同スペックの他のミニPCブランドよりも安価で販売することの多い「TRIGKEY」。CPUにインテル 第12世代のAlder Lake-N N100、メモリ 16GB、PCIe SSD 500GBの「TRIGKEY Geen G4」が、Amazonにて27,880円(2023年3月11日現在、15%オフのクーポン利用)にて販売されています。
Alder Lake-N N100のベンチマークスコアは、エントリークラスのミニPCやノートPCでの搭載事例の多い Jasper Lake N5105よりも約30%増となり、モバイル向けの第8世代 Core i3 / i5クラスの実力です。旧世代のCore i3 / i5との比較は「Alder Lake N95 / N100 搭載PC 実機3製品、旧世代 Core i3 / i5とのベンチスコア比較のまとめ」の記事に掲載しています。
販売元
TRIGKEY Geen G4のスペック
通常のミニPCよりも一回り小さい製品ですが、惜しいのはメモリスロットが一つのみであること。ただし、G4のN100 版 Amazonモデルは、メモリ 16GBを搭載しており(16GB x 1のシングルチャネル)、しかも安心のCrucial製のメモリです。
なお、AmazonではAlder Lake-N N95モデルも販売されていますが、この場合は メモリ 8GB、PCIe SSD 256GBです。
CPU | Alder Lake N95、4コア4スレッド、最大 3.4GHz |
GPU | Intel UHD Graphics |
メモリ | 16GB DDR4、スロットは1つのみ |
ストレージ | M.2 PCIe SSD 500GB、2.5インチ HDD / SSDを増設可能 |
WiFi | WiFi 6対応 |
Bluetooth | 5.2 |
ポート類 | USB 3.2 x 4、HDMI x 2、有線LAN |
サイズ | 115 x 102 x 41mm |
OS | Windows 11 Pro |
▲▼CINEBENCH R20のマルチコアのスコアは、Jasper Lake N5105の789に対して、Alder Lake-N N100は約26%増の997とあります。以下の記事にて記載していますが、ほぼ同水準となる N95のGeekbench 5 シングルコアのスコアは、N5105と同水準のN5095の約40%増となり、Core i5-7300U相当、よく言えば Core i3-10110Uに近い水準です。
ただし、Web ブラウジングや在宅勤務の普段使いで、N100(N95)とN5105(N5095)との相違を体感できるほどではありません比較では、若干キビキビしている程度です。このため、Jasper LakeのPCをお持ちの方は買い替えるほどではないのですが、今後 新たに購入する場合には、N100 / N95がおすすめです。
▼エントリークラスの製品でもあり、樹脂製のボディです。ボディ自体は上の記事で掲載の「Beelink S12」と同じ(天板、配色違い)です。TRIGKEYやBeelinkは製造元ではなく、OEM製品であるとの認識です。
まとめ
Alder Lake N100 / N95を搭載するミニPCがチラホラと販売されつつありますが、Jasper Lake N5105 / N5100 / N5095よりも高パフォーマンスなことは確実であり、コスパにも優れています。
うち、冒頭にも記載しましたが、TRIGKEYのミニPCは他ブランドよりも安価で販売されていることが多く、購入候補となる製品です。
▼競合する製品は「Beelink S12 / S12 Pro」。TRIGKEYと同一製造元の製品(天板のデザイン違い)です。
▼こちらはN100を搭載する「Beelink EQ12」の実機レビュー記事。DDR5 メモリを搭載しています。
参考、日本語キーボードへのレイアウト変更方法
中国ブランドも含め、海外製のミニPC・PCでは、通常の場合、Windows 11 英語版がプレインストールされています。初期設定で日本語を選んだ場合にも英語キーボードの設定になっているため、@の位置など、日本キーボードとは異なる配置となっています。これを初期不良と勘違いする方もいらっしゃるのですが、以下の記事に記載の方法で、簡単に日本語キーボードのレイアウトへと変更することができます。
▼なお、こちらは私のおすすめのWindows 11の初期設定です。
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