VOLTME Hako 600 ポータブル電源 実機レビュー、折り畳み式パネルとアルミ調デザインが秀逸 | Win And I net

広告 当サイトではアフィリエイト広告を利用しています。

VOLTME Hako 600 ポータブル電源 実機レビュー、折り畳み式パネルとアルミ調デザインが秀逸

今回レビューする製品は、VOLTME社のポータブル電源「Hako 600」です。ポータブル電源は概ね同じようなデザインとなる製品が多いなか、本製品はデザインと機能に特徴があります。

一見してポータブル電源とは思えないボディに、ポート部分とライトは折り畳み式・ポップアップ式です。しかも、ポート部分は電源オンに連動して自動で開き、ライトも上から押し込むとポップアップして点灯する利便性も兼ね備えています。

当レビューはVOLTMEさんからお借りした製品に基づき、約1週間ほど使用しましたが、機器への給電・充電中は、ファンはほとんど回転せず、静かであることにも好感が持てます。

販売元 

VOLTME Hako 600、Amazon

 

VOLTME Hako 600の特徴

はじめに、Amazonの製品紹介と説明書から抜粋の製品の特徴について記載します。なお、Amazonの製品紹介に「2023 RedDot 受賞」と大きく記載されています。確認してみると、iF DESIGN AWARD、International Design Excellence Awards (IDEA)と並ぶ「世界三大デザイン賞」の一つのようですね。確かに、デザインには大きな特徴があり、かつ利便性も考慮されています。

 

  • 従来のポータブル電源とは大きく異なる外観。上記のとおり、「世界三大デザイン賞」の一つである「2023 RedDot」を受賞。
  • 世界初の収納パネル設計のポータブル電源。手動での開閉のほか、電源オンで開くことができます。
  • 上の画像にオレンジのライトがありますが、こちらもポップアップ式です。ライトの中央 1回のタップで色の切り替え、2回のタップで色循環モード、3回のタップで白色で点滅します。
  • 577.2Whの大容量(最大出力 700W)となり、AC出力(定格600W 瞬間1200W)x 2、DC出力 x 2、USB-A(QC18W) x 2、USB-C(PD100W)x 2、シガーソケット出力 x 1、最大 9台の同時給電に対応。
  • AC出力は「純正弦波」仕様となり、家庭のコンセントからの出力と同じ高品質な出力。
  • BMS保護システムを搭載しており、短絡防止・過電圧保護・過充電/放電防止・過熱保護に対応。
  • 本製品に充電しながら、別の接続機器への同時に充電を行う「パススルー充電」に対応。
  • 本体への充電は、付属の150W GaN ACアダプター、付属の150W ACアダプター +  別売のUSB-C PD 100W 充電器、100W シガーソケット、別売のソーラーパネル 150W、別売のUSB-C PD 100W 充電器の、合計 5パターン
  • 本体への充電時間の目安としては、付属の150W 充電アダプターでは 約4時間で満充電。
  • 取手を除くサイズは、293 x 173 x 224mm、約7.2kg

 

製品の外箱には、577.2Whの大容量(最大出力 700W)のバッテリーでの機器への給電・充電時間は以下と記載されています。

  • 600Wの電気鍋は、約1時間の動作
  • 60Wの電気毛布は、約8時間の動作
  • 45Wの扇風機は、約11時間の動作
  • 16Whの任天堂 Switchには、約29回の充電
  • 40Whのドローン Mavic 2 Airには、約11回の充電
  • 12/7WhのiPhone 14には、約36回の充電
  • MacBook Air (2022)には、約8回の充電

 

▼最大の特徴は、こちらの収納式のポート部分。電源オンで自動的にポップアップ、閉じる際には手で押し込むことにより対応します。最大9台のデバイスに同時給電と、ポート類も豊富です。

 

▼自宅での本体への充電の基本は付属のACアダプターとなりますが、100W PD充電の両方で行うこともできます。

 

▼製品紹介には、「独自の冷却技術 Voltnadeを採用」と記載があります。手元にある2,3年前のポータブル電源の使用では、「ポータブル電源=ファンが回ると騒音が大きい」のイメージがあるのですが、本製品の自宅での使用ではファンが回転する頻度が少なく静かです。

 

外観

続いて、付属品と外観について記載します。繰り返しの記載ですが、収納式のポート部分・ライトとともに、大きな特徴となるのがそのデザインです。

クローム調の取手、冷却用のフィンと本体のデザインとあわせて、ポート部分とライトを閉じた際には、ポータブル電源には見えず、部屋の片隅に置いても違和感はありません。

 

▼取手を除くサイズは 293 x 173 x 224mmと、それほど大きくないのですが、本体の保護のためにも 404 x 313 x 232mmの大きな外箱に収納されています。

 

▼サイドには本製品の特徴となる「世界発の折り畳み式 IO パネルデザイン・ポータブル電源」と記載されています。

 

▼多言語表記・うち 日本語は10ページ分の説明書と、英語のクイックスタートガイド。説明書は、ポート類・液晶表示・本体の充電方法など、一通りの説明が記載されています。

 

▼前面より(逆サイドはNo. 06がないのみのため、写真は割愛)。この状態で本製品の販売を知らない場合、ポータブル電源とは思わないでしょう。アルミ製の収納ケースのようですね。なお、No.06は 約600Wh(577.2Wh) / Hako 600の”6”の意味です。上位製品は No.20とあります。

▲無地の平たいサイドではなく縦ラインの立体感があることも、デザインの良さに貢献する大きなポイントです。

 

▼中央上の放熱用のフィンのデザインもよいです。下の円形の部分はACアダプターから本体への充電ポートです。

 

▼逆サイドには給電・充電・バッテリー残量などの状態表示の液晶がありますが、周囲の物の映り込みが大きいです。(iPhoneなどが映り込んでいます)。

 

▼ポート部分を開いた様子。クローム調の取っ手と高さが概ね揃っていることも、さりげないポイントの一つかと思います。写真ではわかりにくいですが、サイドの塗装も上質です。

 

▲▼ポート類は合計9個。60W / 100W対応のUSB-Cポートを備えていますので、一般的なノートPCへの給電も USB-Cポートから行うこともできます。

▲▼上に本体全体での電源オン・オフ、DC/USB/ACのオン・オフのボタンが備わっています。シルバーに白字のため、やや見づらいのですが、これもデザインの一環のようにも感じます。

 

▼上側を横にして撮影していますが、円形ボタンの文字が見えなくなっています。ただし、左側の本体のオンオフ以外は、充電・給電の開始で自動的にオンとなるため、見えにくい文字も利便性を損なうものではありません。

 

▼コード類を収納するポーチも付属しています。サイズ感がわかるよう、マウスを並べて撮影しました。

 

▼説明書・上のポーチ以外の付属品は、左から ACアダプター、別売りのソーラーパネル用ケーブル、カーチャージャー用ケーブル、2分割のACアダプターのケーブル部分、防塵用ポーチ。防塵用ポーチが付属していることは親切ですね。

 

▼150WのACアダプターのサイズ感がわかるよう、マウスを並べてみました。「150Wにしてはコンパクト」と思っていたのですが、コンパクト化に貢献するGaN 電源アダプターです。

 

▼充電状況を示すインジケーターは、充電中で赤、充電完了で緑に点灯します。フィンの湾曲している部分は、持ち運び時のハンドルも兼ねていおり、このあたりの利便性もよく考えられています。クローム調の取っ手のみでも持ち運びできますが、取っ手と写真の窪みの双方を使用して持ち運ぶと より安心です。

 

▼夜間に照明を落として、ライトを点灯。ポータブル電源では眩しいほどの明るさとなる製品が多いのですが、本製品の場合には、災害時などの補助的な室内灯として程よい明るさです。

▲▼今回は試していませんが、Amazonの製品紹介には「ポータブル電源の電源が入らなくても利用可能なLEDライト」と記載されています。なお、上の写真の白以外の色の撮影は行っていませんが、中央の押下により、色の切り替え、色の循環、SOSモードに変更することができます。これらの変更・切替はスムーズです。

 

機器を接続し、充電・給電の状況を確認

複数の機器を接続しての、充電・給電の状況を記載します。なお、以降には記載していませんが、本製品に充電しながら、別の接続機器への同時に充電を行う「パススルー充電」に対応していることも、実機で確認済です。

 

▼iPad、8.4インチのAndroid タブレット、M1 MacBook Airに給電している様子です。省電力の機器の接続ですが、全く余裕です。

 

▼上記の3台に加え、さらに14インチのWindows ノートPCを追加しています。こちらも余裕です。なお、AC 2個の幅に余裕がないため、USBのACアダプター2個の接続は厳しいです。

 

▼上記4台への給電時の液晶の状態表示です(周囲の物が映りこまないよう、斜めに撮影しています)。写真差撮影時の出力は49W、この接続状況・バッテリー残量 98%での充電・給電可能な残時間は10時間と表示されています。

 

▼こちらは消費電力がやや大きめの、15.6インチノートPCと24インチモニターの組み合わせ。双方の機器ともに、全く問題なく給電できています。

 

▼上の組み合わせでの、撮影時の出力は58W、バッテリー残量 89%での充電・給電可能な残時間は7時間です。

 

使用感のまとめ

その他の接続も含めて、使用感のコメントは以下です。

  • 収納式・ポップアップ式のポートパネルとライトは、サイドやフィンのデザインとあわせて、見た目の美しさに大きく貢献。
  • ライトの押し込みによるポップアップは多少硬い(力が必要)一方、ポートパネルの電源オンでの自動ポップアップは便利です。閉める際には手動となりますが、スムーズに閉めることができます。
  • クローム調の取っ手とフィンの窪みによる持ち運びのデザインも秀逸。
  • 上記の機器の接続、ノートパソコンでの約5時間の連続使用も含めて、室内使用時(室温 26℃前後)にファン音量が聞こえるほどに回転していたのは 一回のみ。しかも、14インチのノートパソコンにて負荷をかけた際ほどのファン音で、気になるほどではありません。また、ボディの熱も、ごく僅かに温もりを感じる程度です。
  • 本体への充電時のファン音は、iPhoneの騒音計アプリの簡易計測では、常時 30dB台の前半。ほとんど気にならないファン音です。
  • 夏のキャンプなどでの使用時には、ファン音も大きくなるとは思いますが、静音・冷却対応も特徴の一つです。

 

全般的に、2023 RedDot 受賞も納得のデザインのよさ、ポップアップ式のポートパネルとライト、静音性もあわせて、総合的にも かなりよい製品との認識です。家庭はもちろんのこと、店舗などにおいてもポータブル電源らしさがなく、部屋・添付のインテリアのアクセントにもなりそうです。

なお、2023年10月4日現在のAmazonでの販売価格は、20%オフクーポンの利用により 約6万円です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました