Amazonにて、CPUにAMD Ryzen 7 7735HSを搭載するミニPCが、3,500円オフクーポンの利用により 48,500円で販売されています。
ベアボーン並みの価格ですが、Amazon 製品紹介に「16GB DDR5、512GB SSD」と明記されており、まさかのベアボーンではないと思いますが、念のために冒頭に記載します。
スペック
Amazonの製品紹介では「YCTipc ZHR ミニ PC」とあり、AliExpressにおいても販売の「ZHR」ブランドの製品と思われます。
やや懸念される事項としては、冒頭に記載のとおり、同スペックの他社製品と比較すると安すぎる価格であるうえに、ZHRのミニPCとしては当該製品が唯一の販売となっており、Amazon レビューのユーザーコメントを拾えないことです。
CPU | AMD Ryzen 7 7735HS、Zen 3+、8コア 16スレッド |
GPU | AMD Radeon 680M |
メモリ | DDR5 4800MHz 16GB、2スロット |
ストレージ | M.2 2280 PCIe 3.0 x 4 SSD 512GB、空きスロットあり |
WiFi | WiFi 6E対応 |
Bluetooth | 5.2 |
ポート類 | USB-C(映像出力対応)、USB-A 3.2 Gen 1 x 2、USB-A 2.0、HDMI x 2、DP、2.5G LAN x 2 |
サイズ | 130 x 128 x 55mm |
OS | Windows 11 Pro |
▲▼私はRzyen 7 7735HSの使用経験がないために、上の製品情報からCINEBENCH R23のスコアの引用です。
▲▼CINEBENCH R23のスコアは「シングルコア 1547、マルチコア 13608」とあります。一方、以下の記事にて実機レビューの、下位のRyzen 5 7640HSのスコアは「シングルコア 1717、マルチコア 12586」。PCの環境によりますが、上の画像のシングルコアのスコアはやや低く出ているように感じます。
以下の2つめの記事で掲載の、実機で計測のスコア一覧に照らし合わせると、上の画像のシングルコアのスコアはApple M1とApple M2 Proの中間あたりのスコアです。いづれにしても、普段使いではキビキビと動作する水準です。
MINISFORUM UM760 Slim 実機レビュー、Ryzen 5 7640HSを搭載し5万円台、上位機と同水準で動作のミニPC
CINEBENCH R23、ミニPCやノートPC 35製品で計測のスコア一覧。キビキビ動作のスコアの指標
▼映像出力は、USB Type-C、HDMI x 2、DisplayPortの4系統です。また、RJ45 2.5G 有線LANを2ポート搭載しています。一方、やや気になるのが、USB-Aポートが前面に集中していること。
▼画像では明確ではありませんが、PCIe 3.0 x 4のM.2 SSDスロットを2つ装備し、増設することができます。また、DDR5 メモリも 当然ながらも2スロットであり、デュアルチャンネルで動作します。
▲▼CPUファンのほか、底面裏に SSDとメモリの冷却用に(おそらくは 80 x 80mm サイズの)システムファンを装備しています。
価格情報
2025年9月7日現在のAmazon 価格は、3,500円オフクーポンの利用により 48,500円です。他に 6%オフクーポンの掲載もありますが、試してみたところ、2つのクーポンの併用はできませんでした。
なお、製品タイトルに「16GB DDR5、512GB SSD」と明記されており、まさかのベアボーン(価格的にはベアボーンでもおかしくない)ではないと思いますが、念のために記載します。
▼こちらは文中で引用の Ryzen 5 7640HSを搭載する「MINISFORUM UM760 Slim」の販売情報と実機レビュー記事です。ベンチマークスコアは比較的高く、また、安心面ではこちらがおすすめです。

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