M1 MacBook AirのParallels Desktop 17 for Macでの仮想環境に導入していた Windows 10ですが、Windows 11への更新通知を受領したことに伴い、早速 アップデートしました。しかしながら、ARM版のInsider Previewであるためか、あるいは Paralles Destopの設定が煮詰まっていないのか、不安定な動きです。
不安定なために、2021年11月12日時点では、M1 Mac 仮想環境でのWindows 10から11への更新はおすすめしませんが(私の環境固有の現象かもしれませんが)、アップデートの過程と不安定な動き・不具合情報について記載します。
M1 Mac 仮想環境での Windows 10から11へのアップデート
Parallel DesktopでのWindows 10の動作については以下の記事を参照ください。メモリ 8GBのM1 MacBook Airにおいても、Web ブラウジングや記事の編集では 遅さを感じることなく動作しています。
- M1 MacBook Air、Parallels Desktopによる Windows 10の導入方法と使用感。メモリ 8GBでも快適動作
- M1 MacでWindows 11が動く Parallels Desktop 17、バージョンアップのポイント、16.5からの更新手順
▼Windows Updateを確認してみると、「Windows 11 Insider Preview」がダウンロードできる状態になっています。
▼Windows 11のダウンロード中。
▼ダウンロード完了後、即インストール開始となりました。
M1 Mac 仮想環境でのWindows 11の不具合
上の画像やタイトル下の画像のとおり、M1 MacBook Air / Parallels Desktopの仮想環境にて、Windows 10 ARM版をWindows 11 ARM版に更新できたものの、2021年11月13日時点では以下の不具合・課題により運用には難ありの状態です。
- Windows アイコンを押下しても、メニューが表示されないことが多い。起動やサインオフ後のサインインなどの初回は表示されるものの、二回目以降はほぼ表示されない。
- Windows メニューが表示されないために、設定やアプリの起動にも難あり。「設定」は起動しません。
- Windows 10では起動できていたアプリが起動しない例もあり。
- Google Chromeの場合、URLを入力しても画面表示できないことが多い。
- 仮装環境のWindows 10では機能していた、M1 MacBook Airのキーボードでの「英数・かな切替」が機能しない。ただし、こちらは設定しだいかと思います。
おそらく、その他の課題・不具合もあるかと思いますが、上記はいづれも大きな課題であり、実際の運用には難ありな状況です。Windows メニューが表示できないくとも、アプリのショートカットを作成しアプリ起動もできますが(コントールパネルも開けます)、設定画面が開かないことと、上記4がかなり不便です。
▼FinderのWindows 10 Applicationsからのアプリ起動を試みるも、「設定」も含めて起動しないアプリがあります。
まとめ
2021年11月13日時点は、M1 MacBook Air / Parallels Desktopの仮装環境での、Windows 10 ARM版からWindows 11 ARM版への更新はできたのですが、私の環境では不具合が多く 運用は難ありな状況です。現在、設定などを見直していますが難航中。Parallels Desktopの更新(導入しているバージョンは17.1.0 (51516))、あるいは Windows 11のクリーンインストールで課題解消となることに期待します。
▼Parallels 公式サイトはこちら。 Windows 11は難ありな状況ですが、Winodws 10は普通に動作します。
▼Windows 10の導入手順はこちら。
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