Beelink GTi14 Ultra、Core Ultra 9 185Hを搭載 ミニPCの特徴。指紋認証、スピーカー、電源内蔵の全部入り、専用ドッキングステーションも用意 | Win And I net

Beelink GTi14 Ultra、Core Ultra 9 185Hを搭載 ミニPCの特徴。指紋認証、スピーカー、電源内蔵の全部入り、専用ドッキングステーションも用意

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CPUに Core Ultra 9 185を搭載するミニPC「Beelink GTi14 Ultra」。最大の特徴は、専用のドッキングステーションにより、PCIe x 8 スロット経由で外付けグラボを接続可能なことです。

さらに、上記以外では、145Wの電源と2スピーカーを本体にビルトイン、Thunderbolt 4 対応のUSB4、指紋認証も装備する全部入りのミニPCです。

販売元・引用元

Beelink GTi14 Ultra、公式サイト

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Beelink GTi14 Ultraのスペック

サイズは 158 x 158 x 55.8mmと、一般的なミニPCとの比較では 一回り(縦横 20~30mm)大きい程度ですが、電源とスピーカーをビルトインし、ドッキングステーション接続用のPCIe x 8スロットを装備しています。

また、ハイエンドなミニPCとなると、さらに 内部にパーツを詰め込んでいるために、CPU 温度とファン音量が懸念されますが、公式サイトでは CPU 温度とファン音量を公開しています。私の他の同社のミニPCの使用感では、公開のCPU 温度とファン音量よりも、やや大きくなるものの、概ね公開値と同水準です。

 

CPU Core Ultra 9 185H、16コア 22スレッド、最大 5.1GHz
GPU Intel Arc Graphics
メモリ 32GB(16GB x 2) DDR5-5600、2スロット
ストレージ M.2 PCIe 4.0 SSD 1TB、M.2 PCIe 4.0 SSDの空きポートあり
WiFi WiFi7 対応
Bluetooth 5.4
ポート類 USB4(Thunderbolt 4 対応)、USB-C(データ専用)、USB-A Gen 3.2 x 5、HDMI、DisplayPort、有線LAN、PCIe x 8 スロット
サイズ 158 x 158 x 55.8mm
OS Windows 11 (Pro)
その他 2 スピーカー、指紋認証、マイク、145W 電源 ビルトイン

 

▼以下の記事にて、これまで実機で計測のGeekbench 5 ベンチマークスコアを一覧化しています。Core Ultra 9 185Hのスコアの指標は「シングルコア 1800台、マルチコア 13000台」となりますが、普段使いに直結するシングルコアのスコアは、Core i7-1360P / Core i9-12900HKと同水準です。Core Ultraは AI対応のNPUを搭載しており 単純比較はできませんが、ご参考まで。

PC 実機で計測、Geekbench CPU ベンチマークスコアの一覧、サクサクと動作するスコアの指標

 

スペックの補足は以下です。

  • CPUのCore Ultra 9 185Hは、Pコア 6 / Eコア 8 / 低消費電力 Eコア 2の合計 16コア 22スレッド。
  • 最近の同社のミニPCは電源をビルトインする製品が増えてきました。複数のPCを所有していると、電源アダプターとPCの組み合わせが わからなくなってしまいがちですが、これを回避でき、設置の省スペース化も実現できます。
  • 電源ボタンは指紋認証を兼ねています。ミニPCにおいて、指紋認証を搭載している製品は多くありません。
  • スピーカーとマイクをビルトインしていますので、在宅勤務のオンライン会議などでは、本製品のみで対応できます。
  • 公式サイトに、プレインストールされている Windows 11 Home or Proの別の記載がありませんが、同社製品の傾向としては Windows 11 Proです。

 

▼前面にマイクを搭載、電源ボタンは指紋認証を兼ねています。

▼映像出力は、HDMI、DisplayPort、USB4(Thunderbolt 4 対応)の4系統。USB ポートは前面とあわせて 7個も搭載しています。内部に電源をビルトインしていますので、左側のAC inへのコード接続により 使用することとなり、設置の省スペース化を図ることができます。

 

▼詳細な仕様の明記はありませんが、スピーカーは底板側に配置されています(右の画像は、天地逆での表示です)。

 

▼外枠は金属製です。メモリとSSD スロットには、底板を開けて 金属製のダストフィルターを取り外して アクセスします。

 

ドッキングステーションとの接続

以下の記事にて掲載していますが、専用のドッキングステーションをPCのPCIe x 8 スロットに接続し、外付けグラボ(別途 ユーザーで用意)を接続することができます。600Wの電源をビルトインしており、接続可能なグラボはAMD / NVIDIAを問わず、600Wの範囲内です。

なお、ドッキングステーションは、今回紹介の「Beelink GTi14 Ultra」のほか、CPUに Core i9-12900Hを搭載する「Beelink GTi12 Ultra」に接続することもできます。

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▼以下は所有するUSB4 経由で接続の外付け GPU ボックスですが、Beelinkのドッキングステーションは600Wの電源をビルトイン、 PCIe x 8での接続、ミニPCを設置するスペースもあり、デザイン的にも優れています。

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▲▼ミニPCのPCIe スロットは、上の画像 右側と、下の画像 右側を参照。

 

▼以下画像の左に、PCIe x 8を接続したうえで ミニPCを設置します。右側のとおり、グラボ接続の 8 Pin x 2の電源コネクターもビルトインされています。また、画像のUSB 2.0 ポートを装備するほか、内部にPCIe スロットを備え、PCIe SSD あるいは WiFi モジュールを装着することができます。

まとめ

Core Ultra 9 185Hを搭載、セットモデルはメモリ 32GB / SSD 1TBとハイエンドなモデルであるうえに、指紋認証・スピーカー・マイクを装備し、単体としても 全部入りのミニPCです。

さらには、ドッキングステーション単体・ミニPCとのセットも販売されており、簡単に外付けグラボを接続することもできます。なお、ドッキングステーションは同社の「GTi 14 Ultra」「GTi12 Ultra」の専用となることに留意ください。

引用元・販売元(公式サイト)

GTi14 ミニPC

GTi12 ミニPC

EX Docking Station、セットモデル

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