Alder Lake N100よりもワンランク上のミニPCをお探しの場合、AMD Ryzen 7 5700Uを搭載する製品も候補の一つとなります。 AMD 旧世代のZen 2 アーキテクチャのCPUとなりますが、私の普段使いでの使用感では、上位機と遜色ないレスポンスです。
同CPUを搭載する製品は複数販売されていますが、2025年1月1日現在、Amazonでは「BOSGAME P4」のメモリ 16GB / SSD 512GB版が 36,800円で販売されています。
BOSGAME P4のスペック
このクラスのミニPCとしては、映像出力も含めて フル機能のUSB Type-C ポートを搭載していることも特徴の一つ。また、映像出力は HDMI / DisplayPort / USB Type-Cの3系統となり、私としては DisplayPortを搭載していることも、大きなポイントの一つです。
ミニPCとしては、HDMI x 2ポートとする製品が多いなか、モニターがDPを装備し、複数のPCを運用していると、HDMI ポートを占有することなく活用できます。
CPU | AMD Ryzen 7 5700U、Zen 2、8コア16スレッド |
GPU | AMD Radeon Graphics |
メモリ | 16GB (8GB x 2) 、DDR4-3200 |
ストレージ | 512GB M.2 PCIe 3.0 SSD、M.2 SSDの空きポートあり |
WiFi | WiFi6E 対応 |
Bluetooth | 5.2 |
ポート類 | フル機能 USB Type-C、USB-A 3.2 Gen1 x 2、USB-A 2.0 x 2、HDMI、DisplayPort、有線LAN x 2 |
サイズ | 130 x 129 x 46mm |
OS | Windows 11 Pro |
Ryzen 7 5700Uを搭載のミニPC「T-Bao MN56U」実機レビュー。静音性に優れ、電源はUSB-C、映像出力は3系統
▲▼Ryzen 7 5700Uを搭載するPCのベンチマークスコアと体感レスポンスは、上の実機レビュー記事を参照ください。Geekbench 5のCPU ベンチマーク(2つめはN100)は以下となりますが、在宅勤務などにおいてもサクサクと動作します。ただし、ゲーム向きのPCではありません。
▲2つめのN100との比較(実機レビュー記事はこちら)。シングルコアのスコアは大きな差ではありませんが、マルチコアは倍以上の差があります。また、N100のメモリはシングルチャンネル、PCIe SSDの速度にも制限があります。
▼CPUファンの音量は 36dBと掲載されています。同CPUを搭載する他のミニPCの使用感、36dBの感覚では、作業を妨げることのない静音PCです。
Beelink SER5 Pro / EQ12、システムファンブラケットを外し M.2 SSD / メモリにアクセスする手順
▲▼製品紹介には明記されていませんが、Amazonのレビューコメントを参照すると、上の記事・下の写真のような、SSDとメモリ冷却のためのシステムファン ブラケットが装備されているように見受けられます。PCIe 3.0 SSD / DDR4 メモリは、それほど冷却への気遣いは不要ですが、システムファン ブラケットの装備により安心感があります。
▼私にとって、フル機能のUSB Type-C、DisplayPortを装備することも魅力です。USB Tyepe-CはPDにも対応していますので、ポータブルモニターなどにケーブル1本で モニターへの電源供給・映像出力を行うことができます。
なお、2.5インチ HDD / SSDの増設はできませんが、M.2 SSDの増設に対応(空きスロットあり)しています。
価格情報
2025年1月1日現在のAmazonでの販売価格(メモリ 16GB / ストレージ 512GB)は 36,800円。メモリ 32GBモデルは、想定外の高価格となっていますが、価格表示の間違いでしょう。
スペック・価格ともに競合する製品にはとして「Beelink SER5 Pro」があります。概ね同機能となりますので、その時々の価格と好みに応じての選択となるでしょう(ブランドとしては、ミニPCの老舗「Beelink」が 私好みですが)。
引用元・販売元
▼AMD Ryzen 7 5875Uを搭載するミニPCとして、以下の「NIPOGI E3B」が、Amazonにてクーポン利用により 37,198円で販売されています。
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