Windows 11では Gemini Lake N4100などの N4番台 / J4番台のエントリーPCもサポート対象となっており、Windows 10からの更新が可能です。そこで、2018年発売のGemini Lake N4100、メモリ 4GBのノートPC「CHUWI LapBook SE」を Windows 11に更新してみましたので、ベンチマークスコアと体感レスポンスなどを記載します。
久しぶりに、Gemini Lake N4100、メモリ 4GB機を使用してみましたが、Windows 11に更新しても、記事編集やWebサイトの閲覧程度では、意外とサクサクと動作するものです。
Windows 11に更新したPCのスペック
今回、Windows 10から11に更新したPCは、以下で実機レビュー 13.3インチの「CHUWI LapBook SE 」。
2018年に発売のLapBook SEは既に終売となっていますが、以下のGemiBook Proなどの現在のCHUWI製品のデザインの元祖的な位置づけの製品です。安価な割には高品質なボディとタイピング感のよいキーボードで、国内外での人気製品でした。
ちなみに、以下のGemiBook Proは、CPUがJ4125からN5100に、いづの間にかスペックアップしていました。海外ではN5100版は販売されていないのですが(10月10日時点)、日本での先行販売のようです。また、CPUやスペックとしては、Windows 11のサポート対象となっています。
さて、LapBook SEの基本スペックは以下となり、Windows 11がサポートするCPU・メモリとしてはローエンドの端末です。
- CPUはGemini Lake N4100
- メモリは4GB
- 購入時のストレージは 32GB eMMCでしたが、120GBのM.2 SSDを増設しています。
- 天板と底板はアルミ製。快適なキーボードも大きなメリットであり、タイピング感は異なりますが、MacBookやThinkPadと同様に、リズミカルな高速タイピングが可能です。
▼Windows 10から更新後のWindows 11のシステム情報。Celeron N4100、メモリ 4GB、Windows 11 Homeとありますね。
ベンチマークスコアと体感レスポンス
続いて Windows 11に更新後のベンチマークスコアと体感レスポンスを記載します。
▼Geekbench 5のCPUベンチマークスコアと、ドラクエベンチマークスコアです。双方ともに低いスコアであり、特にN4100ではドラクエベンチマークがかなり低くなるのですが、体感レスポンスとしてはスコア以上に快適です。
▼M.2 SATA SSDのベンチマークスコア(CrystalDiskMark v8)のスコアは一般的。
▼意外とキビキビとした動作で、Windows 10よりもサクサクと動作する感覚もあるのですが、たまたま システムプログラムのバックグラウンドの稼働が少なく、CPU使用率が抑えられている影響もあります。
その他、体感レスポンスのコメントは以下です。
- レスポンスとしては Windows 10と同等、上述のとおり たまたま システムプロセスの稼働が少ないために、Windows 10よりも快適のように感じます。
- 本日は Windows 11に更新した Gemini Lake N4100 / メモリ 4GB機にて、3記事を編集しましたが、記事編集程度の作業では それほど遅さを感じません。
- 慣れてしまえば遅さを感じないものの、第8世代のCore i7などの上位のCPUのPCを使用後の利用では、さすがにキビキビさに欠ける動きです。これは、Webの切替や表示などの軽い動作でも感じます。
- メモリに多少のスワップがありますが、ライトユースでは スワップによる遅延を感じません。
▼Windows 11に更新した Celeron 3867Uと同水準のGemini Lake N4100ですが、体感レスポンスはN4100がやや優位。
まとめ
Gemini Lake N4100 / メモリ 4GB搭載機でのWindows 11の動作は、私の想像以上に快適です。まる1日、記事編集などで作業しましたが、たまたま システムプロセスのバックグラウンド動作が少ないことも影響しているように思います。
今回 Windows 11に更新したPCは、1年以上 ほとんど使用せずに放置していたのですが(2019年にはメイン利用)、Windows 11に更新したことによる新鮮さも感じ、今後 使用する機会が増えそうです。
▼今回はWindows 11の機能に関する事項は省略しましたが、機能他の記事はこちら。
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