Teclast F7 Air、1.18kgの軽量 14インチノートの特徴。Gemini Lake N4120搭載で一般的ながらもデザインは秀逸 | Win And I net

Teclast F7 Air、1.18kgの軽量 14インチノートの特徴。Gemini Lake N4120搭載で一般的ながらもデザインは秀逸

当サイトではアフィリエイト広告を利用しています。

ノートパソコンやAndroid タブレットを多く販売するTeclastより、14インチ 1.18kgと軽量の「Teclast F7 Air」がリリースされています。CPUにGemini Lake N4120、メモリ 8GB、SSD 256GBを搭載するエントリークラスのパソコンですが、軽さと優れたデザインを大きな特徴とする製品です。

中国ブランドのGemini Lakeを搭載する13.3インチ・14インチのパソコンは製品数が多く、飽和状態とも言えますが、軽さを強調することで差別化を図っており、Amazonで販売された際には、ある程度の注目を集める製品となる予感。

Teclast F7 Airのスペック

冒頭にも記載しましたが、Gemini Lake N4120、メモリ 8GB、SSD 256GBとなる本製品。基本スペックでは大きな特徴はありませんが、後段のデザインに注目です。

CPU Gemini Lake N4120
GPU Intel UHD Graphics 600
メモリ 8GB DDR4
ストレージ 256GB SATA M.2 SSD
ディスプレイ 14インチ、解像度 1920 x 1080、IPS
WiFi 11a/ac/b/g/n
Bluetooth 4.2
ポート類 USB Type-C、USB 3.0、USB 2.0、Mini HDMI
バッテリー容量 4250mAh
サイズ 33.20 x 20.90 x 1.43 cm、1.18kg
OS Windows 10 Home
その他 金属(アルミ、マグネシウム)製ボディ

 

キーボードにはバックライトが搭載されていませんが、14インチクラスでバックライトの需要がどれほどあるものか、疑問に感じます。この意味ではバックライトがないことはマイナスポイントにはならないと判断します。

CPUのGemini Lake (Celeron) N4120は、安価なPCに多く搭載されるものです。私の同クラスのCPUの使用感では、(他の記事で重ねて記載していることですが)Webブラウジングやブログの記事の編集、データ量や関数の多くないエクセル、ワードなどでは普通に動作します。

一方、頻繁にあるWindows 10の更新時にCPU使用率が100%となる時間が、Core iを搭載する上位機より長いことが大きな課題。このため、Windows 10の更新前後の使用は困難との割り切りも必要です。

 

▼CPU使用率が100%がとなることの関連記事。

Win 10 PC、レスポンスの大幅悪化時に確認すべき、システムプロセスの動作状況。代表事例は Windows Modules Installer Worker
久しぶりに、AtomやCeleronを搭載する エントリークラスのWindows 10 パソコンを操作していると、以前よりも大幅にレスポンスが悪化した感じることがあります。その要因は様々ですが、Windows 10の更新前後にシステムのプロ...

▼Gemini Lake N4120と同水準のPCのレビュー記事。

CHUWI LarkBox 実機レビュー、スマホより小さなボディでも実用的なミニPC。M.2 SSDも増設してみた
約6cm角で127gの小さなボディに、Gemini Lake J4115にメモリ 6GB、eMMC 128GBを搭載し、ライトユースでは十分に実用的なミニPC「CHUWI LarkBox」。世界最小のミニPCを謳う本製品は、クラウドファンデ...

Teclast F7 Airの外観

スペックはこのクラスとしては一般的である一方、デザインは秀逸な「Teclast F7 Air」。私としては、シルバーのボディだと更によかったように思います。

なお、掲載のイメージ画像は、厚みとディスプレイのベゼル幅をより薄く見せていると思われ、イメージ画像よりも厚い(太い)ことを前提にする必要があります。

 

▼ディスプレイ左右のベゼル幅は4.2mmと薄く(上のベゼル幅は不明)、ディスプレイ上のWeb カメラの部分が出っ張っています。外付けのWeb カメラの設置は、ディスプレイ面に干渉し難しいかも。

 

▼Teclast、CHUWI、BMAX、Jumperなどの中国新興ブランドの製品としては珍しく、ディスプレイは180°開きます。

 

▼ディスプレイはもちろん FHDのIPSパネル。ただし、製品紹介では グレア・ノングレアの別は読み取れず。

 

 

▼マイナスポイントとなるのが、キーボードの右端の一列。Enterキーの横に一列あり、私の同レイアウトのキーボードの使用例では、タイピング時にEnterキーと誤タイピングすることも多々あります。

また、キーボード右上に電源キーがあることに、使いづらさを感じる方も多いかと思います。ちなみに、私は慣れもあり、タイピング中に電源キーを押下することはありません。

 

▼サイドの厚みは実機よりも薄く見せていると思われます。フルサイズのUSB ポートは両サイドにあり利便性に貢献。Mini HDMIを装備していることから、USB Type-Cはデータ専用(映像出力、充電に対応せず)でしょう。

▲他の多くの製品と同様に、背面から簡単に M.2 SSDを換装することができます。

 

▼こちらが実機により近い、サイドの厚み。

まとめ

概ね同スペックとなる「Teclast F7 Plus」のAmazonでの販売価格は約 34,000円。一方、今回紹介の「Teclast F7 Air」のAliExpressでの価格は約 42,000円。約 8,000円の差額が、重量の相違 約300gの相違にペイするかが大きなポイント。F7 Airはデザインもより洗練されていることから、メインでの利用や外出先での利用も想定している場合には、F7 Plusよりも割高なF7 Airも わるくはない選択肢との認識です。

 

▼AliExpressでの2月21日時点の販売価格は、即発行のクーポンを利用して 送料無料の385.18ドル(約4万2千円)。

Teclast F7 Air (AliExpress)