Amazonにて 久しぶりに Jumperのパソコンを参照していると、2021年2月27日現在 「EZBook X3 Premium」が Amazon’s Choiceとなっています。CPUにApollo Lake (Celeron) N3450、メモリ 8GBを搭載する 13.3インチノートであり、エントリークラスのPCですが、かつての人気製品「EZBook 3 Pro」と概ね同スペックとなり、ライトユースの2万円台(28,799円)の安価なパソコンとして、あるいはサブ運用のPCとしては、わるくはない選択肢です。今回は今更ながらに「Jumper EZBook X3 Premium」のスペックと特徴を確認してみました。
Jumper EZBook X3 Premiumのスペック
Amazon 製品紹介のテキストでは明記されていませんが、上の画像のとおりモデル名は「EZBook X3 Premium」。AliExpressなどの海外通販でも同名で販売されています。
CPU | Apollo Lake (Celeron) N3450 |
GPU | Intel HD Graphics 500 |
メモリ | 8GB DDR3 |
ストレージ | 128GB eMMC、2242サイズ M.2 SSDを増設可能 |
ディスプレイ | 13.3インチ、1920×1080、IPSパネル |
WiFi | 11b/g/n/ac |
Bluetooth | 4.0 |
ポート類 | USB 3.0 x 2、Mini HDMI |
サイズ | 31.5 x 20.8 x 1.8 cm、1.23 Kg |
OS | Windows 10 Home 64bit |
その他 | 日本語キーボードカバー付属 |
- 無印の「X3」はCPUがApollo Lake N3350であるのに対し、「X3 Premium」はApollo Lake N3450。型番は近く、双方ともにエントリークラスのCPUですが、私の両CPUの使用感では N3450がキビキビと動作します。
- N3350では、ある程度の高速タイピング時やWebサイトの表示でもモタつきを感じることもありますが、N3450は軽減されています。
- ただし、N3450も2017年のエントリー機に多く搭載されたCPUであり、利用範囲はWebブラウジングやWordなどのライトユースに限定されます。
- ストレージはSSDではなく eMMC。eMMCとSSDでは大きく体感できるほどの相違がないため、このクラスのPCでは eMMCで十分。
- このクラスの国産ノートでは、メモリ 4GB、液晶は視野角の狭いTNパネルとすることも多いのですが、メモリ 8GB、視野角の広いIPSパネルを搭載しています。
▼Apollo Lake N3350 / N3450のベンチマーク・体感レスポンスの相違は以下の記事を参照。
▲▼CHUWI / Teclast / BMAXなどの中国新興ブランドの製品と同様に、英語キーボードとなります。日本語キーボードカバーが付属しているようですが、私の判断としてはカバーを利用するよりも、以下のフリーソフト「Alt IME」を使用すべき。
このソフトにより、スペースキー両隣のAltキーのワンタッチで「英数・かなの切替」を行うことができ、慣れると日本語キーボードよりも快適にタイピング可能です。
Jumper EZBook X3 Premiumの外観
スペック・外観ともに、古くは2017年に発売の以下の「Jumper EZBook 3 Pro」と大きく変わらず。EZBook 3 Proは全面がアルミ製で(EZBook X3 Premiumの製品紹介には金属の表現がないため、樹脂製でしょう)、MacBook Airクローンのスタイルは当時としては衝撃でしたが、このスタイルのPCもすっかり見慣れてしまいました。
▼JumperのPCのデザイン上のさりげないメリットは、天板のロゴが小さく目立たないこと。従来のJumperのロゴから変更となりましたが、シンプルで好感が持てます。
▼USB Type-Cはありませんが、両サイドのUSB 3.0と、Mini HDMIを装備し拡張性は十分です。
▲他の多くのPCと同様に、背面から簡単にM.2 SSDポートにアクセスできます。EZBook X3 Premiumにマッチする 2242サイズのM.2 SSD 240GBの場合、5,000円弱で購入できます。
▲▼より安価なSSDも多く販売されていますが、OSクローンを行い起動ドライブとして利用する場合には、以下の記事で記載の大手ブランド(2242サイズのSSDの販売はTranscend)が、無料のOSクローンソフトを配布しており、TranscendのSSDを選択するのが無難です。
まとめ
今更ながらに「Jumper EZBook X3 Premium」のスペックなどを確認してみました。13.3インチのIPSパネル、CPUのApollo Lake N3450を搭載することについては、2017〜2018年にかけての人気製品「EZBook 3 Pro」と変わらず目新しさはありませんが、ライトユース目的・サブ運用のPCとしての購入はありです。
Apollo Lake N3350を搭載の無印の「EZBook X3」は、レスポンスの遅延をより感じるためにおすすめはしませんが、「EZBook X3 Premium」は普通に使える許容範囲のレスポンスです。
▼Amazonのモデルは128GBのeMMC、2021年2月27日時点のクーポン適用後の価格は 28,799円。AliExpressではほぼ同価格でSSD 128GBとなります。
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