Blackviewより、CPU(SoC)にHelio G99を搭載するAndroid 13 タブレット「Tab 18」がリリースされました。Helio G99を搭載するタブレットは各社から複数の製品が販売されていますが、「Tab 18」は 2.4K 解像度の12インチディスプレイを搭載することを大きな特徴としています。
また、動画配信サイトの動画を高画質再生可能なWidevine L1に対応する端末は多数ありますが、多くの端末が未対応のNetflixでの高画質再生にも対応しています。なお、画像のキーボードケースとスタイラスペンは別売りとなります。
引用元・販売元
Blackview Tab 18のスペック
上の画像中央に、AnTuTu ベンチスコアは457,641とありますが、私が所有する同CPU(SoC)の端末でのスコアは 39万~42万です。45万 vs 40万では体感レスポンスには影響しませんが、本製品での実測は42万前後と思われます。
CPU | MediaTek Helio G99、6nm プロセス、最大 2.2GHz |
GPU | Mali-G58 MC2 |
メモリ | 12GB LPDDR4 + 拡張メモリ 最大 12GB |
ストレージ | 256GB UFS 2.1 |
ディスプレイ | 12インチ、2.4K 解像度、IPSパネル |
WiFi | 11a/b/g/n/ac |
Bluetooth / GPS | Bluetooth 5.2、GPS搭載 |
LTE | FDD: B1/B3/B7/B8/B20/B19 B40 |
カメラ | リア 16百万画素、フロント 8百万画素 |
バッテリー容量 | 8800mAh、33W 急速充電 |
サイズ | 277.6 x 173.2 x 7.9mm、632g |
OS | DokeOS_P 4.0、Android 13 ベース |
その他 | 4スピーカー、アルミ製ユニボディ、Widevine L1 サポート(Netflixにも対応)、サイドの指紋認証 |
Helio G99、物理メモリ 12GB + 拡張 12GB、12インチ 2.5K 解像度のディスプレイ、eMMCより高速なUFS 2.1による 256GBストレージと、基本スペックが高いうえに、以下の全部入りの様相です。特に、このクラスでサイドの指紋認証に対応していることは、大きな特徴です。
- 4スピーカーを搭載
- 電源ボタンと兼ねる サイドの指紋認証
- 軽さと見た目の美しさに貢献する アルミ製ユニボディ(アルミ削り出し)。ただし、重さは 632gとなり、このクラスではより軽量の端末もあります。
- 8800mAhのバッテリーは33Wの急速充電に対応。18W 急速充電に対応している製品が多いなか、18Wでは遅さを感じるため、33W 急速充電はメリットの一つです。
- huluやAmazon プライムビデオを高画質再生可能なWidevine L1に対応。しかも、他の端末では未対応なことの多い NetflixでのWidevine L1にも対応。
- 筆圧4096レベルのスタイラスペン(別売り)にも対応。
- Android 13に独自カスタマイズを施した「DokeOS_P 4.0」を搭載し、Blackview 独自のPC Modeにより、画面の配置・タスクバーなどをWindows PCライクに扱うこともできます。
▼Blackview社のHelio G99を搭載する製品としては、以下の記事にて「Blackview N6000」をレビューしています。ベンチマークスコアや体感レスポンスの参考に。
▲▼Helio G99を搭載する12インチタブレットの事例としては、以下の「DOOGEE T20 Ultra」があります。T20 Ultraの解像度が2Kですので、T18は2.5K 解像度の優位性があります。
DOOGEE T20 Ultra、Helio G99搭載の12インチタブが発売に。RAM 12GB+拡張 20GB、4スピーカーにアルミ製ユニボディと豪華な仕様
▼12インチクラスとなるとキーボードにより PCライクに使用したいものですが、別売りの専用キーボードが用意され、Blackview 独自のPC Modeを搭載しています。私の同社 他の端末でのPC Modeの使用感では、通常のAndroidの画面と比較すると、レスポンスは多少劣るものの、画面分割・配置、タスクバーなど Windows ライクに扱うことができます。
DOOGEE T20 Ultra、Helio G99搭載の12インチタブが発売に。RAM 12GB+拡張 20GB、4スピーカーにアルミ製ユニボディと豪華な仕様
▼Helio G99を搭載するタブレットで、指紋認証に対応している端末は貴重な存在です。PINコード入力の煩わしさから解放されます。
外観
外観については画像が少ないため、簡単に記載します。色は、スペースグレイ、ブルー、グリーンの3色展開です。ブルー・グリーンについて、同社他製品の実機を見る範囲、イメージ画像を見る範囲では、派手さを抑えた さわやかな色合いです。
▼こちらはスピーカーの位置がわかるものとして掲載の画像です。4スピーカーは、縦持ちでの上下サイドに2個づつ配置されています。12インチ大画面・4スピーカー、Widevine L1対応とあわせて、10インチクラス以上に動画視聴に適しています。
まとめ
Blackiew、DOOGEE、Teclast、OUKITELなど、12インチのAndroid タブレットが増えつつあります。そのなか、Blackview Tab 18は、Helio G99 / 33W 急速充電など、基本スペックのバランスがよいうえに、2.5K 解像度、サイドの指紋認証の優位性があります。
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