2018年11月にリリースされたHuawei Honor 10 lite。国内未発売のモデルとなりますが、Huawei nova lite 3の発売にあわせ、日本で人気のHuawei P20 liteとスペックを比較しつつ、Honor 10 liteの特徴を確認してみました。
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Huawei Honor 10 liteのスペック
主要スペックを、nova lite 3、P20 lite、Honor 10と比較してみました。
※ Honor 10 liteは、Huawei公式サイトを参照すると、メモリは3GB / 4GB / 6GB、ストレージは32GB / 64GBがあるのですが、上表ではGearBestでの販売モデルの3GB / 64GBとしています。
※ LTE対応バンドは割愛していますが、国内未発売のHonor 10 liteはドコモのプラチナバンド B19には対応していません。
※ Honor 10 liteの顔認証の有無は未確認です。
主にnova lite 3と比較しつつのスペックの特徴は以下となります。スペック・サイズ感からも明らかなとおり、Honor 10 liteとnova lite 3はほぼ同じと言ってもよいでしょう。
CPU、SoC
Honor 10 lite / nova lite 3ともに、CPUはKirin 710を搭載していますが、その実力はいかがなものか。海外サイトからの引用では以下となります。
- HKirin 710のAnTuTu ベンチマーク v7のスコアは、12万台後半から14万前後(Helio P60と同等水準)。私はスコア 10万越えで十分満足なのですが、普段使いならサクサクです。
- 「普段使いならサクサク」と表現しましたが、海外サイト「Easy Read! Kirin 710 Vs Snapdragon 710 Vs Kirin 659」からの引用では、GPUはMali-G51を搭載いていますが、そのGPU ベンチマークスコアはSnapdragon 710、Helio P60に劣り、過度に負荷のかかるゲームでは厳しくなるでしょう。
- 一方、AnTuTu ベンチマーク v7のスコアが8万台後半のKirin 659(P20 lite)と比較すると、CPU / GPU ともにスペックアップしています。単純なベンチマーク比較となりますが、上記リンク先記事(オリジナルはHuawei公式)では、「CPUパフォーマンスでは single-coreが75%アップ、multi-coreが68%アップ。GPUのMali-G51 MP4 GPUは、Kirin 659のMali-T830より、130%パワフル」としています。
▼上記で引用したHelio P60を搭載するUmidigi F1。レスポンスはよいものの、カメラの実写は赤味が強いとのコメントが散見されます。
ディスプレイ
ディスプレイはnova lite 3と同じく6.21インチ、解像度は2340 × 1080となっています。ノッチ部分を一般的な台形ではなく しずく型とすることにより、画面占有率を90%超に引き上げていることが大きな特徴。アスペクト比も19:9ではなく、19.5:9となっています。
なお、横幅は5.2インチクラスと表現しており、73.64mmの横幅で片手でも十分にホールドすることができます。
カメラ
Huawei公式サイトでは、その製品紹介の大半がカメラに関する事項となり、カメラの性能を大きくアピールしています。
▲▼フロントカメラは2400万画素のAIカメラを搭載し、自撮りの際には8種類の背景を感知し、リアルタイムで写真を最適化してくれます。また、「年齢、性別、肌の色合い」に応じてカスタマイズも可能なようです。
▼一方のリアカメラはF1.8の1300万画素と被写界深度測定用の200万画素の構成。立体感のある写真やボケ味のある写真を撮影することができます。また、22のカテゴリ―をリアルタイムで識別し最適化するAI認識を備えています。
WiFi、電源、その他
スペックでも記載していますが、Huawei Honor 10 liteはグローバルモデルであるため、ドコモのB19 プラチナバンドには未対応であるため注意が必要です。
また、nova lite 3ともに、WiFiは11a/acには未対応となり、電源はUSB Type-Cではなく、Micro USBとなります。このあたりは、エントリークラスとしてのlite版と通常版の差別化でしょうか。
まとめ
Huawei nova lite 3の海外版とも言えるHonor 10 lite。相違は国内版のnova liteはドコモのプラチナバンドに対応していること、Honor 10 liteはメモリ・ストレージのバリュエーションがあることですが、どちらもコスパが高いことには変わりなく、2万円台でレスポンス・カメラともにエントリークラス以上の機種を求める場合には購入候補となるでしょう。
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