MINISFORUM UM700、Ryzen 7 3750H搭載のミニPCが約57,000円で販売中。レスポンスはCore i7-8565U相当 | Win And I net

MINISFORUM UM700、Ryzen 7 3750H搭載のミニPCが約57,000円で販売中。レスポンスはCore i7-8565U相当

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短期間で多くのミニPCをリリースする「MINISFORUM」。先日、AMD Ryzen 5 3550Hを搭載するミニPC「DMAF5」をリリースしたばかりですが、今度は AMD Ryzen 7 3750H / Radeon RX Vega 10を搭載する「DM700」を公式サイトで販売しています。

CPU / GPUの型番が示すとおり、「DMAF5」より上位となるものの、UM700の最小構成(メモリ 8GB、PCIe SSD 128GB)の公式サイトの販売価格は 539ドル(約57,000円)と、Amazonでの「DMAF5」の価格 5,599円(クーポン適用後)と大差ありません。

引用・販売元

MINISFORUM 公式サイト(英語)

MINISFORUM 公式サイト(日本語)

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MINISFORUM UM700のスペック

冒頭に記載のとおり、AMD Ryzen 7 3750H / Radeon RX Vega 10を搭載することを最大の特徴とする「UM700」。そのスペックは以下となります。

CPU AMD Ryzen 7 3750H、4コア8スレッド、最大 4.0 GHz
GPU Radeon RX Vega 10 (Frequency 1400 MHz)  
メモリ 8GB DDR4(空きスロットあり)
ストレージ 128GB M.2 2280サイズ NVMe SSD、2.5インチ SSDを増設可能›
WiFi WiFi 6 AX200
Bluetooth 5.1
ポート類 USB 3.1 x 4、USB Type-C(映像出力可能)、HDMI、DP、有線LAN x 2
サイズ 128×127×46mm、500g
OS Windows 10 Home

 

後段の外観にて記載しましたが、「DMAF5」と「DM700」のぱっと見のデザインと配色は同じ、サイズも誤差の範囲で同じ(1mmほどの差)ことから、「DMAF5」をスペックアップした製品が「DM700」となります(MINISFORUMさんから受領の情報にも明記されています)。上のスペック表上では「DMAF5」より優位な事項に黄色網掛けしていますが、CPUとGPUのみの相違でポート類も同じです。

 

公式サイトのベンチマークスコアをそのまま引用しましたが、Geekbench 5と3D Mark 11のスコアとなり、上の画像は「DMAF5」のRyzen 5 3550H、下の画像は「DM700」のRyzen 7 3750H。画像で明らかですが、補足すると以下となります。

  • Geekbench 5のSingle Core / Multi Coreは、Ryzen 5 3550Hは第8世代のCore i7-8550U相当ですが、Ryzen 7 3750Hは明らかに Core i7-8550Uより優位。
  • GPU / メディア系に強いRyzen / Radeonであり、3DMark 11のスコアはCore i7-8550Uよりも明らかに優れています。
  • 手元にあるCore i7-8565UのミニPCのGeekbench 5のスコアは、Single-Core 1056、Multi-Core 2765であり、普段使いの体感レスポンスは Core i7-8565U相当と言えそうです。また、ゲームなどでは「DM700」が快適に動作します。
  • Ryzen 7 3750H / Core i7-8565UクラスのCPUとPCIe SSDの組み合わせでは、Windows 10の起動・終了、アプリやブラウザのタブの切替など、かなりキビキビと動作します。データ量・関数の多いExcel / Accessなどのオフィスソフトは軽快です。
  • なお、ストレージはPCIe 4xの128GBですが、他社のミニPCも含めて 発熱を考慮してのことか、標準装備のPCIe SSDのベンチマークスコアは控えめなため(リード・ライトともに1000台のスコア)、速度・想定される使用量に応じて、より高速で大容量なSSDを購入し換装したほうがよいとも思います。

 

▼引用したCore i7-8565UのミニPCはこちら。

 

▼MINISFORUMの他のミニPCの実機レビューはこちら。いづれも、ケーブルの結束などの細かい部分の配慮も抜かりなく、静音仕様となっています。

 

MINISFORUM UM700の外観と機能

上記でも記載しましたが、「UM700」は「DMAF5」のスペックアップ版であり、以下の画像のとおり(上はDMAF5、下はUM700)、同ボディを採用し同デザインとなっています。

 

 

▼メモリはもちろん、スロット形式。ユーザーでの換装・増設も可能です。SSDの換装・増設も含め、メンテナンスしやすいことが、MINISFORUMのミニPCの特徴の一つ。

 

▲天板を開けると、SATA SSD / HDDの増設、2280サイズのPCIe SSDの換装が可能です。より高速・大容量のSSDに換装する場合、256GBで6,000円程度とそれほど高価ではありません。

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まとめ

Ryzen 5 3550Hの「DMAF5」からAMD Ryzen 7 3750Hへとスペックアップした「DM700」。そのレスポンスはインテル第8世代のCore i7-8565U水準(GPU系はUM700が優位)。冒頭で記載のとおり、「DMAF5」のAmazon 価格(メモリ 8GB、SSD 256GB) 55,990円と大差ないため、「DM700]がよりコスパ高と言えます。

 

公式サイトでの、メモリ 8G / SSD 128GB版の販売価格は539ドル(送料無料)。日本円換算では約57,000円。

3月11日時点では 549ドル(公式サイトに記載のクーポン適用後)と10ドルほどアップしています。

MINISFORUM 公式サイト、UM700販売情報(英語サイト)

MINISFORUM 公式サイト、UM700販売情報(日本語サイト)