2018年9月現在では既に販売開始となっているXiaomi Mi Notebook。第8世代のCore i5 8250Uを搭載する15.6インチですが、先行するNotebook Pro / Pro 2の廉価版の位置づけです。先の記事「Xiaomi Notebook、15.6型ノートにCore i5-8250U搭載の廉価版がラインナップ」では概要をお伝えしましたが、今回はより詳細にPro / Pro 2と比較してみました。
Notebook Pro、Pro 2とのスペック比較
▼先の記事「Xiaomi Notebook、15.6型ノートにCore i5-8250U搭載の廉価版がラインナップ」の再掲ですが、Xiaomi Mi Notebook Pro、Pro 2とのスペック比較表です。
▲▼スペック表で明らかですが、メモリ・SSD搭載量など変更可能なものを除いての相違は以下となります。なお、今回紹介のNotebookは無印Notebookと表記しています。また、スペック表に記載のない、イメージ画像が読み取れる事項も含みます。
- SSDの接続方式は、Pro / Pro 2がPCI-E、無印Notebookが(明記ないのですがおそらく)SATA。「Xiaomi Mi Notebook Pro 実機レビュー。使用して即感じた心地よさ、SSDの速さは圧巻」に記載していますが、PCI-EとSATA接続では、体感差は劇的に異なります。SATAのSSDもHDDと比較すると爆速であるものの、PCI-Eの速さは別次元。
- 無印Notebookのストレージは、SSDとHDDのデュアル構成。
- 無印Notebookには、USB-Type-Cの搭載なし。
- 2018年9月15日時点では販売されていないようですが、イメージ画像での判断では、ボディ色はブラックとホワイトの2色展開。
- イメージ画像の説明では「metal cover」とありますが、ボディのどの面が金属であるか不明。天板・底版は金属製と類推(あるいはどちらか一方か?)しますが、内側はプラスチック製と思われます。
- キーボードは10キー付。私はテキスト入力の効率性(誤タイピングの回避)を高めるべく、10キーなしが好みなのですが。
- GPUは、ProのGeForce MX150、Pro 2のGeForce MX1050からスペックを落とし、GeForce MX110に。負荷の大きいゲームをしない場合にはMX110で十分。
全般的に、SSDとGPUのスペックを落とし、1TBのHDDを追加したものと言えるでしょう。最近、SSDにばかり目が行き、HDDの価格に疎くなっていたのですが、以下のとおり1TBの2.5インチHDDは6,000円前後。それほど高いものではないですが、大量の画像・動画を扱う場合にはありがたい。
▼Xiaomi Mi Notebook Proのレビュー。PCI-E接続のSSDの速さに感動
イメージ画像による特徴の補足
▲こちらは、Xiaomi Notebook Proの実機。詳細は「Xiaomi Mi Notebook Pro、1週間使用後のまとめレビュー。つい微笑んでしまう快適なレスポンスと操作性」を参照。
以降、今回紹介のXiaomi Mi Notebookのイメージ画像での補足です。
▲▼全般的な特徴として、以下の記載があります。
- 新しい製造工程にて製作
- メタル製のカバー
- 第8世代のCore i5、128GB SSD、デュアルファン・デュアル排出機構を備えた冷却、マルチファンクション機能のあるキーボード、7つのインターフェースを特徴とする
- 厚みは19.9mmを確保
▼GPUは2GBのビデオメモリーを持つGeForce MX110を採用
▼10キーを備えたキーボード。
私の感覚、10キーを備えた他機種での使用感では、この10キーが誤タイピングを招きやすく、大量タイピングする際に効率性が落ちるのですが、このXiaomi Mi Notebookの使用感が気になります。
▼2つのファンを備えています。Xiaomiのことですので、風切り音にもケアしていると思いますが、負荷をかけた際のファンの回転数・風切り音も気になります。通販サイトからお借りし、1週間ほど使用したNotebook Proではそれほど気になるほどの風切り音ではなかったのですが。
▼2018年9月15日時点での販売はブラックのみですが、ホワイトのイメージ画像も多数あり、近々にホワイトバージョンも販売されることでしょう。
まとめ
第8世代のCore i5、128GB SSD / 1TB HDD、GeForce MX110を搭載し価格を抑えたXiaomi Mi Notebook。Proバージョンからスペックを抑えているものの、それでもなお基本スペックが高い製品となっています。
Pro 2の発売に伴い、セール時には800ドル台で販売しているXiaomi Notebook Proもおすすめですが、より価格を抑えたい、あるいはSSDとHDDのデュアル構成も捨てがたい場合には、国内製品よりもコスパに優れた当機もおすすめです。
▼2018年9月15日時点のGearBest(上)とGeekbuying(下)の価格情報。
双方とも約680ドルと同価格帯ですが、いづれも送料が30~40ドルほどかかります。送料無料としている製品も多いなか、送料別での価格表示ですね。
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