ALLDOCUBE iPlay 50 miniの販売以降、8インチクラスのAndroid タブレットを牽引したとも言えるALLDOCUBE iPlay シリーズ。「iPlay 70 mini Ultra」は、その完成形とも思えるスペックです。
CPU(SoC)は AnTuTu ベンチマークスコア 約140万となる Snapdragon 7+ Gen3、12GBの物理メモリ、2.5K 解像度 / 輝度 500 nitsの8.8インチディスプレイ、256GBのUFS 3.1 ストレージのハイスペックな端末です。ただし、WiFi モデルとなり、LTEには未対応です。
引用元
ALLDOCUBE iPlay 70 mini Ultra、Amazon
ALLDOCUBE iPlay 70 mini Ultra、公式サイト
ALLDOCUBE iPlay 70 mini Ultraのスペック
スペックにおいては上記の公式サイトから引用しています。以下の記事にて、Snapdragon 6 Gen 1を搭載する「iPlay 60 mini Turbo」を紹介していますが、冒頭に記載のとおり、AnTuTu ベンチマークスコア 約140万となる Snapdragon 7+ Gen 3を搭載し、8.8インチの液晶は 2.5Kの高解像度であることが大きなポイント。
ALLDOCUBE iPlay 60 mini Turbo、Snapdragon 6 Gen 1を搭載の8.4型タブ、スペックのまとめ。LTE未対応も、大幅にスペックアップ
▼「iPlay 60 mini Turbo」からスペックアップした事項に黄色網掛けしています。
CPU | Snapdragon 7+ Gen3、8コア、1 × Cortex-X4, 2.8GHz + 4 × Cortex-A720, 2.57GHz + 3 × Cortex-A55, 1.8GHz |
GPU | Adreno 732@950MHz |
NPU | Qualcomm Hexagon NPU |
メモリ | 物理メモリ LPDDR5 12GB +ストレージから8GBまて拡張可能 |
ストレージ | 256GB 、UFS 3.1 |
ディスプレイ | 8.8インチ、IPS、解像度 2560 x 1600、In-cell、輝度 500 nits、97% NTSC |
WiFi、Bluetooth | 11 a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.4 |
LTE | 未対応 |
カメラ | フロント 5百万画素、リア 13百万画素 |
バッテリー容量 | 3.8V/7300mAh、20W 急速充電、充電ポートは USB Type-C(OTG対応) |
サイズ、重さ | 208.2 × 129.6 × 7.9mm、335g |
OS | Android 14ベースのALLDOCUBE OS Lite |
その他 | Widevine L1に対応、GPS未搭載、6軸ジャイロ・モーター搭載、2スピーカー、顔認証に未対応 |
▲▼私が所有する Android 端末のうち、AnTuTu スコアが最高となるのが、以下のSnapdragon 8 Gen 2(スコア 約158万)を搭載する「POCO F6 Pro」。「ALLDOCUBE iPlay 70 mini Ultra」に搭載のSnapdragon 7+ Gen3は、それに迫る勢いです。また、AI パフォーマンスが最大 40 TOPSとなることも大きなポイント。
POCO F6 Pro 実機レビュー、Snapdragon 8 Gen 2 / UFS 4.0 / 120Hz リフレッシュレートによる快適レスポンス。スペック重視で購入して正解
▼中国の新興ブランドの場合、製品紹介に内部の構成を掲載することは多くないのですが、本製品は冷却対応の構成が掲載されています。
▼8.4インチの「iPlay 60 mini Turbo」のバッテリー容量は 5500mAhですが、8.8インチの「iPlay 70 mini Ultra」は サイズがそれほど大型化していないにもかかわらず、7300mAhと大きく容量アップしています。なお、スマホと比較すると控えめですが、20Wの急速充電にも対応しています。
▼8.8インチ 2.5K(2560 x 1600)の高解像度に加え、144Hzのリフレッシュレートに対応しています。公式サイトにおいては、高い基本スペック、リフレッシュレート、6軸ジャイロセンサー、デュアルボックススピーカーを合わせて、ミニゲーミングタブレットであることがアピールされています。
▼従来のiPlay 50 mini シリーズはシングルスピーカーであることがデメリットでしたが、「iPlay 70 mini Ultra」は デュアルBOX スピーカーを搭載し、そのデメリットも解消されています。
外観
私はこれまで、同社の8インチクラスの製品である「iPlay 50 Mini シリーズ」を3製品 実機レビューしましたが、いづれも外観・アルミ製の背面の質感が高いことも 特徴の一つです。
本製品はシリーズ ハイエンドの製品でもあり、質感においては特に課題はないものと思われます。ただし、これまでの同社の製品(各所のレビューを含む)を見ている中では、液晶のはめ込み・建て付け精度の個体差の事例があったことを参考までに記載します。
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▼2スピーカーは横持ちでの両サイドに配置されています。背面の素材はアルミであり、シックな色合いとあわせて、これまでのiPlay シリーズの傾向では、質感の高い端末と思われます。
▼以下の8.8インチタブレット「Lenovo Legion Tab」のサイズは、「ALLDOCUBE iPlay 70 mini Ultra」と誤差の範囲で同じです。実機の写真を掲載していますので、ディスプレイ面のベゼル幅などのご参考です。

まとめ
8インチクラスのAndroid タブレットにおいては、Snapdragon 6 Gen 1を搭載する「ALLDOCUBE iPlay 60 mini Turbo」、Dimensity 7050を搭載する「Headwolf FPad 7 Pro」においても、レスポンスとしては十分なもの。
Snapdragon 7+ Gen3を搭載の本製品は、上記2製品のスペックから大きくジャンプアップしています。ここまで高スペックとなると、 iPad mini、あるいは上記のLenovo Legion Tab など、大手ブランドの製品が競合します。
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