M4 Mac miniの購入にあたり、SSDの容量を256GB あるいは512GBで迷った結果 256GBを購入。11月8日の昨日 製品を受領し、早速 ベンチマークを計測しましたのでレポートします。
これまで、Apple シリコンでは M1 / M2 Pro、Windows ミニPC / ノートPCを多数レビューしていますが、M4 Mac miniのシングルコアのベンチマークスコアはダントツでトップとなり、私の想像以上に高いもの。
普段使いの体感レスポンスは、M2 Pro Mac miniとの比較において、大きく体感できるものではありませんが、操作して即 より一層キビキビと動作しているように感じます。
実機のシステム情報
はじめに、実機から抽出のシステム情報を掲載します。
▼購入したモデルはエントリー構成の、メモリ 16GB / SSD 256GB
27インチ 4K モニター、PHILIPS 27E1N5900E レビュー、明るさ・色合い・USB-C PDなど バランスのよい製品
▼macOS 15.0 Sequoia、上の記事にて実機レビューの27インチ 4K ディスプレイに接続しています。
▲▼購入直後にGoogle Chrome、ベンチマークアプリをインストールした後ですが、ストレージの空き容量は256GBのうち 約190GB。後ほど、Thunderbolt 4経由で外付けSSDを接続する予定です。
▼内蔵スピーカーの情報です。現在のところ、数時間の使用ですが、M2 Pro Mac miniよりも音量・音質ともによいように感じます。
▼16GBのメモリはLPDDR5、Micronのチップです。
ベンチマークスコア
Geekbench 5 / 6、CINEBENCH R23、SSDとメモリの速度のみとなりますが、実機で計測のベンチマークスコアを掲載します。
以下の記事にて、これまで実機で計測のGeekbench 5とCINEBENCH R23のスコアを一覧化していますが、M4 Macのシングルコアのスコアは強烈です。
PC 実機で計測、Geekbench CPU ベンチマークスコアの一覧、サクサクと動作するスコアの指標
CINEBENCH R23、ミニPC・ノートPC 30製品で計測のスコア一覧。キビキビ動作のスコアの指標
M1 MacとM2 MacをmacOS Sequoiaに更新、更新前後のベンチマークスコアを比較してみた
Geekbench 5
Geekbench 5のスコアは「シングルコア 2706、マルチコア 12427」。2つめの画像は M2 Pro Mac mini、3つめの画像はこちらの記事にて実機レビューの、Core i7-14700F / GeForce RTX 4060を搭載するWindows 11 デスクトップPCです。
M4 Mac miniはシングルコアのスコアは強烈な一方、マルチコアのスコアはM2 Proと同水準です。Windows 11 PCにおいては、Core i7-14700Fにおいても シングルコアのスコアは 2,000ちょっとであり、Windows 11 PCで、Mac 4を超えるスコアは そうそう出てこないように思います。
Geekbench 6
Geekbench 6のスコアは「シングルコア 3881、マルチコア 14886」。 Geekbench 5と同様に、2つめの画像は M2 Pro Mac mini、3つめの画像はCore i7-14700F / GeForce RTX 4060を搭載するWindows 11 デスクトップPCです。Geekbench 6においても、(以下の比較対象以外のPCのなかでも)シングルコアのスコアはダントツです。
CINEBENCH R23
CINEBENCH 23のスコアは「シングルコア 2272、マルチコア 13721」。比較対象は、同じく M2 ProCore i7-14700F / GeForce RTX 4060を搭載するWindows 11 デスクトップPCです。
Apple シリコンは全般的に マルチコアのスコアは控えめですが、M4のシングルコアのスコアでは、Geekbench 5 / 6と同様に、ハイエンドのWindows 11 デスクトップを凌駕しています。
SSD
256GB SSDの読み書きです。2つめの画像は M2 Pro Mac mini 512GB、3つめの画像は M1 MacBook Air 256GB。私はM2 Pro Mac miniの購入時に「256GB SSDは速度が出ない」との情報により、512GBを選択したのですが、M4も同傾向とも思えます(未確認情報です)。
M4 256GBのSSDは、読み書きともに 3,000MB/s未満となり、特にWriteは 2,000MB/s程度と控えめなスコアです。ただし、M1 MacBook Air 256GB / M2 Pro Mac mini 512GBと比較し、体感できる速度差はありません。
M2 Pro Mac mini 実機レビュー、ベンチスコアとシステム情報編。SSD 512GBのスコアは M1 256GBよりも多少高くて一安心
メモリ
メモリのベンチマークです。2つめの画像は、同じくLPDDR5 16GBのM2 Pro Mac miniです。何度か計測しましたが、M4はやや低いスコアとなっています。
まとめ
M4 Mac miniを受領後の取り急ぎの簡易レビュー・実機で計測のベンチマークスコアを掲載しました。シングルコアのスコアは想像以上に高く、M2 ProやハイエンドのWindows 11 PCのスコアを大きく凌駕します。
普段使いの体感レスポンスにおいては、M2 Proと比較し 大きく体感できるものではないものの、操作して即 よりキビキビと動作していることを感じ取ることができます。
その他の使用感の第一印象としては、以下となります。全般的に、SSDを256GBから512GBに、メモリを16GBから24GBにカスマイズする場合には +3万円と追加コストが大きくなりますが、エントリー構成では そのコスパ度は抜群です。
- やはり、USB-A ポートを装備して欲しかった。USB-A ポートがないことを失念し、開封直後にUSB マウスの接続のために探してしまいました。
- 電源ポートは背面にありますが、使用の都度 Mac miniの電源をオンにする方にとっては 課題となります。
- 所有するM 2 Pro Mac miniと同様に、負荷をかけた場合にも静音性を保持しており、作業に集中することができます。
- 内蔵のスピーカーは想像よりも音量・音質ともに良いもののです。MacBookほどの音質を期待すべきではないものの、ビジネス向けのWindows ノートPCよりも良い感覚です。
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