Jumper EZBook 3 Proを所有する私としては、2017年10月前後から気になっていた機種がJumper EZBook 3SE。EZBook 3 Proよりスペックを落とし、13.3インチのIPSディスプレイを搭載して価格はUSD 169.99(2018年1月13日時点)。このEZBook 3SEをGeekbuyingさんからお借りしましたので、何回かに分けてレビューします。今回は、EZBook 3 Proと比較しつつの外観レビューです。
▼今回のレビューは、Geekbuyingさんよりお借りした、こちらの機種です。
Jumper EZBook 3SEのスペック
外観レビューに入る前に、EZBook 3SEの基本スペックの確認です。
以下は過去記事「13.3型IPSで2万円を切るWin10PC、EZBook 3SEがやはり気になる」の再掲ですが、比較対象としてEZBook 3 / EZBook 3 Proを掲載しています。
EZBook 3 Proと比較した場合のポイントは以下となります。
- EZBook 3 ProのCPUが4コアのCeleron N3450なのに対して、EZBook 3SEは2コアのN3350。
- メモリはEZBook 3 Proの半分となる3GB
- EZBook 3 ProのWifiはデュアルバンド対応なのに対して、EZBook 3SEはシングルバンド。
- EZBook 3 Proはアルミ製ボディですが、EZBook 3SEはプラスチック製。
- EZBook 3SEはSSD増設できず。
2018年1月13日のGeekbuyingでの価格は、EZBook 3 ProのUSD 234.99に対して、EZBook 3SEはUSD 169.99となり、その差はUSD 65。スペック・仕様の差が、この価格差に見合うものか、まずは外観から見ていきます。
なお、レスポンス、使い勝手のレビューは別記事にて搭載しますが、先にレスポンスの概要のみを記載すると以下となります。
- ベンチマークではAtom Z8350を搭載する機種(Chuwi Hi10 Pro、ベンチマーク、Wifi速度、メモリ使用量の実測。Atom Z3775、Celeron N3450搭載機との比較)より優位。
- Webサイト閲覧・動画視聴のライトユースのレスポンスは、Atom Z8350搭載機種と同等以上、Celeron N3450搭載のEZBook 3 Proよりもやや劣る。
- 上記のライトユースでは、メモリ3GBで十分。
Jumper EZBook 3SEの外観
スペック、使い勝手のレビューは別記事となりますが、外観に一部の使い勝手を添えてコメントします。
▼背面より。
ボディは全面ともプラスチック製ですが、アルミ調の塗装にスベスベとした触り心地であり、質感的にはわるいものではありません。
以降、2機種を並べて掲載している写真は、上がEZBook 3SE、下がEZBook 3 Proとなります。
▼左サイドより。
仕様では幅・高さともほぼ同じなのですが、EZBook 3SE(上)が僅かながらに大きく(高く)見えます。
素材については、遠目・写真でみると双方ともアルミ製のように見えますが、近くで見ると輝きが異なり、アルミ製・プラスチック製の差がわかります。前述のとおり、アルミ調塗装のEZBook 3SEの質感もわるいものではありません。
▼ポート部分を拡大。
左から、Mini HDMI、USB 3.0、電源となっており、位置関係も同じです。
▼先端部分。
その素材の違いからか(強度の保つためか)、プラスチック製のEZBook 3SEは天板・底版ともに、やや丸みを帯びています。
▲なお、ディスプレイを開く際の力加減は、(個体差かもしれませんが)EZBook 3 Proは硬めですが、EZBook 3SEはスムーズです。
▼右サイドのポート類。
左から、イヤホンジャック、USB 3.0、カードスロット。やはり写真では双方とも同じ素材に見えます。このあたりは、EZBook 3SEはプラスチック製とは言えども質感は高いとの認識です。
▼ヒンジ部分。
やはり、EZBook 3SEは僅かながらに大きいです。
▼ディスプレイを最大角度まで拡げた様子。
▼ディスプレイのベゼル幅の比較。
右がEZBook 3SEですが、ノングレア液晶と合わせたのでしょうか。ベゼル色は艶消しの黒です。ここは艶ありでもよかったかも。全般的にEZBook 3 Proがよりシャープなベゼルに見えます。
▲ここでのポイントは、ディスプレイの色合いの相違。EZBook 3 Proは青白い寒色系、EZBook 3SEは薄く黄色がかった暖色系と表現すればよいでしょうか。発色が明らかに違います。単純にどちらがよいと判断できませんが、よりシャープに見えるのはEZBook 3 Pro。
ただし、EZBook 3SEを単体で見た場合、感覚的には「やや画像の描写にメリハリがないかも」と思う程度で、もちろん不都合などはありません。
▼この角度でも、ディスプレイの発色の相違が明確にわかります。
▼正面から。
▼キーボード全体。
キーボードは、右下の左右矢印キーの大きさ、PrintScreenキーの有無(3 Proにはない)、ストローク、打鍵感覚ともにEZBook 3 Proとは別物。3SEのキーボードも大きな不都合はないものの、入力していてより心地よいのは3 Pro。詳細は別記事に記載しますが、3SEも使用直後からブラインドタッチでき、使用においては何の問題もありません。
▼キーの一部を拡大。
国内の一般的なキーボードと比べると、キーはやや硬め。打鍵音も僅かながらにカチカチ音が強め。前述のとおり、使用においては問題なくタイピングできます。
▼タッチパッド。左は3SE、右は3Pro。
手触り・スベリは3SEはザラザラ感があります。ただし、私の3 Pro バージョン3(現行はバージョン 4)はジャスチャー機能が使えないのですが、3SEは機能しています(3 Proの現行バージョンは、ジャスチャー機能を備えているようです)。
▼再び全体像。こうしてみると、なかなかの質感です。
まとめ
Jumper EZBook 3SEの外観を、3 Proと比較しながら見てきました。双方とも、セール・クーポンの有無により価格は流動的ですが、2018年1月14日のGeekbuyingでの価格は、EZBook 3 ProのUSD 234.99に対して、EZBook 3SEはUSD 169.99となり、その差はUSD 65。
3SEのプラスチック製ボディの質感もわるくないのですが、価格差がUSD 65ならスペックの相違と合わせ、やはりEZBook 3 Proのコスパ度が優位との認識です。
ただし、3SEの質感・スペックを大胆に犠牲にすることなく2万円を切る価格は魅力的。質感・スペック的にもサブ機・リビングでの家族共用として、選択候補の一つとなるでしょう。
▼Geekbuyingの販売サイト
Jumper EZbook 3SE
Jumper EZbook 3 Pro
コメント