自宅でのWindows PCのキーボードとしては、「iClever」の10キー付きの製品を使用していましたが、省スペースでの使用では面積をとること、複数所有するThinkPadのタイピング感が格別であることにより、今更ながらに有線タイプの「ThinkPad トラックポイント・キーボード」を購入しました。
早速、Windows、Macの双方で使用していますが、ThinkPad PCと変わらないタイピング感で、早く購入すべきだったと後悔しています。
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外観
他のレビューを参照すると、「プラスチック感漂うキー」とのコメントが多いのですが、確かにそのとおり。ThinkPad以外の 6,000円台のキーボードの質感よりも劣るように感じますが、タイピング感のよさでカバーです。
古い製品ばかりですが、所有するThinkPad 6製品(X220、X280、T420s、T550、L560、E130、X1 Carbon 2016モデル)のうち、サイズ・質感・タイピング感・ストロークともに近いのが、以下のT550とL560。私はT550、家族はL560を使用しているのですが、T550の10キーを外したのが、今回購入のキーボードもような感覚です。
▼普通の段ボールでの梱包ですが、驚いたのが(写真は未掲載の)外箱の大きさ。今回は楽天市場で購入したのですが、製品が8個ぐらいは入りそうな、Amazon並みの大きな外箱でした。
▼同封品一式。使用することはないのですが、説明書も付属しています。
▼実測で、横幅 30.5cm、縦幅 26.4cm。各所のレビューを参照すると、12インチのThinkPadと同程度のサイズとするものが多いのですが、手元のThinkPadで比較したところ、12.5インチよりも大きく、15.6インチの10キーなしと ほぼ同サイズです。なお、主要キーのキーサイズは 実測 16mm。
▼別の角度より。全般的に、樹脂製と即わかる質感です。
▼写真ではわかりませんが、印字は明らかにシールです。全般的に、質感としては ミドルレンジ以上のThinkPad PCのキーボードよりも劣ります。
▼背面より。平置き・スタンドの双方に対応しています。
▼スタンドを立てた様子。赤い部分はゴム製です。
▼Micro USB ポートの位置がわかるように撮影。
▼グラつきが多いとされる Micro USBのポート部分。確かに、挿入して即 グラつきがわかるレベルで、耐久性に不安があります。
ThinkPad PCのキーボードとの比較
照明の当たり具合他によりイマイチな写真ですが、12.5インチ、15.4インチのThinlPadのキーボードとの比較です。繰り返しも記載ですが、サイズ感は15.6インチの10キーを除いた部分とほぼ同サイズです。
12.5インチとの比較
比較対象は以下のThinkPad X280。X280は一部のキーサイズが小さいために、タイピング感としては本製品がより良好です(X280も、12.5インチとしては かなり良好な打鍵感で、高速タイピングできます)。
▼上はX280、下は本製品ですが、本製品が幅広です。また、X280は「無変換」「変換」キー(私は英数・かなの切替に割り当てを変更しています)が他の主要キーよりも小さいのですが、本製品は均等であることがわかります。
▼キーボードの質感としては、X280が優れています。本製品は樹脂感が強く、古い製品ですが ThinkPad E130のキーボードと同水準の質感。
▼引用した ThinkPad E130のレビュー記事はこちら。
15.6インチとの比較
15.6インチのThinkPadの比較対象は以下のT550。前述のとおり、サイズはT550の10キーを除いた部分と同サイズ、質感・タイピング感ともに近いです。
▼10キーを除いたサイズは、本製品がごく僅かに大きい程度。
▼写真ではわかりにくいのですが、キートップのザラつきもT550と同様です。
タイピング感など
私はトラックポイントは補助的に使用している程度のため、主にタイピング感について記載します。また、現在のところはショートカットキーを多用していないため、ショートカット・Fnキーのコメントも未掲載です。
全般的に、キーの質感はそれほど高くなく、エントリーのThinkPad ラップトップに搭載されるキーボードと同水準との認識ですが、タイピング感はさすがにThinkPad。タイピング時の適度な押し込みと戻り感で、使い始めた当初から、快適に高速タイピングできています。
- ストロークは、X270 / X280などの12.5インチ、X1 Carbonと比較すると深め。
- 手元にあるThinkPadのストロークの浅い順に記載すると(7列キーのX220 / T420sを除く)、X1 Carbon 2016モデル、X280、本製品、T550、E130 = L560のイメージです。
- ストロークが深いことより、ThinkPad PCのタイピング感に比べて違和感ありとする方もいるようですが、私としては全く違和感がなく、所有するThinkPadでは X1 Carbon以外と同感覚。ただし、2019年以降のThinkPad PCを所有していないため、直近のThinkPad PCとの比較ではありません。
- 12.5インチのX280よりも幅が広いこともあり、X280では他キーよりも狭い「無変換・変換」キーが広く快適。
- トラックポイントは、所有する他のThinkPad PCよりも軽快なような感覚も。
- 打鍵音は、他のThinkPadのキーボードと同様に、低い打鍵音で全く気にならず。
- 私はWindowsとMacの双方で使用していますが、Macでの「英数・かな切替」は、キーの割当変更により、Macと同様にスペースキー両隣のキーで行うことができます(MacでWindows用キーボード使用時に「英数・かな切替」をワンタッチで行う方法(Karabiner-Elementsを利用))。
▼Macでは以下のApple ワイヤレスキーボードをメイン利用していますが、高速タイピングでは同水準。Apple ワイヤレスキーボードと比較して、ThinkPad トラックポイント・キーボードは、キー表面がやや滑る感覚もあります。
まとめ
ワイヤレスのThinkPad トラックポイント・キーボードも購入候補でしたが、中古のThinkPad PCが購入できる価格のため、割安な有線タイプを購入。Micro USB 接続部分のグラつき・耐久性に不安もありますが、やはり ThinkPad キーボードのタイピング感は格別。極端に言えば、キーを意識することなく軽快にタインピングでき、会社用にもう一台欲しくなってきました。
▼価格表示は9,900円となっていますが、国内通販価格は6,400円前後。
▼こちらはワイヤレス版。
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