中古価格 11千円、IdeaPad D330のスペックとレスポンスを確認してみた。2019年発売のエントリー機ながらも、この価格は魅力大 | Win And I net

中古価格 11千円、IdeaPad D330のスペックとレスポンスを確認してみた。2019年発売のエントリー機ながらも、この価格は魅力大

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Amazonで販売の中古PCのうち、「Lenovo IdeaPad D330」が人気製品となっています。CPUはGemini Lake N4000、メモリ 4GB、10.1インチの液晶はHD画質と、2019年の発表当時としても エントリースペックのPCですが、2024年8月6日現在のAmazon 価格 11,000円と、安価なことが人気のポイントです。

そこで今回、「Lenovo IdeaPad D330」のスペックとレスポンスをあらためて確認してみました。

販売元・引用元

Lenovo IdeaPad D330、Amazon

Lenovo IdeaPad D330、公式ストア

 

Lenovo IdeaPad D330のスペック

記事内の画像は英語キーボードですが、販売モデルは日本語キーボードです。なお、Lenovo 公式サイトでの製品の発表日は 2019年8月23日、2024年8月現在では 4年落ちの製品です。

 

CPU Gemini Lake (Celeron)N4000、2コア2スレッド、最大 2.6GHz
GPU Intel UHD Graphics 600
メモリ LPDDR4 4GB オンボード
ストレージ eMMC 64GB
ディスプレイ 10.1インチ、解像度 1280 x 800、IPS、光沢、10点 マルチタッチ
WiFi 11ac/a/b/g/n
Bluetooth 4.3
カメラ 200万 / 500万画素
バッテリー 2セル リチウムイオンポリマーバッテリー
サイズ (本体)約 249x178x9.5mm、約600g

(合体時)約 249x188x18.5mm、約1.135kg

OS Windows 11 Pro あるいは Windows 10 Pro
その他 ステレオスピーカー、指紋認証なし、SIMフリー

 

約4年落ちの製品、当時としてもエントリークラスのPCであり、スペック・中古としての注意事項は以下です。なお、N4000のレスポンスは後述しています。

  • メモリはオンボードの4GBであり、Windows 10 Pro / Windows 11 Proともに メモリ不足は否めず。ただし、私のメモリ 4GBの使用感では、Web サイトのブラウジング、Wordなどの軽作業では何とかなります。
  • ストレージはSSDではなく、eMMC 64GB。容量は少ないですが、Windowsの起動や終了など、遅さを感じるものではありません(SSDよりは遅いものの、大きく体感できるほどではありません)。
  • CPUのGemini Lake (Celeron) N4000は、Alder Lake-Nも含めると、Jasper Lakeの前世代、3世代前のモバイル向けのCeleronです。ただし、正式にWindows 11のシステム要件を満たしています。
  • 10.1インチではFHDの端末も多数ありますが、解像度 1280 x 800のHD画質。私の同クラスの液晶の使用感では、文字表示のドットが多少 気になります。
  • 中古PCですので、バッテリーの劣化、液晶のコーティング剥げがあることを認識する必要があります
  • イメージ画像のとおり、最近の2 in 1 PCと比較すると、ディスプレイのベゼル幅は太いもの。

 

▼HDMI ポートがありませんが、USB Type-Cは映像出力に対応しています。USB-A ポートは、キーボードの両サイドに装備されており、マウスなどの接続の利便性は高いもの。

 

▼キーボード脱着式の2-in-1ですので、以下のように動画視聴モードなどで楽しむことができます。

 

Celeron N4000のベンチスコア、体感レスポンス

現在、Celeron N4000を搭載するPCを所有していませんが、ほぼ同じベンチスコア・レスポンスとなる N4020のPCは、以下の記事にてレビューしています。

ASUS E210MA 実機レビュー、コンパクトボディにCeleron N4020の動作は実用的

 

▲上の画像は、上記のN4020を搭載する「ASUS E210MA」にて計測の、Geekbench 5のスコアです。こちらの記事にて、これまでにレビューしたPCのGeekbench 5のスコアを一覧化しています。

このなか、メジャーなPCとしては、Pentium 4415Yを搭載する「Surface Go 初代」と概ね同水準。私が所有する Surface Go 初代(メモリ 4GB、Windows 10 Home)のレスポンスは以下となり、N4000も概ね同様です。

  • Windowsの更新などのシステムプロセスがバックグラウンドで動作していない際には、Web ブラウジングやWordなど ある程度は普通に動作します。
  • 「ある程度は普通に動作」と表現しましたが、例えば インテル 第6世代以降のCore i5などと比較すると、遅さを感じます。動作がワンテンポ遅れるイメージです。
  • 上記のWindowsの更新などのシステムプロセスがバックグラウンドで動作している際には、CPU使用率が100%となる時間が長く、使用に耐えなくなります。この場合に備えて、Windowsの更新をストップする手段もあります。

 

▼上記で記載の、Windows 11の更新を手段はこちら。エントリースペックのPCには特に有効です。

Windows 11の標準機能により、更新を一時停止する手順。更新前後のレスポンス悪化の回避に有効

Windows 11、更新を常時停止する手順。更新前後のレスポンス悪化の抑制に有効

 

まとめ

今更ながらに、2019年8月に発表の「Lenovo IdeaPad D330」のスペックとベンチスコアを確認しました。Amazonにて人気の中古の製品ですが、中古のために バッテリーの劣化・液晶のコーティング剥げなどを認識のうえ、2019年当時としてもエントリークラスのスペックであることに留意する必要があります。また、液晶の解像度がHDであることも、マイナスポイント。

ただし、上記を考慮しても、Lenovoの製品で、中古価格 11,000円は大きな魅力です。

 

 

▼端末全体のイメージとしては、以下の「CHUWI Hi10 X」が近いです。

CHUWI Hi10 X 実機レビュー、Gemini Lake N4100搭載でHi10 Pro / Airより快適さは大幅アップ、WiFiの安定度も大きく改善
Gemini Lake N4100を搭載のCHUWI Hi10 X。Hi10 Pro、Airから大幅スペックアップ。Hi10 Proでは遅延を感じていた動作も、CPUの恩恵によりサクサクと動作し、Hi10 Proで課題のWiFiの安定度・速度も大きく改善
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