ミドルレンジからハイエンドまで、多くのミニPCを展開する「GEEKOM」より、CPUにRyzen 9 8945HS、あるいはRyzen 7 8845HSを搭載する「GEEKOM A8」が販売されています。
Mac miniに似た雰囲気の角に丸みがある筐体ですが、先行販売の「GEEKOM A7」と同一筐体を採用するスペックアップ版です。
引用元・販売元
GEEKOM A8のスペック
従来モデルの「GEEKOM A7」は以下の記事にて紹介しています。「A7」と「A8」は同じ筐体を採用していますが、Ryzen 7番台を搭載するミニPCが「A7」、Ryzen 8番台を搭載するミニPCが「A8」となります。
GEEKOM A7、Ryzen 9 7940HS / Ryzen 7 7840HS搭載 ミニPCのスペックと特徴
CPU | AMD Ryzen 9 8945HS / Ryzen 7 8845HS、Zen4 アーキテクチャ、8コア 16スレッド |
GPU | AMD Radeon 780Mグラフィックス |
メモリ | DDR5 5600 32GB、最大 64GB |
ストレージ | M.2 2280 PCIe 4.0 SSD 1TB / 2TB |
WiFi | WiFi6E 対応 |
Bluetooth | 5.2 |
ポート類 | HDMI x 2、USB4、USB-C 3.2 Gen 2 PD対応、USB-A Gen 2 x 3、USB-A 2.0、有線LAN |
サイズ | 112.4 x 112.4 x 37mm |
OS | Windows 11 Pro |
その他 |
スペックの補足は以下です。
- 「A7」はRyzen 9 7940HS、あるいはRyzen 7 7840HSを搭載していますが、「A8」はRyzen 9 8945HS、Ryzen 7 8845HSにスペックアップ
- 「A7」では 2242サイズのM.2 SATA SSDを増設可能でしたが、「A8」では増設不可となっています。おそらくは、スペックアップに伴い、SSD 増設のスペースを冷却対応にあてたものだろうと推察します。
- 「A7」と同じアルミ製の筐体を採用しています。縦横は 112.4mmと、このスペック帯のミニPCとしては コンパクトな部類です。
- 私が認識するミニPCの大手ブランドは、MINISFORUM、Beelink、GEEKOM、GMKtecです。うち、MINISFORUM ミニPCのOSが、Windows 11 ProからHomeへと変更となったなか、GEEKOM ミニPCは Windows 11 Proの搭載を継続しています。
▼ストレージはPCIe 4.0 SSD、メモリはDDR5 5600と、双方ともに高速なパーツを搭載しています。また、GEEKOMのミニPCは、メモリ・ストレージともに 大手ブランド「Lexar」の製品を搭載する傾向があり、この点においても安心感があります。
▼映像出力は、HDMI x 2個、USB4、USB-C DPの4系統。USB4は背面に配置されています。
▼Core i9-13900Hを搭載する「IT13」は CPUファンの音量が大きく、「A7」においてもファン音量が気がかりでしたが、大きな音量ではないようです。同一筐体を採用する「A8」においても、同様かと思われます。
価格情報
2024年5月25日現在、GEEKOM 公式サイトの価格は以下です。
- 「A8」のRyzen 9 8945HS / メモリ 32GB / SSD 2TBのセットモデルは 132,000円
- 「A7」のRyzne 9 7940HS / メモリ 32GB / SSD 2TBのセットモデルは 118,000円
もう少し価格差があると思ったのですが、14,000円の差額におさまっています。在宅勤務などの普段使いでは、両者に体感できるレスポンスの相違はありませんが、この価格差をどうみるか。私個人としては、この価格差では「A8」がおすすめです。
▼2024年7月20日現在、公式ストアではクーポンを配布しており、Amazonより安価です。
▼「A8」と同じく AMD Ryzen 9 8945HS / Ryzen 7 8845HSを搭載する「AE8」も販売されています。「AE8」と筐体違いとなり、やや安価です。
▼こちらは「AE8」と同じ筐体を採用する「AE7」の実機レビュー記事です。
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