中古のiMac 21.5インチを物色していたのですが、悩ましいのは4K 解像度モデルとすべきか、あるいはFHDモデルとすべきか?
というのも、4K 解像度版の設定は2015モデル以降となりますが、2015の4K モデルでは ほぼ例外いなく 液晶の四辺に赤みを帯びています。今さら FHDモデルでは魅力も薄れますが、FHDはディスプレイの劣化が少ないうえに、2014年モデルまでは ターゲットディスプレイに対応していることも大きなメリット。
結局、四辺に赤みのある 4Kの2015モデルを購入したのですが、4K モデルとFHD モデルの選択で悩んだ事項などについて記載します。
iMac 21.5インチ 2010〜2015年モデルの大きな相違
2022年9月17日時点で、中古としてはお手軽価格となる iMac 21.5インチ2010〜2015年モデルの大きな相違について記載します。なお、2009年モデルは CPUがCore 2 Duoとなるために範囲から外しています。
- 2010、2011年モデルは、光学ドライブを内蔵していることもあり、上の写真のとおり 厚みのあるデザインとなり、私が今でも使用の厚みがある「iMac 27インチ Mid 2010」を見ても無骨な印象があります。
- 2010、2011年モデルは、表面のガラスパネルが分離しており、また液晶もネジ留めのため、メモリやHDDの換装は、2012年以降のモデルと比較すると簡単。
- 2012年以降のモデルでは、ユーザーでメモリを換装できるのは 2012年モデルのみ(ただし、両面テープ留めの液晶を外す必要があります)。それ以降はオンボードのため増設・換装不可です。
- 2014年モデルまでは、例えば MacBookの映像をiMacに映し出す「ターゲットディスプレイ」に対応。ただし、iMacのOSは High Sierra以前などの前提条件あり。
- 2015年、2017年モデルは 4K 解像度・FHDの2つのバージョンがあり、CPUは4K 解像度モデルが上位(細かい点は抜きにして大枠での記載です)。
- 私が通販サイト・フリマで確認した範囲では、4K 解像度版において 2015年モデルでは例外なく、2017モデルは多くが、ディスプレイの四辺に赤みを帯びている。このために、価格も比較的 安価なのですが、これが最大の悩みどころ。
▼こちらは上記4の「ターゲットディスプレイ」の参考記事。私は「iMac 27インチ Mid 2010」にて ターゲットディスプレイを利用しています。
iMac 21.5インチ、4K モデルの赤み
ヤフオク、フリマ、国内通販の中古など、多くのiMac 21.5インチ 4K モデル版の液晶の写真・製品詳細を確認しましたが、2015年モデルではほぼ全て、2017モデルでも多くの場合、液晶の四辺に以下のような赤みを帯びています。
▲赤みの幅の程度の差こそあれ、同様の赤みです。フリマの製品情報を参照すると「赤みを開示していることは少ない」との記載がありましたが、私が参照する範囲では「赤みを記載していない製品が稀」です。その他の製品紹介の傾向(一部の例外コメントも含む)は以下です。
- 赤みの影響により、同じ2015モデルでも FHDモデルよりも安価な価格設定となっていることが多い。
- 赤みの写真、説明文でのみ赤みを掲載しているものの双方あり。割合的には写真を掲載している事例がやや多い。
- 赤みのみならず、ディスプレイ下の左右に曇りが生じている端末も少数あります。私が購入した 2015 4K モデルはこれに該当します。
- 27インチの5K 解像度版も同様に赤みが生じていることが多い。
- ごく稀にですが、赤みではなく 黄色がかった変色と記載している事例もあります。
赤みを承知のうえ、4K モデルを購入。FHDとの悩みどころ
私は液晶の赤みを承知のうえ、フリマにて 2015 4K 解像度版を購入(9月17日時点では到着待ち)しました。ただし、通常利用では 液晶の大きな劣化懸念の少ない FHD モデルがよいと思います。私はメインとしては M1 MacBook AirやMac mini、あるいは他のPCを使用し、気分転換のサブ的に、あるいは記事ネタとして iMac 21.5 4K モデルを使用するつもりです。
上記の「iMac 21.5インチ 2010〜2015年モデルの大きな相違」と重複しますが、4K モデルとFHD モデルの悩みどころは以下との認識です(実際に使用する前の想定のコメントも含みます)。
- 4K モデル、FHD モデルにしても、21.5インチでの実際の運用はFHD(4K モデルは、そのままでは文字などが小さすぎるため、擬似解像度での運用)。文字や映像ののクリアさでは4K モデルが優位と思えるが、21.5インチではそれほど大きな相違ではないかも。
- 赤みのある4K モデルでは、例えば Webサイトの参照など、赤みが映らないような使い方になると想定。この場合には赤みが気にならない
可能性もあり。2022年9月18日現在、実機で確認したところ、赤みのある四辺を使用しないようにすると、気になりません。 - メモリを増設可能な2012モデル(2010、2011モデルは厚みがあり魅力薄)、ターゲットディスプレイとして利用可能な 2014モデルまでも大きな魅力。
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