10インチのChromebook「ASUS C101PA」を所有する私ですが、Lenovoサイトを巡回していて気になった製品が、同じく10インチのChromebook「IdeaPad Duet」。C101PAは低い解像度のため、縦持ちにするとテキストのギザギザ感が目立つのですが、IdeaPad Duetは10インチのChromebookとしては珍しく、1920 x 1200の高解像度。今回はこのIdeaPad Duetを簡易的にC101PAと比較しつつ、スペックと特徴を確認してみました。
引用元
Lenovo IdeaPad Duetのスペック
Windows 10よりもかなり軽いOSである「Chrome OS」を搭載し、起動が速い、低めのスペックでもサクサクと動作することを特徴とする(反面、Google Chromeをメインとした使い方になります)Chromebookですが、IdeaPad Duetのスペックは以下です。
CPU | MediaTek Helio P60T、8コア |
GPU | Arm Mali-G72 MP3 |
メモリ | 4GB |
ストレージ | 128GB eMMC、Amazonモデルは64GB |
ディスプレイ | 10.1インチ、IPS、解像度 1920 x 1200、光沢あり、10点マルチタッチ |
WiFi | 11ac/a/b/g/n |
Bluetooth | 4.2 |
ポート類 | USB Type-C 電源兼用 |
カメラ | フロント 200万画素、リア 800万画素 |
サイズ、本体 | 239.8 x 159.8 x 7.35mm、450g |
サイズ、キーボード装着 | 244.9 x 169.3 x 18.2mm、920g |
その他 | ジャイロセンサー、加速度センサー、光センサー、ステレオスピーカー、マイク |
2020年10月11日時点の価格は、キーボードとスタンドカバー付属で、Lenovo 公式サイト では41,738円(税込、送料込)、Amazonでは 35,820円(クーポン適用後、ただし、64GB eMMC)とやや高いようにも感じるのですが、Chromebookとしては大容量のストレージと、使い勝手のよさそうなキーボード付属で納得。
何となくの比較ですが、手元にある上記リンク先記事に掲載の、ASUS C101PAとの比較でのコメントは以下です。
- Google Play アプリもインストール可能なChromebookですが、IdeaPad Duetに搭載のCPUは、ミドルレンジのスマホ・タブレットでの搭載事例もあるHelio P60Tですので、CPUの適合でアプリがインストールできずなどの現象も少ないかと思います(Amazonのレビューにも書き込みがあります)。
- 8コアのCPUでもスマホ・タブレット向けであるため、Windows 10PCのCPUほどに高スペックのものではありません。ただし、Chrome OSが軽いため、Webサイト閲覧や動画視聴としては十分であり、Windows 10では少ない4GBのメモリも、Chrome OSでは十分。
- 私にとって、本製品の最大のメリットはディスプレイの解像度が1920 x 1200であること。C101PAの解像度 1280 x 800では横持ちではよいものの、縦持ちにすると文字などの粗さが目立ちます。
- IdeaPad Duetの実機を確認していないのですが、質感としては(おそらくは)C101PAが優位。全面アルミ製のC101PAの質感はかなり高く、大げさに言えばMacBookを小型化したような雰囲気もあります(ただし、ディスプレイのベゼル幅は極太)。
- 気になるのは、USBポートが電源兼用のUSB Type-Cのみであること。マウスを接続する場合にはBluetoothマウスとなります。
- 一方のC101PAは、USB Type-C x 2にフルサイズのUSBを備えています。
- 本製品にキーボードを接続時に重量は、C101PAと同水準の920g。通勤時の持ち運びも苦になりません。
▼Helio P60TとHelio P60の相違は明確ではありませんが(私が追及しきれていない)、Helio P60搭載の10インチ Android タブレットとしては、以下の「CHUWI HiPad X」があります。解像度も1920 x 1200と同じ。
なお、「Chromebookでも在宅勤務が可能」とする記事もありますが、私の見解ではChromebookは在宅勤務で使用するパソコンの代替とはならず。Chromeはサクサクと動作すると言えどもスペックは低いために、在宅勤務ではChromeを利用したメールの送受信は返信などにとどめるべきです。
Lenovo IdeaPad Duetの外観と機能性
USBポートがUSB Type-Cのみであることはさておき、外観で気になるのは付属するスタンドカバーの材質と質感。FHDと容量の大きいeMMCのため、Chromebookとしては高価な部類の製品ですので、より高品質に見えるカバーがよりよいと思います。サードパーティー製を探すも、ほどよいカバーが見つからず。
▲▼上の画像は所有するASUS C101PAの実機の写真ですが、極端に太いベゼル幅に対して、本製品のベゼル幅は一般的なAndroidタブレットと比較しても細いです。このベゼルの細さもあり、C101PAの横幅が263mmであるのに対して、 IdeaPad Duetは244.9mm(キーボード、カバー装着時)。約20mmもコンパクトです。
▲上の画像は英語キーボード(英数・かな変換は、Altとスペースの同時押し)ですが、キーピッチも大きく見え、Lenovoのことですのでタイピングに課題はないでしょう。
▼アイスブルーとアイアングレイのツートンカラーは賛否両論があるかもしれませんが、私としては許容範囲。
▼①はUSB Type-C、②は電源、③は音量調整ボタン。欲を言えば、逆サイドにフルサイズのUSBポート、PCライクにマウスを使用することを考慮すると、電源は左が望ましいかも。
まとめ
GoogleChromeのメイン利用を前提とするChromebook。軽めのChrome OSでサクサクと動作するうえに、起動・終了が速いことを大きな特徴としますが、このLenovo IdeaPad Duetはベゼル幅が狭くてコンパクト、さらには10インチにしてFHDの解像度であることが大きな特徴。USBポートが少ないことが気がかりですが、10インチクラスのChromebookをお探しなら、筆頭候補となる製品です。
▼公式サイトとAmazonはこちら。Amazonで販売のモデルはストレージが64GB(公式サイトは128GB)であることに要注意です。
▼Amazonでは、5月9日まで 9,900円オフのクーポン利用により 28,266円で販売しています。
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