先日、ThinkPad E14 Gen 5を購入した私ですが、その際に迷った製品の一つが今回紹介の「ThinkPad T14 Gen 4」です。ThinkPad TシリーズはEシリーズよりも上位の位置づけとなり、E14とT14との比較では、E14のメモリがDDR4であるのに対してT14はDDR5、M.2 SSDはE14の2242サイズ(2nd SSDポートを備える)に対して T14は2280サイズ(2nd SSDポートなし)などの相違があります。
今回は、ThinkPad T14 Gen 4のスペックと、ThinkPad E14 Gen 5の簡易的な比較を記載しました。
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ThinkPad T14 Gen 4、カスタマイズ可能モデル
ThinkPad T14 Gen 4のスペック
SSDや液晶などのカスタマイズに対応していない エントリー構成(2023年10月15日現在の公式ストアの価格は、税込 114,840円)のスペックは以下となります。ThinkPad E14 Gen 5と比較し、優位な項目に黄色網掛けしています。
16GB DDR5のメモリはオンボードのシングルチャネルですが、空きスロットがあり増設可能・デュアルチャネル化できます。
CPU | Core i5-1335U、10コア(Pコア 2、Eコア 8)12スレッド |
GPU | Intel UHD Graphics |
メモリ | 16GB DDR5-5600MHz (オンボード)、空きスロットあり |
ストレージ | M.2 PCIe-NVMe Gen 4 256GB SSD |
ディスプレイ | 14インチ、解像度 1920 x 1200、非光沢、IPSパネル、45% sRGB, 300 nit |
WiFi | Wi-Fi 6E対応 |
Bluetooth | 5.2 |
ポート類 | USB4 (Thunderbolt 4 対応) x 2 、USB Type-C 3.2 Gen 1 x 2、HDMI、有線LAN、カードリーダー |
バッテリー | 39.3Wh 45W 電源アダプター付属 |
サイズ | 317.7 x 226.9 x 17.9mm |
OS | Windows 11 Home |
その他 | バックライト付きキーボード |
ThinkPad E14 Gen 5との主な相違
上の写真は以下の記事にて実機レビューの「ThinkPad E14」です。
冒頭にも記載しましたが、E14 Gen 5とT14 Gen 4の主な相違は上表の黄色網掛・以下です。E14とT14の二択の場合、T14のDDR5 メモリ / 2280サイズのM.2 SSDを優先すべきか、E14の2nd SSDスロットを優先すべきか、悩ましい選択です。私としては後者と価格から E14を購入しました。
- メモリは、E14のDDR4に対して、T14はより高速なDDR5。双方ともに空きスロットを装備。
- M.2 SSDは、E14の2242サイズに対して、T14は2280サイズ。双方ともにGen4ですが、SSDを換装する場合、2242サイズは高速なGen4の販売が少なく、おそらくは読み書き 3500MB/s程度で頭打ち。
- E14はUSB4 (Thunderbolt 4 対応)を1ポートのみ装備だが、T14は2ポート装備。
- E14は2242サイズのM.2 SSD 空きポートを備えるが、T14は装備せず。
- 双方ともに、液晶はアスペクト比 16 : 10となります。
▼私がThinkPad T14 Gen 4ではなく、ThinkPad E14 Gen 5を購入した要因の一つが、T14の右サイドの通風孔の存在。所有する複数のThinkPadでは同様にサイドに通風孔があり、マウス操作時に熱風が直接当たってしまいます。このため、通風孔がサイドにない製品に絞った経緯もあります。
▼こちらはE14のキーボードですが、T14もおそらくは同じキーボードと思われます。従来のThinkPad(2019年あたりまで販売)と比較するとストロークが浅く、当初は多少の違和感もありますが、慣れてしまえば従来のThinkPadと同様の快適さで高速タイピング可能です。
カスタマイズ可能モデルをベースとした場合の選択事例
2023年10月15日現在のカスタマイズ可能な最安構成は、Core i7-1365U / Windows 11 Proの税込 190,278円のモデルです。標準構成の液晶は色域が狭いため(一般的なノートPCと同じ)、190,278円のモデルをある程度コストカットしたうえ 2.2K 液晶を選択すると、162,316円となり、税込 114,840円のエントリー構成と比較すると割高感があります。
▼Core i7-1365U / Windows 11 Proの税込 190,278円のモデルをベースに、CPUをエントリー構成と同じCore i5-1335Uとし、Windows 11 ProからHomeとしたうえで 2.2K 液晶を選択した場合の価格は 162,316円。Core i5-1335Uのエントリー構成と 液晶以外は同じ構成ですが、エントリー構成の価格が114,840円であり割高感があります。
まとめ
個人的な興味により、「ThinkPad T14 Gen 4」と「ThinkPad E14 Gen 5」の大きな相違を比較してみました。「T14のDDR5 メモリ / 2280サイズのM.2 SSD vs E14のDDR4 メモリ2nd SSDスロットの存在」が大きなポイントとなりますが、その他 通風孔の位置(T14は右サイド、E14は液晶のヒンジ側)も私にとってはポイントの一つです。
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ThinkPad T14 Gen 4、カスタマイズ可能モデル
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