Alder Lake N100を搭載していたミニPC「GEEKOM AIR12」が、Twin Lake N150にスペックアップし販売されています。
従来のN100 モデルや同社の上位モデルと同様に、スチール製のインナーフレームと底板を採用し、他のN150 ミニPCよりも剛性を確保していることが最大の特徴です。また、DP / Alt モードに対応のUSB Type-C ポートを搭載しています。
GEEKOM AIR12 N150モデルのスペック
上の画像左下の金属製のフレームと底板のほか、下のスペックのとおり、Alt モード対応・データ専用の2つのUSB Type-C ポートを備えることも特徴です。
なお、もはや記載不要かと思いますが、Alder Lake N100とTwin Lake N150のベンチマークスコアと体感レスポンスは同水準。インテル 第8世代のCore i5-8350Uと同程度には動作し、Web サイトのブラウジングや在宅勤務などの軽作業では十分なレスポンスです。
▼映像出力は、HDMI / USB-C / Mini DPの3系統です。
CPU | Twin Lake N150、4コア4スレッド |
GPU | Intel UHD Graphics |
メモリ | 16GB DDR5 4800MHz、スロット形式(1スロット) |
ストレージ | 2280サイズ M.2 PCIe 3.0 x 4 512GB、PCIe / SATAの双方に対応 |
WiFi | WiFi6 対応、11 a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 5.2 |
ポート類 | USB-A 3.2 x 3、USB-C(Alt モード対応)、USB-C データ専用、HDMI、Mini DisplayPort、有線LAN、3.5mm ヘッドホンジャック |
サイズ | 109.1 x 107.63 x 35.56mm |
OS | Windows 11 Pro |
▼Alder Lake N100 / Twin Lake N150のミニPCの場合、ポート類がひかえめなことが多いのですが、前述のとおり、本製品は2つのUSB Type-C ポートを備えています。
うち、一つはAlt モードに対応していますので、PD対応の外部モニターの場合、ケーブル1本の接続で「AIR12」への給電とモニターへの映像出力も可能でしょう。ただし、DCポートを備えていますので、一般的にはDCポートでの電源確保が無難です(私は他のミニPCのAlt モードの使用で、文鎮化したことがあります)。
内部の構成
繰り返しの記載ですが、同社の上位機と同様に、金属製のフレームと底板により、このクラスとしては珍しいほどの剛性を確保していることが最大の特徴です。
筐体やポート類の構成は異なりますが、以下の記事にて実機レビューの「GEEKOM AIR12 Lite」の内部が同様の構成ですので、参考までに記載します。

▼AIR12 N150モデルの内部の構成です。上から2番目のインナーフレーム、金属製の底板が大きなポイント。なお、右下に「工具不要、5秒のインストール」とありますが、底板はプラスネジで固定されていますので、ドライバーが必要です。
▼前述のAIR12 Liteの内部の構成と底板です。内部にスチールのフレームがあることがわかります。

▲▼こちらは「GEEKOM A5」の実機レビュー記事と底板ですが、「AIR12」は「A5」の底板に近い構成ですね。
価格情報
2025年6月21日現在、「GEEKOM AIR12 N150モデル」のAmazon 価格は 27,990円。他社のN150を搭載するミニPCと比較すると割高ですが、また、SSDを増設することができないものの、USB Type-Cを2ポート、剛性の高いフレームを考慮すると妥当な価格との認識です。
なお、Amazonの同一ページにて、AIR12 LiteのN150モデルも販売されています。
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