私は10インチクラスの携帯用PCとしてSurface Goを利用しているのですが、Gemini Lake N4100を搭載するCHUWI Hi10 Xの体感レスポンスは、Surface Goと同水準のような感覚です。以前、Surface Goのレビュー記事を投稿した際には、Surface GoのCPUである「Pentium Gold 4415Y」は、Gemini Lake N4100と同水準のベンチマークスコアであることを確認したのですが、あらためて、CHUWI Hi10 XとSurface Go 実機のベンチマークスコアを比較してみました。
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スペック比較
CHUWI Hi10 XとSurface Goのスペックと価格を簡易的に比較してみました。ちなみに、私がAmazon USAで購入した Surface Goは、日本で未発売のメモリ 4GB / 128GB PCIe SSDのモデルです(Officeなし)。
解像度やポート類も異なりますが、大きな相違はCPU。CHUWI Hi10 Xが多くのエントリークラスのPCに搭載されている Gemini Lake N4100であるのに対して、Suface Goは搭載例の少ない Pentium Gold 4415Y。
その他の部分では、以下などが異なります。
- 解像度は僅かにHi10 Xが優位ですが、僅差のため目視しても違いはわからず。
- Hi10 XのUSB Type-Cは2.0となり、外部出力には対応していません。
- 横幅はHi10 Xが約9mm長いのですが、これはベゼル幅の相違によるものでしょう。
- タブレット単体の重量は、偶然にも 522gと同じ。
▼CHUWI Hi10 Xの外観。Atom Z8350を搭載するHi10から変更のない外観であり、ベゼルはやや太め。
▼Surface Goの外観。ディスプレイの色合いは、Hi10 Xより自然(Hi10 Xのディスプレイもよいものです)。キーボード・タッチパッドの使い勝手のよさは、さすがにMicrosoft 謹製です。
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価格比較、Hi10 XはSurface Goの半値以下
記載するまでもなく、日本で販売のSurface Goは、正規の価格のOffice 2019が付属しているために割高。以下の記事で記載していますが、私は約1年前の2019年3月に、Amazon USAから、メモリ 4GB / 128GB PCIe SSDのOffice なしモデルを545.75ドルで購入しました。
Surface Goを注文した背景と利用目的。10インチでキーボード込み800g未満の軽さは大きな魅力
上記のUSAモデル(キーボード付き)をベースとした場合にも、Surface Goの545.75ドルに対して、CHUWI Hi10 Xのキーボード・スタイラスペン付きのBanggoodのクーポン価格は 249.99ドル。半値以下となっています。
▼Banggoodのキーボード・スタイラスペンのセット販売情報。クーポン「BGa75ce2」の利用により 249.99ドル
CHUWI HI10 X、キーボード・スタイラスペン セット
▼タブレットの単体は、クーポン「BG71d31c」の利用により 199.99ドル。
▼Amazon 日本サイトのSurface Goは割高であるため、参考表示です。
ベンチマークスコア比較
CHUWI Hi10 XとSurface Goのベンチマークスコア比較です。双方ともに、ゲームなど重たい処理には向きませんので、Geekbench、ドラクエベンチマークの軽めなソフトでの計測です。
結果としては、GPUは明らかにSurface Goが優位ですが、CPUベンチマークスコアはほぼ同水準。オフィスソフトなどの体感レスポンスでも、どちらが優れているとも言えず、CHUWI Hi10 X、Surface Goともにライトユースではサクサクと動作します。
▼Geekbench 5のCPUベンチマークスコア。普段使いに影響するシングルコア、メディア関連に影響するマルチコアともに、Hi10 Xがやや優れています。
▼Geekbench 4のシングルコアでは、Surface Goが優位な結果に。
▼ドラクエベンチマークのスコアは圧倒的にSurface Goが優位。Gemini Lake 搭載機に共通ですが、Gemini LakeのスコアはApollo Lakeよりも劣ります。
▼ストレージのCrystalDiskMarkは、eMMCとPCIe SSDの差もあり、スコアの差はかなりあります。体感的にも Surface Goが速いのですが、それほど大きな体感差ではありません。
まとめ
CHUWI Hi10 XとSurface Goの実機でのベンチマークスコアを比較してみました。GPUはSurface Goが大きく優位ですが、CPUベンチマークスコアは同水準と言えるでしょう。ライトユースでの体感レスポンスも同水準。
Surface Goは割高なため、比較対象がよくないのですが、Surface Goの半値以下のCHUWI Hi10 Xのコスパ度は圧倒的。ただし、双方を所有している私としては、重量やキーボード・タッチパッドなども含めた全般的な使い勝手としては、Surface Goが優れています。
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