国内通販で大量に販売のLet’s noteの中古品。期間の経過とともに、大量販売・人気の製品が上位機にシフトしつつありますが、所有する 上の写真の「CF-SV7」も、徐々に後継の「CF-SV8」に移りつつあるように感じます。そこで、あらためて「CF-SV8」のスペックを確認してみました。
CF-SV8のスペック
スペックについては、公式サイトも参照しています。ただし、公式サイトでの掲載は Core i5-8265Uのモデルです。また、Amazonの引用した中古品は、DVD マルチドライブのないモデルです。
Let’s note CF-SZ5 実機レビュー、849gと軽量でレスポンスもよく、液晶も綺麗、購入して後悔なしの12型ノート
▲▼12インチのLet’s note 中古品の売れ筋としては、より安価な「CF-SZ5」もしくは「CF-SZ6」ですが、「CF-SV7 / SV8」は 4コア8スレッドのCPUであり、Thuderbolt 3に対応のUSB Type-Cを搭載していることが特徴です。また、顔認証にも対応しています。
CPU | Core i5-8365U、4コア8スレッド |
GPU | Intel HD Graphics 620 |
メモリ | 8GB LPDDR3 SDRAM、オンボード、換装・増設不可 |
ストレージ | M.2 SATA SSD 256GB |
ディスプレイ | 12.1インチ、IPS パネル、解像度1920 × 1200ドット(16 : 10)、非光沢 |
WiFi | 11a/b/g/n/ac準拠 |
Bluetooth | 5.0 |
ポート類 | USB 3.0 x 3、HDMI、ミニ D-sub、有線LAN、USB Type-C (Thunderbolt 3対応、USB Power Delivery対応) |
バッテリー容量 | Sパック、新品購入時の定格容量は5900 mAh |
光学ドライブ | なし |
サイズ | 幅283.5 mm × 奥行き203.8 mm × 高さ24.5 mm、約919g(ドライブレスモデル) |
OS | Windows 11 Pro(新品販売時はWindows 10 Pro) |
その他 | ステレオスピーカー、顔認証対応(指紋認証は未搭載)、MS Office 2019 搭載 |
CF-SV8のメリット、中古として留意する事項
Let’s note CF-SV7 レビュー、実機の使用感。中古 1万円台でCore i5-8350U、Thunderbolt 3搭載でお買い得
▲▼所有する「CF-SV7」とはCPU違い(SV7はKaby Lake UのCore i5-8350U、SV8は後の世代のWhiskey Lake U Core i5-8365U)ですが、ベンチマークスコアと体感レスポンスは同水準です。
双方はサイズも含めて、CPU以外は同じですが、CF-SV7の私の使用感として以下のメリットがあります。
- 普段使いでは、Alder Lake N100と同水準でサクサクと動作。
- 顔認証を搭載し、しかも 精度は直近のPCと遜色ないほどに高いもの。
- アスペクト比 16 : 10の縦長画面であり、ExcelやWeb サイトのブラウジングで重宝します。
- ドライブレスモデルは約919gと超軽量。
- キーボードは浅めのストローク、キーピッチは横がやや長いのですが、12インチクラスとしては それほど窮屈さを感じず、リズミカルに高速タイピング可能。
- 円形タッチパッドでの円を描いてのスクロールは、意外と便利。
- 正式にWindows 11のシステム要件を満たしており、今後のアップグレードも安心。
- Thuderbolt 3対応のUSB Type-Cを備えており、Type C ポートでの給電、モニターへの映像出力も可能です。
一方、中古であることも含めて(私はLet’s noteの中古を5製品 所有しています)、デメリットらしきものは以下です。
- 高さ24.5 mmと厚みがあり、武骨さを感じます。
- 頑丈さをアピールするLet’s noteですが、他のLet’s noteも含めて 筐体はやや脆く、天板や底板に凹みがある中古品も散見されます。また、ビジネス用途の中古品でもあり、小傷も比較的多いです。
- バッテリーの劣化を前提とする必要があり、液晶の品質は中古品によりバラつきが多いです。
- 純正の交換用バッテリー、交換用の液晶は、他ブランドのパーツと比較すると割高。
外観
上の写真は同型の「CF-SV7」ですが、右側の映像出力に対応のThunderbolt 3対応のUSB Type-C ポートが重宝します。
NOVOO 120W 3ポート GaN Ⅲ 充電器、実機レビュー。単体ポート 最大100W、USB-C ケーブル 2本付属で 4,000円ちょいの高コスパ
▲▼DC ポート、USB Type-Cともに給電・充電が可能ですが、「CF-SV7」のUSB-Cの場合、65Wの電源アダプターでは低出力となり、上の記事のような100Wクラスのアダプターが無難です。
▼キーボードのキーピッチは 19 x 16mm、キーストロークは浅いのですが、軽いながらも確実な打鍵感があります。
▲▼標準装備のSSDはSATA接続ですが、背面のネジを外すことにより内部にアクセスでき、(PCIe 接続も含めて)より大容量のSSDに換装することができます。ただし、メモリはオンボードのために増設・換装はできません。
▲▼同型の「CF-SV7」のSSD換装手順はこちら。
Let’s note CF-SV7を分解、PCIe SSDへの換装プロセスと内部の構成
まとめ
「CF-SV7」「CF-SV8」ともに、よくもわるくも 低価格のミニPCなどに多く搭載のCPU「Alder Lake N100」と同水準のベンチマークスコア・体感レスポンスとなります。
N100のPCはポート類が最小限の製品が多いなか、「CF-SV7」「CF-SV8」は発売時の価格が高いこともあり、ポート類は充実し、キーボードのタイピング感がよいことなどがメリットです。
Amazonの「CF-SV8」中古品の価格事例としては、SSD 256GB / Office 2019が付属し 34,800円。同販売店の「CF-SV7」の価格が 24,600円ですので、この価格差からすると「CF-SV7」がおすすめです。
Amazonでの販売事例
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