今更ながらの記事ですが、Lenovo 公式サイトのThinkPadを参照しているなかで、13.3インチにして重量 約933gからの「ThinkPad X13 Gen 6」に惹かれています。
他ブランドも含めると、特筆するほどに軽量ではないものの、1kg未満の製品が少ないThinkPadにおいて、この軽さは大きな魅力。エントリー構成においても、Core Ultra 5 225U、メモリ 16GB、100%sRGBと広い色域の液晶ですので、大きなカスタマイズなく使用できます。
ThinkPad X13 Gen 6のスペック
2025年6月21日現在、「ThinkPad X13 Gen 6」のエントリー構成の公式ストアでの価格は 159,940円。そのスペックは下表です。以下の記事にて「Gen 5」を実機レビューしていますが、変更となった箇所に黄色網掛けしています。

CPU | Core Ultra 5 225U、12コア 14スレッド |
GPU | Intel Graphics |
メモリ | 16GB LPDDR5x 8533MHz オンボード |
ストレージ | M.2 2280サイズ PCIe 4.0 TLC SSD 256GB |
ディスプレイ | 13.3インチ、解像度 1920 x 1200、IPS、非光沢、100%sRGB、400 nit、60Hz |
WiFi | Wi-Fi 6E 対応 |
Bluetooth | 5.3 |
ポート類 | USB4 (Thunderbolt 4 対応) x 2、USB Type-C 3.2 Gen 1(Powered USB)、HDMI |
バッテリー、電源 | 3 セル リチウムイオンポリマー 41Wh、65W 電源アダプター |
サイズ | 約 299.3 x 207 x 9.85(前端) – 12.95(後端)mm、最厚部 17.75mm、約933g~ |
OS | Windows 11 Home |
その他 | 2スピーカー、バックライトはオプション、指紋認証はオプション、顔認証は未搭載 |
実機レビューした「Gen 5」との比較も含めて、スペックの補足は以下です。
- CPUのCore Ultra 5 225Uは、Core Ultra シリーズ 2です。ベンチマークスコアを掲載できるほどに Webで検索できないないのですが、「Gen 5」のエントリー構成に搭載されていた Core Ultra 5 125Uと体感できるほどの相違はありません。
- メモリの帯域幅は、「Gen 5」の7500MHzから 8533MHzにアップしています。
- 100%sRGBの広い色域であることに変更はありませんが、輝度は「Gen 5」の300 nitから400nitにアップしています。
- 「Gen 5」ではUSB-Aを2ポート搭載していましたが、「Gen 6」は1つのみです。おそらくは全般的に小さくなった筐体の影響かと思います。
なお、「Gen 5」と「Gen 6」のサイズは以下です。奥行が約8mm 狭くなっています。1.13kgの「Gen 5」の実機においても軽いと感じたのですが、約200gの軽量化は大きな魅力です。
- Gen 5 : 約 301.7 x 214.8 x 15.95mm、約1.13kg
- Gen 6 : 約 299.3 x 207 x 9.85(前端) – 12.95(後端)mm 17.75(最厚部)mm、約933g~
▲▼上の画像は「Gen 6」、下の写真は「Gen 5」の実機です。左サイドにThunderbolt 4を2ポート搭載することは同じですが、HDMIの位置が変更となり、また、USB-Aのポート数も異なります。なお、⑤はオプションでのNano SIM スロットです。
カスタマイズをおすすめする事項
「ThinkPad X13 Gen 6」は、エントリー構成においてもカスタマイズを行うことができます。基本スペックの最大カスタマイズは以下です。
プラス 22,000円と安くはないですが、以下のうち、カスタマイズする場合にはメモリです。最小構成のSSDは256GBと小容量ですが、カスタマイズは割高であり、必要に応じてユーザーで換装したいところ(ただし、保証面を考慮する必要があります)。
- CPUは Core Ultra 7 プロセッサー 265U vPro、プラス 69,300円
- メモリは 32 GB LPDDR5X-8533MT/s (オンボード)、プラス 22,000円
- ストレージは 1 TB SSD M.2 2280 PCIe-NVMe Gen4 TLC、プラス 49,500円
- Microsoft Office Home and Business 2024、プラス 35,200円
▼私はWindows ノートとしてはメイン利用の「ThinkPad E14 Gen 5」において、顔認証と指紋認証を使用していいますが、おすすめしたいカスタマイズは「指紋センサー」と「バックライト付きのキーボード」。また、画像を未掲載ですが、4セル 54.7Whのバッテリーに プラス 1,100円で変更でき、こちらもおすすめです。
「ThinkPad X13 Gen 6」の場合、キーボードのバックライトの有無で質感が異なる(バックライト有りが高品質)との情報があります。
まとめ
私は以前から軽量なThinkPadに魅力を感じており、「X1 Tablet Gen 2」の中古を購入、「X1 Nano」の購入も検討したことがありますが、約933gの「X13 Gen 6」に大きく惹かれます。エントリー構成では、SSDが256GBと小容量であるものの、100%sRGBの液晶も含めて、普段使いでは十分です。
引用元・販売元
ThinkPad X13 Gen 6、Lenovo 直販ストア
▼こちらは14インチ・約986gの「ThinkPad X1 Carbon Gen 13」の実機レビュー記事です。

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