Bluetooth スピーカーを多く販売するTribit社より、ストラップ付の耐衝撃・耐浸水性のケースを大きな特徴とするBluetooth イヤホン「Flybuds 1」がリリースされました。その他、IPX7の防水仕様にワイヤレス充電、Bluetooth 5.0対応と基本機能に抜かりなく、イヤーキャップも複数付属する製品です。この「Flybuds 1」を Tribit社よりレビュー用にサンプル提供いただきましたので、外観・使用感などを記載します。
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Flybuds 1の8つの特徴
Amazonの製品紹介から引用の特徴は以下。
- Bluetooth 5.0&自動ペアリング。2回目からは電源をONにするだけで自動的に接続。
- 左右分離型&マイク内蔵。
- 8.2mm径ダイナミックドライバーを搭載し、低音再生能力を備える。
- IPX7防水&コンパクトな充電ケース。水中に4時間浸しても浸水せず。
- ワイヤレス充電に対応。
- ケースをフル充電することで、イヤホンを最大30時間の利用が可能(600mAhのバッテリー)。
- 6種類のイヤーキャップが付属。
- 耐衝撃のマグネット式ケース、ケースはストラップ付。
IPS7の防水機能を持ち、ワイヤレス充電対応のイヤホンは他にも多数ありますが、本製品の特徴は、基本的な機能をそつなく網羅しているうえに、耐衝撃でストラップ付のケースであること。約60.7 x 60.7 x 37mmの円型のコンパクトなケースは艶消しで指紋も付きにくくなっています。
黄色網掛以外の箇所はよくあるスペックです。8.2mm径ダイナミックドライバーについて、一般的にどの程度か確認できていないのですが、以前レビューした以下の製品は6mm。こちらと比較すると確かに大きく、(イヤホンの技術的なことに詳しくないため想像ですが)このサイズが後述の大きな音量に貢献しているのかも。
▼手元にワイヤレス充電器がないために試していないのですが、便利なワイヤレス充電に対応。
なお、各種コントロールはタッチ式ではなくボタン式。イヤホン操作の苦手な私の場合、タッチ式では勝手に電話をかけている経験が何度もあるため、ボタン式で安心。また、イヤホンに多くのコントロールは不要と思っているため、以下のミニマムなボタン操作にも好感。
- 電源オン、オフ
- 音楽の再生、一時停止、次の曲へ
- 電話を受ける、切る、着信拒否
- 音声アシスタントの起動
Flybuds 1の外観
続いて外観をみていきます。イヤホン本体は一般的なものですが、前述のとおり、ケースに特徴があります。
▲▼厚みのある、しっかりとした外箱と内箱です。
▼付属品一式。本体、充電用のUSB Type-Cケーブルのほか、イヤーピースは本体に付いているもの以外に、5種類も付属しています。Amazonの製品種類には「2種類が付属」とありますが、仕様変更となったのか、あるいは誤植か?
▲説明書の撮影が漏れていましたが、6ヶ国語の表記で、日本語の説明は8ページ
▼ストラップを付けた状態のケース。艶消しブラックのケースは指紋や油脂が付着しにくい。手元にある他製品のケースは、より質感を高めるためか、艶ありブラックのケースで指紋ベタベタとなる製品が多いのですが、指紋は全くと行ってよいほど付着せず、油脂も目立ちにくいのが大きなポイント。
▼USB Type-Cの充電ケーブル接続ポートが下部にあります。ケースも耐浸水性としており、ポートはキャップで保護されています。これなら、カバンの外側にストラップで取り付け、多少の雨で濡れても安心。
▼ケースのフタはマグネット式で磁力は適切。
▼ケースの外側と内側は塗装が異なっており、内側はやや油脂が付着しやすい。
▼他のBluetoothイヤホンのケースと並べて撮影。手元にあるイヤホンのケースの多くはピアノブラック調の艶あり塗装ですが、指紋がつきやすいもの。その点、当製品のケースは艶消しで多少の梨目であるため、指紋や油脂はつきにくい。
▲右側の一般的な形状のケースもコンパクト。当製品のケースは円型であるため面積はあるのですが、それほど大きさを感じません。
▲▼デザイン的にはオーソドックスな本体ですが、本体も指紋の付着は少ないもの。
Flybuds 1の使用感
ケースについては外観で記載していますので、ここでは音質や装用感などを記載します。7月7日現在、Amazonではクーポン利用により、3,779円で販売されていますが、音質は価格相応。Bluetoothのペアリングは速く、装着感はこれまでレビューしたイヤホンよりも良好な部類。
Bluetoothのペアリング
Bluetoothでの最初のペアリング、ケースから取り出し時の再接続と速いものです。私は主としてiPhone XS Maxでの接続ですが、私がレビューしたイヤホンではどれも接続の速さは遜色なく、製品によりバラツキが少ないように感じます。
通信距離も他のBluetooth 5.0を搭載する他のイヤホンと同様、自宅でドアを開放した2階と1階では問題なく通信できています(大きな壁を隔てると、さすがに無理ですが)。
装用感
装用感のよさをウリにした製品は多いなか、当製品はフィット感を強烈にアピールする製品ではないものの、実際の装用感、フィット感としては、手元にあるイヤホン 7製品のなかで上位です。2〜3時間装着して疲れるような感覚もありません。
なお、再生、一時停止などの各種コントロールについては多用していないために省略です。私は思いがけない操作を防ぐためにシンプル機能のイヤホンが好み。タッチパネル式の場合には、誤動作とならないよう、慎重に操作する必要があるのでが、ボタン式の当製品の場合には誤動作を招くことはなかったことを付け加えます。
音質
音質においては、クーポン価格 3,499円の価格相応。特別よくもなく、わるくもなくごく普通の範疇。
- 特徴としては低音はずっしりとした迫力がある一方、中高音の響きが弱い。高音を重視する方にとっては物足りなさを感じるように思います。
- また、低音重視であるためか、ボーカルの響きが低音に埋もれてしまっているかも。
- スマホ側の音量を小さくしても音量は大きく、静かな室内で聞く場合には、音量をかなり下げても大きいように感じます。この意味では低音重視とあわせて、音の出方は先日レビューした同社の以下のBluetooth スピーカー「StormBox Micro」に似た傾向。
まとめ
クーポン価格 3,499円(7月9日時点)にして、ワイヤレス充電、IPX7の防水対応、耐衝撃のマグネット式ケース、6種類のイヤーキャップが付属とそつなくまとまった本製品。音質としては低音重視となりますが、ケースにはストラップも付いており、指紋も付きにくく、カバンなどに本製品を取り付けて、いつでも手軽に音楽を聞く場合にはよい選択肢の製品です。
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