中国製PCなど面白そうな、あるいはコスパの高いデジギアを探す場合に頼りになるのがAliExpress。GearBest、Geekbuyingなどで販売されていない製品も多数あります。
今回紹介のZEUSLAP X2もその一つ。15.6インチ IPSにApollo Lake N3450 / メモリ 6GB / 256GB SSDに64GB eMMCのスペックで、さらにはWindows 10 Proをプレインストールし、2019年3月15日時点の価格は348.84ドルとなっています。
ZEUSLAP X2のスペック
このZEUSLAP X2には、64GB eMMCのみのバージョンもあるのですが、以下のスペックはeMMC + SSDのバージョンです。
- CPU : Apollo Lake N3450
- メモリ : 6GB DDR3
- ストレージ : 64GB eMMC + 256GB M.2 SSD
- ディスプレイ : 15.6インチ IPS、解像度 1920 x 1080。仕様表にグレア・ノングレアの記載はないのですが、上の画像の「Mirror」の表記からするとグレアパネルか。
- WiFi : 11ac対応
- Bluetooth : 4.0
- ポート類 : USB 3.0 x 2、Mini HDMI
- バッテリー : 4500mAh x 2
- サイズ : 374 x 244 x 15mm、1.9kg
- OS : Windows 10 Pro
- ボディはメタル製
当記事編集中に気が付いたのですが、なんと Windows 10 HomeではなくProを搭載しています。また、15.6インチクラスの安価なPCではTNパネルを搭載しボディはプラスチック製であることも多いのですが、IPSパネルを搭載しボディはメタル製(アルミ)とあります。
惜しいのはボディ色がパープルのみであること。この仕様でボディ色がシルバーもしくはグレイがあるとより一層 魅力が高まるのですが、日本以外ではシルバー以外が好みなのでしょうか?
外観と機能
外観と機能以外となりますが、AliExpressサイトの利点の一つが、製品紹介の最後にメーカーあるいはブランドの略歴と会社・工場の写真が掲載されていることが多いこと。今回紹介のZEUSLAPは以前から知っていたのですが、会社・工場の写真を見るとかなり安心感が増します。
▼天板のロゴはなくすっきりと。
▼15.6インチで、ここまでキーボードが横幅ギリギリまで拡がっているのも珍しい。
さて、上の画像から読み取れる事項とコメントは以下です。
- キーボードのキーピッチの記載はないのですが、フルサイズキーボードとの表記があり、横幅いっぱいに拡がるキーボードは10キー付ではあるものの、キーサイズは大きめと推察。タッチパッドも、目視では概ね横幅の1/3程度と大きいですね。
- 掲載の写真は「Real Pictures Shot」と記載のあるものですが、落ち着きのあるパープルで天板のロゴもなくすっきりしています。シルバーもしくはグレイが好みの私ですが、これなら大きな違和感はないかも。
- メタル製との表記があるのですが、最近の傾向としては天板と底版はアルミ製でキーボード面はプラスチック製の可能性もあります。キーボード面もアルミ製の場合には「Full Metal」との表記で強調するはずですが、その表記はありません。
- 底板の画像がないため、M.2 SSDに簡単にアクセスできるか否かは不明。ただし、底板はネジでの固定のため、利便性に大きな影響はありません。
- ポート類は、左右にUSB 3.0ポートがあり、Mini HDMIも備えているため、拡張性も十分です。
- 左右・上のベゼル幅は太くもなく狭くもないのですが、下のベゼル幅は他製品よりも狭く感じられます。
まとめ
国内はもとより、海外サイトを参照しても記事数の少ないZEUSLAP X2。Apollo Lake機としては、メモリ・ストレージともにそつなくまとまっており、ポイントとなるのはキーボードか。他の製品も同様ですが、キーボードのタイピング感と打鍵音は実機を操作しないと確認できないため、動画レビューを見てみたいものです(現在のところは見つからず)。
▼AliExpressで販売のZEUSLAP X2。2019年3月15日時点の価格は348.84ドル。
▼価格的なポイントは、Gemini Lake N4100 / メモリ 8GB / SSD 256GBを搭載のTeclast F15との価格差80ドルをどうみるか。Teclast F15のGearBestの価格(2019年3月15日時点)は429.99ドル。
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