AliExpressにて、独特なデザインの筐体を採用する、Core Ultra 9 285HのミニPCが販売されていますので、スペックと特徴を記載します。
拡張性としては、Thunderbolt 4を1ポートに M.2 PCIe SSD 空きスロットを一つと、GMKtecやMINISFORUMの同CPUを搭載する製品と比較すると やや劣りますが、ベアボーンも販売されており、手元にメモリとSSDがある場合には これらを活かすことができます。
引用元・販売元
スペック
スペックは下表となります。同CPUを搭載する国内販売のミニPCは、以下の記事にて詳細を記載しています。
GMKtec EVO-T1、Core Ultra 9 285Hを搭載するミニPCが販売に。Intel Arc 140Tは統合型GPUとしては高性能、OCulinkも装備
MINISFORUM M1 Pro-285H、Core Ultra 9 285Hを搭載するミニPCのスペック。アルミ製筐体にUSB4、OCulink ポートを装備
CPU | Core Ultra 9 285H、16コア 16スレッド、最大 5.4GHz |
GPU | Intel Arc 140T |
メモリ | DDR5 5600MHz 2スロット |
ストレージ | 2280サイズ M.2 PCIe Gen 4.0 x 4 x 2スロット、最大 8TB |
WiFi | WiFi 6 |
Bluetooth | 5.2 |
ポート類 | Thunderbolt 4、USB-A 3.2 x 3、USB-A 2.0、HDMI、DisplayPort、2.5G RJ45 x 2 |
サイズ | 75 x 215 x 155mm |
OS | Windows 11 Pro(セットモデルの場合) |
その他 |
GEEKOM IT15、Core Ultra 9 285Hを搭載のミニPC、スペックのまとめ。CPU、GPUともにRyzen AI 9 HX370に対抗
Core Ultra 9 285Hのベンチスコアは出回っていませんが、上の記事から引用の指標としては以下です。
- Core Ultra 9 285Hの競合としては、以下のPCの事例などのAMD Ryzen AI 9 HX370。
- CPUとNPUにおいては AMD Ryzen AI 9 HX370が優位である一方、GPUは Core Ultra 9 285HのIntel Arc 140Tが優れている。
- GPUにおいては、GeForce RTX 3050に一歩及ばずと言ったところであり、統合型GPUとしては、かなりの高性能。
GMKtec EVO-X1、Zen5, AMD Ryzen AI 9 HX370を搭載するミニPCの詳細スペック。2つのファンを装備し冷却も万全
▼サイドパネルはマグネットでの脱着となり、メモリとM.2 SSD スロットに簡単にアクセスすることができます。なお、画像のとおり、DDR5 メモリ、M.2 PCIe 4.0 SSD ともに2スロット。メモリは最大 128GBまで、M.2 SSDは最大 8TBまで、増設することができます。
▼映像出力は、HDMI、DisplayPort、Thunderbolt 4の3系統。
▼ファンの構成を確認できませんが、下部の通風口から外気を取り込み、上から排出する仕様です。
まとめ
2025年8月18日現在、AliExpressのみでの販売であり、また、独特なデザインの筐体のため、特におすすめする製品ではありませんが、参考情報として記事にしました。CPU、メモリ、SSDの複数の組み合わせがありますが、Core Ultra 9 285Hの価格事例は以下です。なお、円貨換算額は、為替レートにより変動します。
- ベアボーンは 549.12ドル(78,702円)
- メモリ 32GB / SSD 1TBのセットモデルは 728.79ドル(104,453円)
- メモリ 32GB / SSD 2TBのセットモデルは 768.81ドル(115,436円)
- メモリ 64GB / SSD 1TBのセットモデルは 839.47ドル(120,317円)
引用元・販売元
▼国内通販(Amazon)にて、Core Ultra 9 285H / メモリ 32GB / SSD 2TBの最安クラスのミニPC「GEEKOM IT15」の価格は 119,920円。上のセットモデルは 115,436円ですので、今回紹介の製品は特に割安でもないです。
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