Let’s note CF-SV7を分解、PCIe SSDへの換装プロセスと内部の構成 | Win And I net

広告 当サイトではアフィリエイト広告を利用しています。

Let’s note CF-SV7を分解、PCIe SSDへの換装プロセスと内部の構成

中古で購入した Let’s note CF-SV7ですが、標準装備はSATA SSDでもあり、製品受領して3日後にPCIe SSDに換装しましたので、内部の構成とともにレポートします。

なお、私が購入した中古品はDVDドライブを内蔵するモデルですが、今回の分解・PCIe SSDへの換装は、ドライブの撤去・アダプターを介しての2.5インチ SSDを増設可能か否かの確認も兼ねています。

 

準備するパーツなど

他のノートPCも同じですが、SSDの換装にあたり事前準備するものは、ドライバー以外では下記となります。

 

上記のうち、私が使用したパーツ、あるいは おすすめのパーツを記載します。

 

▼CF-SV7に装備のSSDはSATAですが、以下の製品は 発熱を考慮し無難なPCIe SSDを掲載しました。今回、私が使用したSSDではありません。

 

▼こちらのSSD USB ケースは、ネジ不要でSSDを装着可能であることがメリットです。なお、低価格な製品はSATA専用の場合があることに注意しましょう。購入するなら、SATA / PCIe 両用が無難な選択です。

Inateck M.2 NVMe / SATA SSD ケースの実機レビュー、ネジ不要の簡単装着でベンチスコアは内蔵時と遜色なし
「Inateck」のM.2 NVMe / SATA SSD ケースを購入しましたので レビューします。先日、「玄人志向」のケースを macOSのUSB ブート用として購入したばかりですが、「Inateck」のケースは Mac / Win...

 

OSのクローン作成

前述のとおり、大手SSDブランドの場合、ブランドのサイトからダウンロードしたOS クローンソフトを無料で使用することができます。

今回使用したSSDは大手ブランドではありませんが、手元にあったWDのHDDをUSB接続すると(合計、2台のHDD・SSDをUSB接続)、WDのOSクローンソフト(Crucial、SanDiskと同じ「Acronis True Image」ソフト)を使用することができます。

 

▼「Acronis True Image」の使い方は以下の記事で記載していますので、ここではポイントのみ記載します。

SanDisk,WD SSDのOSクローンに無料配布の「Acronis True Image」を試してみた。簡単ステップでクローン完了
PCのHDDからSSDへ換装する際に、必須とも言える OSクローンソフト。2020年4月頃から、EaseUS Todo Backup FreeなどのフリーソフトではOSクローンができなくなりました。そこで活躍するのが、SSDの大手ブラン...

 

▼SSDケースに収めた PCIe SSD。手元にあった 256GBのSSDを使用しています。

 

▼SSDケースをCF-SV7にUSB接続。

 

▼下の画像はOSクローンソフト「Acronis True Image」にて、クローン元のソースディスクとクローン先のターゲットディスクを選択した状況です。右下の「実行」の押下により、クローンを続行します。

 

▼OS クローン中は離席していましたが、おそらく30分ほどで OSクローンが完了したと記憶。

 

▼「ディスクの管理」にて、OSクローンできていることを(同じパーティションの構成となっていることを)念のために確認しました。

 

CF-SV7の分解、SSDの換装

SSDを換装する場合、底板を外す必要があります。Let’s noteの場合、Lenovo ThinkPadやその他のPCと異なり ネジが多いです。反面、ツメが緩いため、ネジを外すと簡単に底板を開くことができます。

なお、マザーボードを逆さにした場合、電源ボタンと音量調節ボタンが外れやすいために注意しましょう。私は何度か外れてしまいましたが、取り付けは簡単です。

 

▲バッテリーを外した状況ですが、見えているネジを全て外します。一部のネジの長さが異なることに注意が必要です。ネジの長さの相違については、以下の記事に詳細に記載されていますので、ここでは省略します。

分解工房、Let’s note CF-SV7

 

▼底板を外しました。ペラペラでもなく、厚くもなく、一般的な剛性の底板です。

 

▼マザーボードの全体像。DVDの右に標準装備の2280サイズ SATA SSDがあります。埃の混入を防ぐためにテープが貼られていますので、ネジ側(写真ではSSDの上側)のテープを(ネジが見える程度に)剥がして、ネジをはずします。その後、反対側のテープも僅かに剥がします。

▲余談ですが、WWANポートなど、M.2の空きポートがあることを微かに期待していたのですが見当たらず。

 

▼ポン付けのために途中の写真を割愛しましたが、SSDの換装が完了しました。その後、底板を元に戻す前に、Windows 11の起動を何度か確認しています。

 

PCIe SSDに換装後のベンチマークスコア

標準装備のSATA SSDのベンチマークスコアの計測が漏れていましたが、Read / Writeともに500MB/s程度です。PCIe SSDに換装後は、Readは3073MB/S、Writeは2728MB/s。私は他のPCで慣れてしまいましたが、SATA SSDとの比較では、Windowsの起動と終了、大容量ソフトのインストールなどで、相違を感じることができます。

 

▼CrystalDiskInfoでのSSDの情報。PCIe 3.0 x 4での動作です。

 

参考、その他の内部の構成

私の今回の分解の目的は、PCIe SSDへの換装以外に、DVDドライブを撤去し SSDを増設可能か否かを見極めること。

 

▼古いMacBookですが、DVDドライブを撤去し、アダプター経由で2.5インチ SSDを増設しています。

MacBook Pro 17インチ、マルチドライブを取り外し Dual SSD化した手順
今さらながらの記事ですが、中古で購入のMacBook Pro 17インチ Mid 2010のマルチドライブを取り外し、セカンドHDDアダプターを装着。先日、取り付けたSSDとあわせて、デュアル SSD化しましたので、取付のプロセスとセカ...

 

▼ドライブの構成と端子を確認すると、アダプター経由(多少の加工は必要だと思いますが)で 2.5インチ SSDを増設できそうな予感。

 

Let's note CF-SV7、マルチドライブを取り外し 2nd SSDを増設してみた。SSD増設の手順を写真で概説
中古で購入の「Let's note CF-SV7」のマルチドライブを取り除き、アダプター経由でM.2 SATA SSDを増設しましたので、その手順について記載します。同種のアダプターを使用したSSDの増設は、MacBook Proで...
2024年1月14日追記。上の記事にて記載しましたが、マルチドライブを取り外し、以下のアダプターを介して、2nd SSDを増設しました。

 

▲▼CPUファンにある程度の埃がためっていたため、エアダスターで除去しました。

 

▼こちらは参考情報ですが、Thunderbolt 3ポート経由での、外付けグラボの接続事例です。

Let's noteにGPU ボックス経由の外付けグラボを接続し難なく認識。使用した機器と接続手順
USB4(Thunderbolt 4)を装備するノートPCとミニPCに、GPU ボックス経由で外付けグラボを接続し活用しています。今回、Thunderbolt 3を装備する「Let's note CF-SV7(先日、中古を購入)」に接続...

コメント

タイトルとURLをコピーしました