ALLDOCUBEから、タブレットとしては珍しく CPU(SoC)に 4コアのRK3566を搭載する 10.5インチタブレット「ALLDOCUBE iPlay 9T」が販売されています。2022年4月29日現在では国内販売はなく、AliExpressにて 121.89ドルで販売されています。
4コア CPUとメモリ 3GBであることからも、エントリークラスのタブレットとなりますが、USB Type-C ポートを2つ装備していること(ただし、映像出力はできず)が大きな特徴。
ALLDOCUBE iPlay 9Tのスペック
サイズを確認できないのですが、ALLDOCUBE iPlay 9Tのスペックは以下となります。
CPU(SoC) | RK3566、4コア(ARM-A55 × 4 @1.8GHz) |
メモリ | 3GB |
ストレージ | 32GB |
ディスプレイ | 10.5インチ、IPSパネル、解像度 1920 × 1280 |
WiFi、Bluetooth、GPS | 11 ac/a/b/g/n、Bluetooth 5.0 |
LTE | 未対応 |
カメラ | フロント 2百万画素、リア 5百万画素 |
バッテリー容量 | 3.8v/5300mah、USB Type-C |
サイズ | 横幅 26.67cm |
OS | Android 11 |
その他 | 充電ポート以外に USB Type-C ポートあり |
▲▼AnTuTu ベンチスコアは約10万とあります。SoCのRK3566は以下の事例のとおり、TV Boxに搭載されることが多いです。メディア端末向けとなるため、Android タブレットで負荷を要することを行うには、AnTuTu ベンチスコアからも困難となります。
ただし、ビデオデコーディングに強いSoCであり、使用上は上の画像のとおり 8K UHD ビデオデコーディングにも対応しています。USB Type-Cに映像出力機能がないこともあり、8K 映像を外部出力できる意味ではありません。
▼繰り返しますが、特徴の一つは、充電専用のUSB Type-Cを2つを装備すること。映像出力に対応していないため、それほど需要があるとは思えないのですが、1つよりはよいですね。
▼エントリークラスのタブレットですが、2スピーカーを搭載しています。このクラスのタブレットではシングルスピーカーが多いため、本製品のメリットの一つです。
▼iPadやXiaomi Pad 5 / 5 Proなどの一部のタブレットを除いては、Android タブレットのカメラはおまけ・メモ書き代替程度のカメラを搭載する製品が多いのですが、本製品は フロント 2百万画素、リア 5百万画素と、低画素での割り切りは潔いです。中途半端にアピールするよりも、好感が持てます。
▼背面はグレイとブラックのツートン。素材はブラックの部分が樹脂、グレイの部分はアルミです。
まとめ
SoCに Andorid タブレットとしては珍しく TV Boxでの採用例の多いRK3566を搭載すること、USB Tyepe-C を2つ装備することが大きな特徴の「ALLDOCUBE iPlay 9T」。上の画像のとおり、100% sRGBと色の再現性も含めて、メディア系での使用をアピールする製品です。ただし、USB Type-Cが映像出力に未対応など、半端感もあります。
▼AliExpressでの販売価格は121.89ドル。円安が進む昨今では、やや割高感もあります。
▼ブラウザや通常のアプリの動作のうえでは、ALLDOCUBEの10インチタブレットとしては、「Smile X」や「Kpad」などスペックが上位の製品がよりよいとも思えます。
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