VOYOからリリースされている12.6インチ 3K 解像度のSurface風 2 in 1であるVBook i7。CPUに3865Uを搭載していますが、先行して販売されているCore i7-7500U搭載のVBook i7 Plusの廉価版の位置づけです。
2019年8月あたりに発売された本機ですが、私がリリースに気付かずにいたこともあり、今さらながらにスペックと特徴を記載します。
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VOYO VBook i7のスペック
製品名は「i7」ですが、CPUにCore i7を搭載しているのではなく、Celeron 3865Uを搭載です。先行して、Core i7-7500Uを搭載のVBook i7 Plusが販売されていますが、同じボディを採用しているために、このような名称としたのでしょう。また、10インチのAnroid タブレットでは、i8シリーズも販売されていますが、タブレットや2 in 1はiシリーズと名称を統一しているとも思えます。
画像貼付けですが、VBook i7のスペックは以下となります。
大きな特徴は以下となります。
- CPUはCeleron 3865U
- メモリ 8GB、256GB M.2 SSDと普段使いでは十分。
- ディスプレイは、2880 x 1920の高解像度
- ボディの材質はアルミとマグネシウム
高解像度であること以外のポイントはCPUの3865U。会社で使用の富士通 13.3インチ 軽量ノートが同CPUを搭載しているのですが、オフィス用途でのレスポンスは以下。全般的にはライトユース向けとなり、重い処理・重たいデータ以外では極端に遅いと感じるものではありません。
- WordやWebサイトの閲覧では十分ですが、複数のアプリやIEを開いている場合、切り替えでもたつくこともあり。
- Excelのデータが数万行(5万行レベル)で算式やリンク多めのファイルの場合、会社で使用のデスクトップ(第4世代 Core i7を搭載)と比較すると、明らかにレスポンスは落ちます。
▼こちらは引用した、3865Uを搭載する富士通ノートの簡易レビュー。
VOYO VBook i7の外観と機能性
実機あるいはプロトタイプの写真やイメージ画像などから判断すると、ボディの造りはしっかりしており、金属を多用し質感も高いように感じます。
▼178°まで開くことのできるキックスタンド 。チェーン構造のような稼働部は、VOYOのキックスタンド付 Android タブレット VOYO i8 Maxにも共通します。
▼質感高そうな背面とサイドの処理。Al-Mg alloy shellとありますが、フレームはマグネシウム、外側ほアルミだと思われます。画像下部の無数のスリットは通風口だと思いますが、これらの処理と塗装も含めて造り込みは丁寧です。
▼左右にあるUSB 3.0ポートは利便性に貢献。USB Type-C、Mini HDMIと十分なポート類。特に、Micro HDMIではなく、Mini HDMIであることもポイント高く、小さいMicro HDMIではケーブルの端子に負荷がかかり、私は他の製品にて端子のオス側を2本折ってしまいました。
▼バックライトなしのキーボードですが、目視できる範囲では特殊なキー配置もなく普通のキーボード。12.6インチのためキーにも余裕があり、タイピングに課題はないでしょう。背面の処理の画像がないために想像ですが、Surfaceと同様にスウェード調のものと思われます。
▲Surface 風でもあり、キーボードはマグネットにより傾斜をつけることができます。私はクラムシェル型の通常のノートPCを使用する際にはPCスタンドで角度をつけてタイピングしていますが、本機はPCスタンドも不要です。
▼省電力の3865UですがCPUファンを備えています。Core i7-7500Uを搭載するVOYO i7 Plusはともかく、3865Uのi7ではファンレスであるとより惹かれます。
▼別売りとなりますが、筆圧2048レベルのスタイラスペンに対応しています。
まとめ
エントリークラスのCPU Celeron 3865Uを搭載するVOYO i7。上位機のVOYO i7 Plusのボディを流用しているため、このクラスの2 in 1としては質感高めに仕上がっており、解像度もi7 Plusと同じ3K。
11月11日時点では、大きく割引となるセールを行なっていないのですが、AliExpressではキーボード付きで約48,000円。3Kの解像度を考慮すると安いのは確実ですが、願わくは4万円台前半の価格帯。
▼BanggoodとAliExpressで販売しています。
▼こちらはCPUにCore i7-7500Uを搭載する、上位版のVOYO i7 Plus
▼解像度はFHDとなるものの、競合しそうなCHUWI UBook Pro
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