Windows PCにおいて、スクショの保存先をNAS・ファイルサーバーに変更する手順について記載します。Windowsに標準装備の「Snipping Tool」では 都度指定することとなり、ここではスクショアプリの「Screenpresso」を使用しています。これにより、「Screenpresso」でのスクショの保存先は、再び保存場所を変更しない限り、常時 NASなどの指定先となります。
Screenpressoについて
私はWindows PCにおいて、フリーソフト「Screenpresso」を2017年から使用していますが、Widnows PCのスクショ・矢印や文字入れなどの編集（当記事の画像では赤枠・矢印に利用）には導入必須とも言えるソフトです。私はこれまでに、レビュー機も含めて 数十台のWindows PCの初期設定時に漏れなくインストールしています。
▼「Screenpresso」のインストール・使用方法はこちらの記事を参照
Screenpresso、Windows PCの画面キャプチャ・編集フリーソフトの決定版のインストール・使い方を概説
▼公式サイト・ダウンロード先は以下です。
事前準備、SMB 1.0の有効化など
私は以下の記事に記載のとおり、ミニPC（上の写真）にソフト「TrueNAS Scale」を導入してNASを構築しています。また、SMBの設定を行っていますが、フリーソフト「Screenpresso」を利用したスクショの保存先をNASに変更するにあたり、以下の2つめの記事に記載の「SMB 1.0の有効化」と「プライベートネットワークの有効化」を行う必要があります。
ミニPCとTrueNAS ScaleでNASを構築してみた。使用したミニPCとSSD、TrueNAS Scaleのインストール手順
Windows PC、エクスプローラーのネットワークからNASが見えない場合に行うべき設定
▼前提として、上の2つめの記事に記載の「SMB 1.0の有効化」と「プライベートネットワークの有効化」を行います。詳細は上のリンク先記事を参照ください。
Screenpressoでの保存先を変更する手順
前述のとおり、私はWindows 11 / 10 PCでスクショをとる際に、Snipping Toolは使用せず、より便利に使用可能なフリーソフト「Screenpresso」を使用しています。
この「Screenpresso」では、設定画面でスクショの保存先を デフォルトのCドライブから NASも含めた任意の場所に変更することができます。
▼タスクバーから呼び出した「Screenpresso」の画面です。右上の設定アイコンから「設定」を押下します。
▼設定画面となりますが、上のメニュー「ワークスペース」の押下により、「ワークスペースの保存先」が表示となります。デフォルトでは「Pictures」の「Screenpresso」フォルダの設定ですが、右の「…」の押下により これを変更します。
▲▼上の画像は、保存先として 私のNASを設定している様子です。「Screenpresso」フォルダがありますが、同フォルダは保存先の指定後に自動生成」となります（私は既に Windows PC 複数台で設定しており、「Screenpresso」フォルダが見えています）。
なお、NASへのアクセスにあたり、以下の「ネットワーク資格情報の入力」画面となりますので、共有設定している「ユーザー名」と「パスワード」を入力します。
▼スクショの保存先をNASとした、私のフォルダの構成です。Windows PCでは自動生成された「Screenpresso」フォルダに保存されます。なお、Screenpresso フォルダ以外のファイルは、Macのスクショの保存先をNASとしたもの。
▼Macでのスクショの保存先の変更手順は、こちらの記事に掲載しています。
Macのスクショの保存先を変更する手順。外付けSSDやNASへの保存も可能
まとめ
Windows PCに標準装備の「Snipping Tool」では、スクショの常時の保存先の変更はできませんが、フリーソフト「Screenpresso」においては、NASやファイルサーバーも含めた任意の場所に変更することができます。また、一度変更すると、あらためて保存先を変更しない限り 保存先は保持されます。
スクショの保存先をNASやファイルサーバーとした場合、複数台のWindows PCで共有でき便利です。
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