AliExpressにて、「Xiaomi Pad 6S Pro」のGlobal版が発売となりました。CPUにSnapdragon 8 Gen 2を搭載し、12.4インチの液晶は 3K 解像度、ストレージは高速なUFS 4.0、10000mAhの大容量バッテリーは120Wの急速充電に対応と、驚愕のスペックです。
2024年4月10日現在は予約注文(正式販売は5月1日のようです)となりますが、Xiaomi Mi-Global Storeのクーポン利用により 479ドル(メモリ 8GB / ストレージ 256GB)での販売です。
引用元・販売元
Xiaomi Pad 6S Proのスペック
他の中国ブランドの製品とは価格が大きく異なるために、比較対象とすることは適切ではないのですが、他の3万円前後のタブレットが 最大でも4スピーカーであるのに対して、6スピーカーを搭載しています。
以下のスペックのとおり、Android タブレットとしては、この上なく高いスペックです。また、私個人としては、液晶のアスペクトが 3 : 2であることも嬉しい仕様です。
Xiaomi Pad 6 Pro、Snapdragon 8+,RAM 12GB,67W急速充電,50MP カメラと、無印 Pad 6より大幅機能アップ
上の「Pad 6 Pro」の情報は古いのですが、「Pad 6 Pro」比較での優位な事項に黄色網掛けしています。ほぼ全項目が黄色網掛けになる勢いですが、控えめに網掛けしています。
CPU | Snapdragon 8 Gen 2 |
メモリ | 8GB / 12GB |
ストレージ | 256GB / 512GB UFS 4.0 |
ディスプレイ | 12.4インチ、解像度 3048 x 2032、144Hz リフレッシュレート、輝度 最大 900 nits |
リアカメラ | 50百万画素 + 2百万画素 |
フロントカメラ | 32百万画素 |
WiFi | WiFi7 対応 11 a/b/g/n/ac/ax |
Bluetooth | 5.3 |
LTE | 未対応 |
バッテリー | 10000mAh、120W 急速充電 |
サイズ | 278.70 x 191.58 x 6.26mm、590g |
OS | Xiaomi HyperOS、Android 14ベース |
その他 | 6スピーカー、GPS未搭載 |
他の中国新興ブランドの全部入りのタブレットと異なり、Xiaomi / Lenovoなどの大手ブランドのタブレットは、Xiaomi Pad 6S Proと同様に、LTEに未対応、GPSを未搭載であることに留意ください。
Global Versionについて
Xiaomi、Lenovoなどの大手ブランドの新製品タブレットの場合、英語・中国語のみに対応し、Google Playに未対応のChinese Versionを先行販売することが多いです。
今回紹介の「Xiaomi Pad 6S Pro Global Version」は、日本語も含めた多言語に対応し、Google Playも利用できます。また、他サイトの情報では、技適マークも搭載されているようです。
3K 解像度の12.4インチ ディスプレイ
Teclast、DOOGEE、Headwolf、Blackviewなど、Android タブレットのディスプレイは、10~11インチから12インチへと大型化する傾向にあるように思います。
以下の記事にて、12インチの「DOOGEE T20 Ultra」を実機レビューしていますが、11インチとの比較において 想像以上に大きなもの。
▼12インチの「DOOGEE T20 Ultra」と11インチタブレットの比較。実際に手にすると、1インチ以上のサイズ差があるように感じます。
「Xiaomi Pad 6S Pro」は更に大きな12.4インチ。「DOOGEE T20 Ultra」のサイズ 278.8 x 174.3 x 7.6mmに対して、「Xiaomi Pad 6S Pro」は 278.70 x 191.58 x 6.26mm。アスペクト比が 16 : 10 vs 3 : 2の相違もあり、「Xiaomi Pad 6S Pro」は縦持ちでの横幅が大きくなります。
さらに「Xiaomi Pad 6S Pro」は 3K 解像度(3048 x 2032)、144Hzのリフレッシュレート、明るさ 最大 900 nitsと豪華な仕様です。6スピーカーとあわせて、ゲームや動画視聴などにも適しています。
また、見出し下の画像のとおり、(繰り返しの記載ですが)アスペクト比 3 : 2であることも、私にとっては嬉しい仕様です。Android タブレットにキーボードを使用して記事の編集を行う際など、縦の情報量が多く効率化を図ることができます。
▼こちらは上記リンク先にて実機レビュー、引用した「DOOGEE T20 Ultra」。
Snapdragon 8 Gen 2、UFS 4.0 ストレージ
既にスマホのXiaomi 14などでは Snapdragon 8 Gen 3が搭載されていますが、一般的には Xiaomi Pad 6S Proに搭載のSnapdragon 8 Gen 2においても、普段使いではオーバースペックなほどにキビキビと動作します。
AnTuTu ベンチマーク v10のスコアは160万台、v9のスコアは120万台。比較対象にはなりませんが、3万円前後のAndroid タブレットで主流なCPUであるHelio G99のv10のスコアは 40万前後。私としては、v10のスコア 約70万もあれば十分なもの。
また、ストレージは、Snapdragon 8 Gen 2がサポートしている UFS 4.0の256GB あるいは512GBです。一般的な指標として、PCでのPCIe 4.0 SSDに匹敵し、大容量アプリのインストールなどで恩恵を感じることでしょう。
120W 急速充電に対応
大容量バッテリーを搭載するAndroid タブレットにおいて、33W程度の急速充電では、充電速度にもどかしさも感じます。Xiaomi Pad 6S Proは120Wの急速充電に対応し、10000mAhのフル充電に要する時間は僅か35分。忙しい朝の出勤前にも ある程度の充電容量を確保できます。
専用キーボードのオプションあり
従来のXiaomi Padと同様に、オプションでのキーボードも用意されています。12.4インチの大画面でもあり、ぜひPCライクに使用したいものです。
タッチパッドのほか、明るさ調節、音量調節、スクショなどのショートカットキーを備えており、また、ディスプレイにあわせて大きなサイズのキーボードですので、高速での大量タイピングが可能と思われます。
なお、キーサイズは 16 x 16mm。以下の記事にて実機レビューの「ロジクール MX KEYS mini KX700」のキーサイズとほぼ同じです。
▼キーボード単体の販売情報です。
Xiaomi Pad 6S Pro キーボード、AliExpress
外観
明るい背景のイメージ画像が少ないこともあり、外観については簡単に記載します。背面はグレイのみの展開と思われますが、従来モデルと同様に 金属製の背面となり、質感は高いように感じます。
フラットなサイドは 6.26mmと厚みが抑えられており、12.4インチ / 10000mAhと大容量バッテリーを搭載している割には、質量 590gと重くはありません。
▼オプション・別売りとなるキーボードのファンクションキーの構成です。iPadのキーボードと同様に、一通りの機能を備えています。また、明確に読み取れないのですが、バックライトも備えているように思われます。
なお、英語キーボードとなり、日本語キーボードの設定はないことに注意が必要です。
Parallelsが25%オフ