インテル 第12世代のCore i7-1260P、あるいはCore i5-1240Pを搭載する 16インチノート「Xiaomi Book Pro 16 2022モデル」。メモリ 16GBにPCIe 4.0のSSDに加え、16インチ 4K 解像度のディスプレイは有機ELのタッチパネルと豪華な仕様。さらには、100WのGaN 電源アダプターが付属しています。
引用元・販売元
Xiaomi Book Pro 16 2022 モデル、AliExpress
Xiaomi Book Pro 16 2022 モデルのスペック
基本スペックの高いこと、4K 解像度の有機EL・タッチパネルであることが大きな特徴の「Xiaomi Book Pro 16 2022 モデル」ですが、詳細スペックは以下となります。
CPU | Core i7-1260P / Core i5-1240P |
GPU | NVIDIA GeForce RTX 2050 / Intel Iris Xe Graphics |
メモリ | 16GB LPDDR5 5200MHz Dual Channel |
ストレージ | 512GB PCIe 4.0 SSD |
ディスプレイ | 16インチ、有機EL / タッチパネル、解像度 3840 x 2400 (16 : 10)、明るさ 600 nits |
WiFi | WiFi 6 |
Bluetooth | 5.2 |
ポート類 | USB Type-C フル機能 x 2、Thunderbolt 4 |
サイズ | 356.45 x 243.76 x 14.9mm、1.8kg |
OS | Windows 11 Home、販売店にて中国語版から英語版に変更 |
その他 | バックライトキーボード、指紋認証、100W GaN 電源アダプター付属 |
スペックの補足は以下です。
- Core i7-1260P モデルのGPUはNVIDIA GeForce RTX 2050、Core i5-1240P モデルのGPUはIntel Iris Xe Graphics
- 高速な メモリ 16GB LPDDR5 / PCIe 4.0 SSDは両モデルに共通
- コンパクトな100WのGaN 電源アダプターが付属し、37分で50%の充電が可能
- XiaomiのノートPCは出荷時のOSは中国語版のWindowsとなりますが、リンク先の販売店の製品は 販売店側で 中国語版から英語版に変更
CPU、GPU、メモリ、ストレージ
ノートPCとしてはハイエンドのCore i7-1260P もしくはCore i5-1240Pに、GPUはNVIDIA GeForce RTX 2050 もしくはIntel Iris Xe Graphics。また、メモリ は デュアルチャネルの16GB LPDDR5、ストレージは高速なPCIe 4.0と、ハイエンドなパーツの全部入りです。
なお、Core i7-1260Pの場合、Geekbench 5 CPU ベンチマークのシングルコアのスコアは M1 Macと同水準、マルチコアは M1 Macよりハイスコアです。
液晶
16インチのディスプレイは、4K 解像度にタッチパネル、有機ELパネルに 縦長の16 : 10のアスペクト比、明るさ 600 nitsと、リフレッシュレートが60Hzであることを除いては、これ以上 望むことがないほど。
また、ベゼル幅の明記はありませんが、画面占有率は90%と 一般的なノートPCよりも狭いベゼルと思われます。
電源アダプター
サイズの明記はありませんが、軽量・コンパクトな100W GaN 電源アダプターが付属しています。また、ケーブルは脱着式の1.7m。
16インチの大型のため、携帯には向きませんが、コンパクトなGaN 電源アダプターにより 37分で50%の充電が可能です。
外観と機能
従来製品から質感の高い定評のある「Xiaomi Book」ですが、上の画像のように、私としては 15インチ超クラスでも 10キーのないキーボードが大きな魅力です。
15インチ以上の場合、MacBookなどの一部の製品を除いては 10キー付きのキーボードが多いのですが、大量タイピングを行ううえでは ディスプレイとキーボードの中心線のズレに違和感があります。
この点、XiaomiのノートPCは伝統的に10キーレスとなり、私としては今後もこの傾向を維持していただきたいものです。
なお、海外製品でもあり、英語キーボードのみの設定ですが、以下のフリーソフト「Alt IME」により、スペースキー両隣のAlt キーを「英数・かな切替」に割り当てることができます。つまりはMacの英数・かな切替と同様になりますが、慣れると日本語キーボード以上に高速タイピングが可能です。
▼16インチの大型ボディでポート類の配置の余裕があるため、USB-A ポートが一つあるとよかったのですが、映像出力にも対応する USB Type-Cが2ポート、Thunderbolt 4 ポートと充実しています。なお、右上の独立した電源ボタンは指紋認証を兼ねています。
▼Xiaomi Bookは従来製品からキーボード面とディスプレイ面の隙間の精度が高く、アルミ製ボディの質感も高いです。1.8kgと軽量ではありませんが(16インチとしては重くはありません)、14.9mmと薄い製品です。
▼ヒンジの回転機構の直径は5.5mmとなり、従来製品より30%より小さいとあります。また、キーボードのキーキャップも改良しているようです。Xiaomi Bookの従来製品のキーボードの使用感では、軽快なタイピングが可能ですが、さらにタイピング感が向上しているように思われます。
まとめ
インテル 第12世代のCPU、16GB LPDDR5のメモリ、PCIe 4.0のSSD、有機EL・タッチパネル、GaN 電源アダプターと、ハイエンドな構成の「Xiaomi Book Pro 16 2022モデル」。
2022年12月現在では発売から一定期間が経過した製品ですが、今更ながらに大いに魅力を感じます。
2022年12月4日時点の価格は Core i7-1260P版が約22万5千円(1600ドル)、Core i5-1240P版が約18万円(1260ドル)。基本スペックの高さと装備、Xiaomi Bookならではの質感の高さを考慮すると、USDベースでは割安に感じます。
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