Android スマホにおいては、背面の指紋認証よりも、サイドの電源ボタン兼用の指紋認証が利便性の高いものと認識でした。ところが、指紋認証がサイドにあるスマホを購入し、実際に双方の使い勝手を比べてみると、私の場合には背面の指紋認証がより効率的。今回のその理由について記載します。
前提、比較対象としたスマホ
背面とサイドの指紋認証がどちらが効率的かについては、スマホのサイズや製品の指紋認証の精度、個人の感覚などで異なりますが、私が比較対象としたスマホは以下です。
- 背面の指紋認証は、Xianomi Redmi Note 8 Proを使用。ディスプレイサイズは6.53インチ
- サイドの指紋認証は、realme 7 5Gを使用。ディスプレイサイズは6.5インチ
いづれも、価格としては2万円台ですが、スペック的にはミドルレンジとハイエンドの中間あたり。双方ともに指紋認証の精度は高く、顔認証も備えています。ディスプレイサイズは、仕様的には0.03インチの相違ですが、幅はNote 8 Proよりもrealme 7 Proが狭いもの。ただし、ケースを装着した場合にはほぼ同サイズです。
▼それぞれのスマホの実機レビュー記事は以下です。
背面 vs サイド、指紋認証の使い勝手
背面とサイドの指紋認証の使い勝手を簡潔に記載すると以下となります。
- 指紋登録の初期設定は、認証面積の大きな、背面の指紋認証が簡単、短時間で完了。
- スリープからの復帰では、電源ボタンを兼ねたサイドの認証が便利。
- ただし、アプリの各種ログインで指紋認証を使用している場合には、背面の指紋認証が効率的。6.5インチともなると、通常のスマホの持ち方ではサイドの認証ボタンに指が届かず。
- 総合的には、私にとっては背面の指紋認証が効率的。
上記のポイント、以下の具体事項は、私が使用しているスマホでのことであり、一般的には異なる可能性もあります。
指紋登録の初期設定
上の写真のとおり、背面の指紋認証はサイドに比べると面積が大きなことは明らか。この面積の相違にあわせて、スマホへの指紋登録に要する時間も背面がより短時間で完了です。
私が所有のサイドの指紋認証を持つ「realme 7 5G」は、スマホとしてはミドルレンジの上位あたりとなり、決して安価のエントリークラスではないのですが、指紋登録を何度か繰り返し、登録完了までに時間を費やしました。
スリープからの復帰
スリープから電源ボタンを押下しての復帰・ログインでは、明らかにサイドの指紋認証が効率的。電源ボタンと指紋認証が兼用のため、指紋認証によるログインを意識する必要はありません。これについては、電源ボタンと指紋認証を兼ねたパソコンも同様であり、かなり利便性の高いもの。
なお、以下の「本体を持ちあげたら画面オン」の機能がある場合には、(セキュリティが緩くなりますが)指紋認証と併用すると便利です。
アプリの指紋認証によるログイン
私にとっては、各種アプリの指紋認証によるログインが完全に誤算。というよりも、アプリのログインにおいて、指紋認証を多用していることをすっかり忘れていました。
サイズの小さなスマホなら異なる評価になりそうですが、6.5インチクラスではケースを装着した場合、通常のスマホの持ち方では、サイドの電源・指紋認証ボタンに指が届かず、持ち方を変えての指紋認証となります。この動作が煩わしく、ここは指の移動だけで済む背面の指紋認証がはるかに効率的。
まとめ
私の6.5インチクラスのスマホにおいて、背面の指紋認証とサイドの指紋認証との効率性を比較してみました。サイドの指紋認証の利便性に期待していたのですが、アプリのログインの指紋認証を考慮すると、私にとっては背面の指紋認証がより効率的。スマホのサイズや個人の感覚により異なると思いますが、ご参考まで。
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