私はXiaomiのエントリークラスのスマホ「Xiaomi Redmi 5 Plus」をメインスマホとして使用していますが、エントリークラスながらもサクサクと稼働し、カメラの性能も含め、通常利用に何の不満もないものです。
エントリークラスでも十分に満足なXiaomiのスマホですが、フラッグシップ機の性能はいかほどのものか。リリース直後のXiaomi Mi 8の詳細を確認してみました。フラッグシップ機ではあるものの、日本でほぼ同スペックを持つスマホの価格(10万円前後)と比較すると、Xiaomi Mi 8 RAM 6GB ROM 128GBは535.99ドル(7月31日までのセール価格。Global版)とかなりコスパの高い端末です。
Xiaomi Mi 8のスペック
ストレージは64GB / 128GB / 256GBから選択できます。また、カラーはブラック、プルー、ホワイト、ゴールドの4色展開です。
なお、GearBestではChinese版、Global版、International版の3種類が販売されていますが、安いChinese版は日本語対応できていないため、Global版もしくはInternational版がターゲットです。
スペック表のみをみると、CPUのSnapdragon 845、メモリ 6GB 、カメラの画素数に目がいきますが、後段でポイントを個別にみていきます。
なお、対応バンドにおいては以下に留意くださいませ。
- ドコモ回線では必須となる3Gのバンド6とLTEのバンド19に未対応であり、電波が掴みにくい状況になることもあり。
- ソフトバンク、ワイモバイル回線は必須となる全バンドに対応。
- auでは必須バンドに対応せず、使用困難。
CPU、レスポンス
CPUはSnapdragon 845。最大2.8 Ghzで動作するARM Cortex A75 × 4、省電力性に優れ補助的に動作するARM Cortex A55 × 4の構成です。
国内製品でSnapdragon 845を搭載する端末は以下があります。最安でも、Xperia XZ2 Compact、ASUS ZenFone 5Zの7万円台となっており、その他機能も含めXiaomi Mi 8のコスパ度が際立ちます。
- Samsung Galaxy S9、Galaxy S9+
- Sony Xperia XZ2、XZ2 Compact、XZ2 Premium
- ASUS ZenFone 5Z
▼国内でのSnapdragon 845搭載機としては最安部類のASUS ZenFone 5Z
▼AnTuTu ベンチマークスコア
AnTuTu ベンチマークスコアは、以下のTecTabletsの動画レビューの3分39秒あたりに掲載されていますが、270,926となっています。手持ちの端末(Teclast M89)のスコア10万越えのサクサクさで感動していた私としては、27万スコアは凄すぎてサクサクさが想像できないほどです。
▼以下の動画では、アプリ起動でのiPhone Xとのレスポンス比較を行っていますが、明らかにXiaomi Mi8のレスポンスが速いことが確認できます。
ディスプレイ
ディスプレイは 6.21インチの解像度 2248 x 1080、AMOLED(有機EL)ディスプレイです。
- アスペクト比は18.7 : 9の縦長ディスプレイ。横幅は5.5インチクラスのため、片手での持ちにくさを気にする必要もありません。
- AMOLED(有機EL)ディスプレイを採用し、従来の液晶に比べて色の再現性が高いため、鮮やかできれいな画質になります。先のTecTabletsの動画レビューでも鮮やかなディスプレイとのコメントがあります。
- また、ベゼル幅がかなり狭いこともデザインに貢献しています。
実際に、複数のレビュー動画にて確認しましたが(Xiaomi 他機種との比較など)、Mi 8のディスプレイは正面・斜めから見た場合にもかなり明るく鮮やかな画面です。
カメラ
Xiaomi Redmi 5 Plusのシングルカメラの性能でさえ満足している私ですが、Xiaomi Mi 8のカメラ性能もフラッグシップ機らしく驚愕のスペックになっています。
- リアは12MP × 2
- フロントは20MP
- センサーはSony Exmor IMX363 センサーを採用
- F値 1.8の明るいカメラを搭載
- 1.4μm の大きなピクセルと4軸光学手ブレ補正対応
- デュアルピクセルのオートフォーカスを採用
- AIカメラは206の撮影シーンを識別。カメラを向けるとリアルタイムでAIがシーンを識別し、最適なチューニングを行ってくれます。
▼国際的なカメラ評価機関であるDXOMARK MOBILEでのスコアランキング(2018年7月29日時点)では、Huawei Mate 10 ProやiPhone Xを抑え6位となっています。Huawei P20 Pro / P20も凄すぎます。
興味を惹いたのが、割愛した画像のなかに「When traveling abroad, as universal small assistant, help you translate the menu, provide real-time exchange rate calulation.」との記載。「海外に行った際に、メニューを翻訳(解析)し、リアルタイムで換算レートを表示できるよ」と読み取れるのですが、食事のメニューの現地価格から日本円への換算をカメラのAIを通じ可能とのことでしょうか(理解が全く違っているかもしれませんが)。
▼前面のセンサーにより、暗闇でも顔認識によるアンロックが可能とあります。もちろん、指紋認証も可能です。
その他の機能
その他の機能もてんこ盛りですが、一部の機能のみの紹介となります。
世界初のL1、L5デュアルバンドGPS対応
Dual-frequency GPSとありますが、L1とL5バンド帯の双方によるGPS測位に世界ではじめて対応する機種です。ポイントとなる事項は以下。
- 従来のスマホはL1のみ対応し、理論測定誤差は300m程度。
- このため、高層ビルなどがある都市部では測位が難しい。
- 他方、L5の理論測定誤差は30mであるものの、GPSの信号をつかむまで時間がかかる。
- そこでMi 8では、双方のメリットを活かすべく、L1とL5の双方により即位を行う。
これなら大都市圏のナビ機能をますます有効利用できそうです。
Quick Charge 4+に対応
Quick Charge 4+に対応したことにより、Xiaomi Mi 8の充電時間は如何ほどかというと、中ほどに掲載のTechTabletsの動画レビュー3分4秒あたりで言及していますが、「バッテリー残量7%からフル充電に要した時間は1時間37分」とのこと。バッテリー容量は3400mAhですが、これは激速です。
まとめ
Xiaomiのフラッグシップ機となるMi 8。Snapdragon 845にメモリ 6GB、AIカメラにデュアルバンドGPS対応、そしてQuick Charge 4+に対応と、全てを語りつくせないほどにハイエンド機能がてんこ盛りです。
これだけのハイエンド・機能となると国内では10万円前後となるのですが、このMi 8はROM 128GBのInternational版が599.99ドル、Global版が535.99ドルとなりコスパ最強です。
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