国内外通販において多くのミニPCを展開するGMKtecより、CPUにAMD Ryzen 9 7940HSを搭載する「GMKtec K4」がAliExpressにて販売されています。DDR5 5600MHz メモリにPCIe 4.0 SSDと、CPUに見合うバランスのよいスペックです。
今回は、「GMKtec K4」のスペックの確認とともに、先行してリリース(予約販売)の「MINISFORUM UM790 Pro」「Beelink GTR7 Pro」との価格を比較してみました。
引用元、販売元
GMKtec K4のスペック
上の画像に「Easy DIY」とありますが、天板が簡単に開き、メンテナンスしやすいことも特徴の一つです。
CPU | AMD Ryzen 9 7940HS、8コア16スレッド |
GPU | AMD Radeon 780M 12 コア 2700MHz / 2800MHz |
メモリ | 最大 64GB DDR5 5600MHz、2スロット |
ストレージ | 最大 1TB M.2 PCIe 4.0 SSD、M.2 PCIe 4.0 SSDを増設可能 |
WiFi | WiFi6 |
Bluetooth | 5.2 |
ポート類 | USB4、USB 3.2 x 3、USB 2.0、HDMI x 2、有線LAN |
サイズ | 120 x 110 x 40mm |
OS | Windows 11 Pro |
その他 | 筐体は金属製 |
AMD Ryzen 9 7940HSを搭載するミニPCとしては、以下の2製品が先行してリリース(予約販売)されています。これらと比較すると「GMKtec K4」はポート類や機能など、CPU以外はミドルレンジクラスのミニPCと大差ないイメージです。


同じく AMD Ryzen 9 7940HSを搭載する「MINISFORUM UM790 Pro」「Beelink GTR7 Pro」との比較も含め、CPU以外の「GMKtec K4」のスペックの補足は以下です。
- サイズは「MINISFORUM UM790 Pro」の130 × 126 × 52.3mm、「Beelink GTR7 Pro」の168 x 120 x 49mmに対して、「GMKtec K4」は 120 x 110 x 40mmとコンパクト。この一回り小さなサイズが、冷却にどのように影響するかもポイントの一つ。
- 冷却において、「MINISFORUM UM790 Pro」はCPUの冷却には液体金属を採用し メモリとSSDの冷却板があり、「Beelink GTR7 Pro」はファンを2個(CPU、メモリ・SSD用)搭載しているのに対して、「GMKtec K4」は大きなファンでの対応。
- 「MINISFORUM UM790 Pro」と「Beelink GTR7 Pro」は USB4を2ポート搭載していますが、「GMKtec K4」は
未搭載。Amazonでの販売情報によると、前面にUSB4ポートを搭載しています。 - 「GMKtec K4」のSSDのReadは 3300MB/sと速度は控えめ。発熱を考慮しているように思います。
▼「GMKtec K4」は、ミニPCとしては大きなファンを搭載しているように見受けられます。
▼高スペックながらも、ポート類はUSB Type-C USB4、USB 3.2 x 3、USB 2.0、HDMI x 2、有線LANと、エントリークラスからミドルレンジのミニPC並みです。USB Type-Cは記載がないことからデータ専用と思われます。
▲▼2023年6月の記事投稿時には「USB4ポートを未搭載」としていましたが、前面に搭載していました。これにより、映像出力、以下の記事で掲載のように 外付けGPUボックスの接続も可能です。

▲▼天板はネジを外すことなく簡単に開く仕様であり、メモリの増設・換装、SSDの換装が行いやすいです。また、万一、熱の課題を抱えていた場合、天板を外して USBファンなどにより冷やすこともできます。

Ryzen 9 7940HSのパフォーマンス
4nmプロセス、Zen4 アーキテクチャのRyzen 7040シリーズのなかでも ハイエンドとなる Ryzen 9 7940HSを搭載しています。
以下のグラフは、モバイル向けの主だったCPUのGeekbench 5のスコアをグラフ化したもの(実機で計測のPCのスコアは、こちらの記事に掲載しています)です。Ryzen 9 7940HS / Ryzen 7 7840HSのスコアは海外サイトから引用のスコアですが、Ryzen 9 7940HSは 私がメイン使用のM2 Pro Mac miniよりも高いスコアとなり、普段使いでは快速です。
競合製品との価格比較
前述のとおり、Ryzen 9 7940HSを搭載し競合するミニPCは、「MINISFORUM UM790 Pro」と「Beelink GTR7 Pro」です(リンク先は個別の紹介記事)。
機能が豊富な順では、「Beelink GTR7 Pro(注1)」「MINISFORUM UM790 Pro(注2)」「GMKtec K4」となりますが、メモリ 32GB / ストレージ 1TBに統一した場合の価格は以下です。なお、MINISFORUM 公式ストアは円表示ですが、USストアにて USD価格を確認しています。
注1)USB4 x 2、PCIe SSD ポート x 2、指紋認証を搭載
注2)USB4 x 2、PCIe SSD ポート x 2を搭載
ポート類が控えめな「GMKtec K4」が最も安価と思いきや、「MINISFORUM UM790 Pro」のコスパのよさが際立ちます。「GMKtec K4」は今後の値下げに期待です。
- 「GMKtec K4」は739.99ドル(60ドルオフクーポンの適用後)、AliExpressはこちら
- 「Beelink GTR7 Pro」は800ドル(60ドルオフクーポンの適用後)、AliExpressはこちら
- 「MINISFORUM UM790 Pro」は 699ドル、MINISFORUM 公式ストアはこちら。
▼競合する「MINISFORUM UM790 Pro」
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