2022年10月12日現在、AliExpressで販売の10.61インチタブレット Xiaomi Redmi Padですが、AliExpressでの掲載から間もないものの、1万以上のお気に入り登録の注目製品となっています。CPUにHelio G99、8000mAhの大容量バッテリー、4スピーカーを搭載し、ユニボディであることが大きな特徴です。
先日、以下の記事にて、スペックなどの概要を記載しましたが、今回は同価格帯の10インチタブレットと主だったスペックを比較してみました。
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Xiaomi Redmi Pad、Helio G99搭載の10.61インチタブ。ユニボディの美しいデザインに4スピーカーを搭載
Xiaomi Redmi Padのスペックのおさらい
上の記事で掲載のスペックの再掲です。特徴となる事項に黄色網掛けしています。
CPU | MediaTek Helio G99、6nm プロセス、最大 2.2GHz |
GPU | Mali-G58 MC2 |
メモリ | 3GB / 4GB / 6GB LPDDR4X |
ストレージ | 64GB / 128GB UFS 2.2 |
ディスプレイ | 10.61インチ、解像度 2000 x 1200、IPSパネル、明るさ 400 nits |
WiFi | 11a/b/g/n/ac |
Bluetooth / GPS | Bluetooth 搭載、GPSは未確認 |
LTE | 未対応 |
カメラ | リア 8百万画素、フロント 8百万画素 |
バッテリー容量 | 8000mAh、18W 急速充電 |
サイズ(本体) | 250.38 x 157.98 x 7.05mm、445g |
OS | MIUI for Pad |
その他 | 4スピーカー |
- CPUには AnTuTu ベンチスコア 約38万となる 6nm プロセスのMediaTek Helio G99を搭載。
- 国内外通販では、Teclast / BMAX / CHUWIなどの中国新興ブランドの製品が多く販売されていますが、多くはAnTuTu ベンチ 約20万のUNISOC T618を搭載しており、Redmi Padはレスポンス面で優位です。
- ストレージには、通常のeMMCより高速な UFS 2.2を搭載。
- 一方、Redmi PadはLTEには未対応、WiFiでの運用となります。
- また、製品紹介に記載がないことから、GPSは未搭載と思われます。
- ハイエンドのタブレットとしては、以下の事例のように、Snapdragn 870 / 860を搭載する Xiaomi Pad 5 Pro / Pad 5がありますが、価格帯が異なるため、後段の比較では未掲載です。
同価格帯のタブレットとの主要スペック比較
AliExpressの販売価格で同水準、あるいは新興ブランドの代表としてTeclastの10インチクラスのタブレットの主要指標を比較してみました。
▼Realme Pad、Lenovo P11、Teclast M40 Proとの比較ですが、価格は2022年10月12日時点となり、また、同一製品でも販売店により 多少の価格差があります。
上表に未掲載の事項も含めて、比較におけるコメントは以下です。
- Redmi PadのCPUは、他製品よりも上位の6nm プロセス Helio G99を搭載。普段使いでは、Teclast M40 ProのUNISOC T618においても十分ですが、よりキビキビと動作します。
- ストレージは、PCのSATA SSDの速度に迫る UFS 2.2を搭載。大容量アプリのインストール時に、速さを実感できます。
- このクラスでは珍しく、リフレッシュレートは90Hz に対応し、滑らかなスクロールなどに貢献します。
- バッテリーは10インチとしては最大級の8000mAhを搭載しつつも、ユニボディにより 445gと軽量。
- 最近の端末では明るさを明記する製品も増えてきましたが、Redmi Padの明るさは 400 nitsと、Android タブレットとしては明るい部類です。なお、Lenovo P11も400 nitsです。
- 一方、Teclast M40 Proやその他の中国新興ブランドのタブレットと異なり、LTEには未対応。
- また、Teclast / Alldocube / CHUWIの製品など、メモリ 6GB / 8GBを搭載する製品も多いなか、Redmi Padは 3GB / 4GBと控えめ。
▼Apple 製品で搭載事例の多い アルミのユニボディ(1枚の金属を削り出して加工)であることも大きな特徴の一つ。
まとめ
Redmi Padの主要指標を、AliExpressで売れ筋で同価格帯のタブレットと比較してみました。メモリ搭載量は控えめであるものの、AnTuTu ベンチスコア 約38万となるHelio G99に、UFS 2.2のストレージ、90Hzのリフレッシュレート、8000mAhの大容量バッテリーとポイントを押さえた構成です。また、多くのApple 製品と同様に、ユニボディであることも大きな要素であるうえに、Xiaomiのタブレットとしての安心感もあります。
▼2022年11月3日追記。国内通販においても販売されています。
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