ジャンクなMacBook Air 11が復旧したところで、7年前(正確には6年半前。2011年製)のMBAのレスポンス・使用感はいかがなものか。コスパに優れた Windows 10 中国製ノートPC(Jumper EZBook 3 Pro、13.3インチ)とWebサイト閲覧・ブログ編集における体感的なレスポンスを比較してみました。
なお、ディスプレイサイズと、日本語入力・メニューなどのOSの相違に起因するものは除き、純粋にWebサイト閲覧・ブログ編集における体感比較です。
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スペックの相違など
ディスプレサイズ、OSの相違はさておき、MBAとJumper EZBook 3 Proとの基本スペックの比較です。
- MBAはCTOモデルです。
- EZBook 3 ProはSSDをDIYにて増設し、起動ディスクとしています。
ベンチマークスコアの差ですが、ノートパソコンのCPU性能比較にて検索したところ、Celeron N3450よりもCore i7 2677Mのスコアが優位のようです。Pass Mark では、Celeron N3450のスコア 1640に対し、Core i7 2677Mは2792となっています。
▼MBAのシステム情報
▼Jumper EZBook 3 Proのシステム情報
▼意外に差が出たのがWifiの回線速度。ほぼ同時刻に同一環境の自宅で測定したのですが、MBA(上)はJumper EZBook 3 Pro(下)に大きな差をつけています。
ここは2万円台のEZBook 3 Proのこと。Wifiチップに廉価版を使用し、コストカットしている可能性もあります。
EZBook 3 Proも十分な速度が出ており、大きなファイルをダウンロードしない限りは体感できるものではありませんが。
▼SSDのベンチマーク。計測ソフトが異なるために参考程度です。
上はAmorphousDiskMarkによるMBA、下はCrystalDiskMarkによるJumper EZBook 3 Pro(市販のSSDを増設したもので、デフォルト・オプションのSSDではありません)です。
AmorphousDiskMarkは、CrystalDiskMarkと作成者は異なりますが、了解を得たうえでCrystalDiskMarkと同項目・UIを似せてプログラムしたようです。
▲スコアをみると、MBAはSSD置換で速くする余地がありそう。
今もなおサクサクなMacBook Air mid 2011
(MBAとJumper EZBook 3 Pro)
MBAのタッチパッドの使い勝手のよさはさておき(まだ使い慣れていないので)、使い始め当初、MBAのレスポンスは「それほど快適ではない」と感じていました。
がしかし、デフォルト設定の使いづらい箇所などを変更し、10時間ほど使用していると、ブログ編集作業が、Jumper EZBook 3 Pro以上に、大げさに言えば、以前 マウスコンピューターさんからお借りした、以下のハイエンド機以上の心地よさを感じます。
Google ChromeでのWebサイト閲覧・ブログ記事編集における、その心地よさとは以下のとおりです(対 Jumper EZBook 3 Pro 比較)。主にレスポンスのみを言及していますが、MacOSを使い慣れてくると、さらに快適さが増しそうです。
- Chromeのタブの切替時のもたつきがなく、Windows機で言えばハイエンドのCore i7機(7700HQ)と同様の感覚(ちょっと言い過ぎ)。
- 数MBクラスの簡易的な画像編集では、Jumper EZBook 3 Proと同様にシャキシャキと画像表示されます。比較するのも酷ですが、手持ちのWindows 10のAtom Z8350 / Z3775と比較すると、遥かにレスポンスはいい。
- Jumper EZBook 3 Pro、あるいは同じく中国製のChuwi Hi10 Proでは、タイピング中にタッチパッドに触れてしまい、誤動作を頻発していたのですが、MBAではそれが皆無。
- キーボードのタイピングも心地よく、当初から高速でブラインドタッチできています。打鍵音はやや大きめに感じますが。
- ACアダプタのMagSafeはやはり便利であり安心。すでに何度かコードを引っ掛けたことがあるのですが、本体まで引きづることもなく無事でした。Win 10パソコンもMagSafe化したくなります。
なお、画面のテキストとキーボードのタイピングに集中しているブログ記事の編集では、デザイン面でMBAクローンとも揶揄されるJumper EZBook 3 Proと、どちらを使用しているのかわからない感覚になったりします(別の意味では、EZBook 3 Proがよくできているとも言えますが)。ディスプレイの色温度と後段の古さゆえ?の事項を除いては。
MBA mid 2011の古さを感じる事項
経年劣化もあるかもしれませんが、MacBook Airの古さを感じる事項は以下です。
- ディスプレイの輝度をある程度上げても、何となく暗いイメージ
- 今となっては低解像度のためか、文字がしゃきっとしない。極端に言えば、ややぼやけた感じ。
- デザイン面では、現在の狭額ベゼルを見慣れてしまうと、MBA 11のベゼルの太さが気になります。
- 古さとは関係ないのですが、想定外にメモリを消費しているようです。MacOSではどの程度のメモリ消費量が一般的か確認していないのですが、Windows 10よりも多く消費しているような感覚です。
▼この程度まで輝度を上げても暗さを感じます。
▼Safari、Chrom、その他のシステム系アプリを稼働中ですが、思いのほかメモリ消費量が多い感覚
まとめ
MacBook Air 11 mid 2011を10数時間ほど利用したにすぎないのですが、今でも使えるかと問われると、十分に使えます。
解像度を除けば、Windows 10 PCで例えるとAtom機より遥かに快適、Celeron N3450と同等以上の体感レスポンスとの認識です(Webサイト閲覧、ブログ記事編集のライトユースの範囲ですが。それ以外は試さず)。
私が2週間ほどヤフオクをウォッチしたところでは、私と同モデルの正常稼動品は4万円前後からの落札(私の端末はジャンク品のため2万円台半ばでしたが)。4万円出すならコスパの高い中国製PCをおすすめしますが、そのデザインの良さもあり、中古のMBAも悩ましいものです。
▼中国製PC、おすすめの2台。海外通販サイト「GearBest」へのリンクです。
Chuwi Lapbook Air
Jumper EZBOOK 3 PRO
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