5を搭載する中古のノートパソコンが値下がりしているように感じます。

第8世代 Core i5を搭載の中古パソコンのうち、Let’s note / ThinkPad / 富士通 LIFEBOOKなどの大手メーカー・ブランドの製品が、ヤフオクなど1万円台で購入できることも多く、私は先日 Let’s note CF-SV7を購入しました。

そこで今回は、N100 vs 第8世代 Core iシリーズのベンチマークスコアとともに、おすすめのモバイル向け中古ノートパソコンを掲載します。

N100、第8世代 Core iシリーズのベンチマーク比較

手元にN95 / N100を搭載するミニPC、インテル 第8世代 モバイル向けのCore iシリーズを搭載するミニPCとノートパソコンは複数ありますが、うち、以下の記事で実機レビューした製品、購入直後(レビュー記事は後日)の「Let’s note CF-SV7」のベンチマークを比較してみました。

なお、上の写真は、以下の「Beelink EQ12」の実機です。

 

Geekbench 5

Geekbench 5のCPUベンチマークスコアです。上から順に、N100 / メモリ 16GBを搭載の「Beelink EQ12 ミニPC」、Core i5-8350U / メモリ 8GBを搭載の「Let’s note CF-SV5」、Core i3-8130U / メモリ 4GBを搭載の「ThinkPad X280」です。なお、ThinkPad X280は、Core i5-8250Uを搭載のモデルが主流です。

▲最初の画像のN100と、2つ目の画像のCore i5-8350Uとの比較では、シングルコアはN100がやや高い一方、マルチコアはCore i5-8350Uが高く、概ね同水準と言えます。

なお、実機レビューしたPCをメインに、以下の記事にて Geelbench 5のスコアを一覧化しています。このなか、N100とCore i5-8350Uの実力は、Core i3-10110Uと同水準とも言えます。

PC 実機で計測、Geekbench CPU ベンチマークスコアの一覧、サクサクと動作するスコアの指標

 

CINEBENCH R23

続いて、CINEBENCH R23のスコアです。Geekbench 5と同様に、上から順に、N100 / メモリ 16GBを搭載の「Beelink EQ12 ミニPC」、Core i5-8350U / メモリ 8GBを搭載の「Let’s note CF-SV5」、Core i3-8130 / メモリ 4GBを搭載の「ThinkPad X280」ですCINBENCH R23では、Core i5-8350Uがシングルコア・マルチコアともに高いスコアです。

 

 

▼実機レビューしたPCをメインに、以下の記事にて CINEBENCH R23のスコアを一覧化しています。

CINEBENCH R23、ミニPC・ノートPC 25機で計測のスコア一覧

 

インテル 第8世代 Core 搭載、中古ノートPCのメリット・デメリット

インテル 第8世代 モバイル向けのCore iシリーズを搭載の中古ノートパソコンは、主に2018年に発売された製品ですが、Alder Lake-N N100比較でのメリット・デメリットを記載します。なお、技術的な事項はさておき、あくまで機能面などでの私の主観です。

メリット

Alder Lake-N N100、インテル 第8世代 Core i5-8250U / 8350Uなどは、Office ソフト・動画視聴・Webサイトのブラウジングなどの普段使いでの体感レスポンスは概ね同じです。ただし、インテル 第8世代のCore シリーズを搭載のノートパソコンは以下のメリットがあります。

  1. N100は 4コア4スレッド、Core i5-8250U / 8350Uなどは4コア8スレッドとなり、後者が多少の余力があります。CPUではありませんが、N100 ミニPCよりも高速なPCIe SSDを接続できる製品が多いです。
  2. N100は仕様上、メモリはシングルチャネルですが、インテル 第8世代のPCでメモリ 2枚の場合、デュアルチャネルで動作(レスポンスには大きな影響はありません)。
  3. N100のミニPC、インテル 第8世代 Coreの中古ノートパソコンともに、1万円台でも購入できますが(ノートパソコンはヤフオクの場合)、中古ノートパソコンは 当然ながらもキーボード・液晶付き。
  4. 中古ノートパソコンは、1万円台で Let’s note / ThinkPad / 富士通 LIFEBOOKなどの大手メーカー・ブランドの製品も購入でき、困った場合にWeb サイトなどで対応を確認しやすい。
  5. この世代の中古ノートパソコンは、USB Type-C(Thunderbolt 3)での充電に対応していることが多い。

 

▼上記5において、Thunderbolt 3を搭載している場合、以下の記事のとおり、外付けGPUの接続も可能です。

ThinkPad E14 Gen 5に外付けGPU ボックスを接続し、ベンチスコアを計測。PDにも対応し、他のノートPCの電源としても活用中

 

▲▼N100 ミニPCの場合、超小型の製品を選択できるメリットもあります。

T-Bao T8 Plus 実機レビュー、N100搭載 87.8mm角の超小型ミニPC。デザインよく静音性にも優れた おすすめ製品

 

デメリット

2018年あたりの発売・販売から4~5年経過していることもあり、以下のデメリットもあります。

  • 外装はある程度の傷あり。特に、ビジネス向けのLet’s noteは、キーボード面の角・天板など、破損している製品も多い。また、ThinkPadは、キーボードのテカリが激しい製品が多いです。
  • 液晶もコーティング剥げのある製品が多く、バッテリーも少なからず劣化している。
  • ファン音がほとんど気にならないN100のPCに対して、インテル 第8世代のCPUを搭載するノートパソコンは、普段使いでも ファン音が大きくなることあり。
  • ThinkPadの特定製品は、液晶の解像度が低いもの、視野角の狭いTNパネルの場合もあります。

 

私も何度もあるのですが、上記により パーツ交換でコスパがわるくなることもあります。

 

おすすめの中古ノートパソコン

上記のメリット・デメリットの前提で、N100対抗、同水準のベンチマークスコア・体感レスポンスとなる、インテル 第8世代 Coreを搭載の、おすすめの中古 モバイル向け ノートパソコンの事例を掲載します。

2024年1月現在、いづれも、ヤフオクでは1万円台で購入でき、楽天市場や Yahoo! ショッピングにおいても、1万円台で販売していることもあります。実際、私は「Let’s note CF-SV7」を、Yahoo! ショッピングにて 1万円台で購入しました(AC アダプター付き、Windows 11 Pro インストール、外観も小傷程度の良品)。

 

Let’s note CF-SV7

Core i5-8350U、メモリ 8GB、SSD 256GBを搭載する製品が主流となる、12インチの「Let’s note CF-SV7」です。ホイールパッドでのスクロールは操作しやすく、顔認証の精度が高いこと、アスペクト比 16:10の縦長液晶、DVDドライブ内蔵の場合にも、約1kgと軽量であることが大きな特徴です。

また、キーボードのキーピッチは縦がやや短いものの、浅めのキーストロークで、リズミカルに高速タイピング可能です。

大手ブランドのノートPCのうち、私はThinkPadとMacBookと同様に、Let’s noteの12インチクラスの製品も、私好みのキーボードの一つです。なお、最近のThinkPadのキーボードは、2018年以前のキーボードよりも キーピッチが浅くなりました。これにより、以下の記事にて実機レビューのThinkPad E14 Gen 5よりも、本製品のタイピング感がよりよく、かつ高速タイピングできるように感じます。

ThinkPad E14 Gen 5 実機レビュー、Core i7-1360P / 2.2K 解像度モデルは快速・快適、タイピング感も上質

 

▼詳細は以下の記事を参照ください。マルチドライブを取り除き、SSDを増設しています。

Let’s note CF-SV7 実機レビュー、中古 1万円台でCore i5-8350U、Thunderbolt 3搭載でお買い得感あり

Let’s note CF-SV7、マルチドライブを取り外し 2nd SSDを増設してみた。SSD増設の手順を写真で概説

 

▼上の記事にて掲載の、SSD増設の一コマ

 

▼私が購入した Yahoo! ショッピングでは2万円未満の製品が複数あります(2024年1月7日現在)。

 

富士通 LIFEBOOK U938/S

上の写真は、Core i5-7300Uを搭載する「LIFEBOOK U937/R」ですが、13.3インチにして約800gの軽量であることが大きな特徴。「U938/S」も外観はほぼ同じですが、U937/R、U938/Sともにメモリ 空きスロットを備え、ユーザーにてメモリを増設することができます。

以下の2つ目のリンク先のとおり、仕様上は最大メモリ 12GBであるものの、オンボード 4GB+増設 16GBの20GBでも動作します。

LIFEBOOK U937/R Core i5-7300U版 実機レビュー、メモリ増設・PCIe SSDに換装で更に快適仕様に。中古ながらも液晶も綺麗

LIFEBOOK U937/R、メモリを仕様の限界突破の20GBに増設。増設手順とシステム情報

 

▼U937/Rですが、メモリ 20GBに増設、PCIe SSDに換装後の内部の構成

 

▼2024年1月7日現在、2万円未満はヤフオクのみ。

 

ThinkPad X280 / X390

Core i5-8250U、メモリ 8GBの製品が主流となる、12.5インチの「ThinkPad X280」、13.3インチの「ThinkPad X390」もおすすめ製品の一つです。

ただし、メモリはオンボードとなり増設できず、X280の場合 見出し下の写真のとおり、ディスプレイのベゼル幅が太いことがデザインを損ねています。

また、従来のThinkPadのキーボードと同様にストロークは深く、ThinkPadのキーボードが好みの方には特におすすめです。

ちなみに、この年代以降のThinkPadとしては珍しく、WWAN ポートにPCIe SSDを増設し 普通に利用できるメリットもあります(私が所有する Core i3-8130Uモデルの場合。Core i5-8250Uのモデルは未確認です)。

ThinkPad X280のM.2 SATA SSDをPCIe SSDに換装、増設した2242サイズとのPCIe SSD デュアル化

 

なお、13.3インチのThinkPad X390は X280よりも一回り大きくなりますが、2024年1月7日現在、ヤフオクでは1万円ちょいでと取引されていることも多いです。

 

▼2024年1月7日現在、Yahoo! ショッピングにおいて、2万円未満がチラホラあります。

 

Let’s note CF-QV8

2024年8月5日の追記となりますが、CPUにCore i5-8365Uを搭載する「Let’s note CF-QV8」も購入しやすい価格となりました。ヤフオクでは、1万円台前半で取引されることも多いです。

12インチ Yoga スタイルのタッチパネルですが、解像度 2880 × 1920と高解像度、アスペクト比 3 : 2であることも大きな特徴です。CF-SV7と比較すると、厚みは18.7mmとそれほど厚くはなく、約949gと軽量であることも魅力の一つ。なお、CF-SZ6やSV7では、筐体が破損した製品が多いなか、QV8は比較的 傷の少ない中古品が多いです。

 

▼製品の詳細情報はこちら。

Let’s note CF-QV8、12インチ 2.8K 解像度、Core i5-8365U搭載の中古PCが4万円切りで販売中

 

 

まとめ

Alder Lake-N N100のミニPCが人気であることにより、同水準のベンチマークスコア・体感レスポンスとなる インテル 第8世代 Core i5を搭載するモバイル向けノートPCの中古がお手頃価格になってきたように感じます。

そこで、私がおすすめの Let’s note CF-SV7、ThinkPad X280、富士通 LIFEBOOK U938/S、Let’s note CF-QV8の中古品の情報を記載しましたが、特におすすめの製品はCF-SV7。厚みはありますが、キーボードはタイピングしやすく、顔認証の精度は高く、アスペクト比 16 : 10の液晶は Web サイトのブラウジングなどで重宝します。

ただし、上記4製品ともに、程度の大小はあるものの、中古品ですので、小傷・液晶のコーティング剥げ他・バッテリーの劣化などがあることを前提とします。