Core Ultra搭載のThinkPad 2024モデル、主要製品の簡易スペック比較と一口コメント | Win And I net

Core Ultra搭載のThinkPad 2024モデル、主要製品の簡易スペック比較と一口コメント

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Lenovoより、Core Ultraを搭載する ThinkPadの2024年モデルが発表されました。2024年4月1日現在ではLenovo 直販サイトにラインナップされている製品はごく少数であるものの、「Lenovo Tech ブログ」の3月26日付の記事にて、製品毎に概要が記載されています。

そこで今回は、Core Ultra 搭載のThinkPad 2024モデルの一部製品の簡易的なスペック比較とともに、一口コメントを掲載しました。

引用元

Lenovo Tech ブログは今後 記事が新着順に更新されるかと思いますが、新製品は3月26日付けの記事が該当します。

Lenovo Tech ブログ

ThinkPad、Core Ultra セール会場

 

6製品のスペック、簡易比較

今回のThinkPad 新製品は、インテルモデル・AMD モデルを合わせて 合計 14製品。うち、インテルモデルの主だった製品のスペックを簡易的に比較してみました。なお、国内販売時には、選択可能なCPUやメモリなどが異なっている可能性もあります。

 

あくまで、私の目線にて、メモリのオンボード・スロット形式、液晶の解像度(本来は輝度・色域も掲載すべきですが割愛)、USB4のポート数をメインに比較しています。

私としては拡張性も考慮し、できればメモリはスロット形式、以下の記事で掲載の外付けグラボへの接続から、USB4を2ポートあるのが望ましいです。また、「Lenovo Tech ブログ」の情報では読み取れませんが、以下のThinkPad E14 Gen 5のように、SSDを増設可能であると尚も嬉しい仕様です。

ThinkPad E14 Gen 5に外付けGPU ボックスを接続し、ベンチスコアを計測。PDにも対応し、他のノートPCの電源としても活用中

ThinkPad E14 Gen 5、片面実装 2nd SSDの増設手順。SSD 2基搭載、メモリ 32GBの仕様にカスタマイズ

 

以下にて、Core Ultraを搭載する主だった製品について記載していますが、「Lenovo Tech ブログ」を参照しての感想となり、従来モデルと比較するものではありません。

 

ThinkPad X1 Carbon Gen 12

以降に掲載のThinkPadも同様ですが、2024モデルのX1 Carbon Gen 12は、CPUがCore Ultra 7 / 5にスペックアップしています。歴代 X1 Carbonも含めて、私としてはオンボードメモリである点が厳しいのですが、やはり X1 Carbonは、サイズは約 312.8 x 214.75 x 14.96mm / 約 1.08kgと、ThinkPadのなかでは厚み・質量が抑えられていることが魅力ですね。

キーボードのキーストロークが深い 2018年モデルまでの X1 Carbonは、他のThinkPadよりもキーボードのキーの感触が私好みだったのですが、キーストロークが浅くなり、私にとってのメリットが薄れてきたように思います。

また、厚みが抑えられている一方で、USB4(Thunderbolt 4対応)2ポート、USB-A 2ポート、HDMI ポート、5G / 4G LTE 内蔵のオプションありと、従来モデルを踏襲して ポート類は充実しています。

なお、14インチ アスペクト比 16 : 10の液晶は、2.8K OLED タッチパネル、2.8K OLED ブルーライト軽減も用意されています。また、標準の液晶においても、 100%sRGBの広色域、輝度 400 nitと明るい液晶です。

 

▼4K 800万画素のフロントカメラ、感圧式クリックパッドも選択可能です。

 

Lenovo Tech ブログ、ThinkPad X1 Carbon Gen 12

Lenovo 直販サイト、ThinkPad X1 Carbon Gen 12

▼2世代前のGen 10のレビュー記事です。

ThinkPad X1 Carbon Gen 10 実機レビュー、程よいレスポンスと上質なキーボード、16:10のディスプレイで作業効率アップ

 

ThinkPad X13 Gen 5

X1 Carbonの14インチに対して、X13は13.3インチとなりますが、Xシリーズでの価格重視では X13が候補となります。

X1 Carbonと異なり、13.3インチの液晶は 1920 x 1200 解像度の一択となりますが、約 301.7 x 214.8 x 16mmのコンパクトで薄いサイズに、カーボン素材の場合には 約1.12kgと、X1 Nano / X1 Carbonに次ぎ軽量であることが魅力の一つです。

なお、4月1日現在、Lenovo 直販サイトにラインナップされており、既に ハードウェア保守マニュアルなどのマニュアル類も完備されています。

ちなみに、直販サイトを参照すると、液晶は3種類からカスタマイズでき、3種類ともに 100% sRGBと色の再現性が高く、8,800円の追加で輝度 400nitのパネルも選択できます。

 

Lenovo Tech ブログ、ThinkPad X13 Gen 5

Lenovo 直販サイト、ThinkPad X13 Gen 5

 

ThinkPad X12 Detachable Gen 2

個人的に興味深々な製品が、こちらの12.3インチの「X12 Detachable Gen 2」。脱着式の2 in 1のため、クラムシェル型よりも設置面積を必要としますが、アスペクト比  3 : 2であることが大きな魅力。

私は中古で購入の以下のX1 Tablet Gen 2を所有していますが、同じく 3 : 2のアスペクト比の縦長ディスプレイにより、記事編集などの作業が捗ります。

中古購入のThinkPad X1 Tablet Gen 2 実機レビュー。意外と機敏に動作、快適タイピングでサブ機として運用中

 

CPUは他の製品と異なり、Core Ultra 164UとCore Ultra 5 134Uの二択、メモリはオンボードです。Surfaceも含めて、脱着式の2 in 1はポート類が少ないのですが、本製品も USB4(Thunderbolt 4対応)と、USB-C 3.2 Gen 2の2ポートのみです。

 

Lenovo Tech ブログ、ThinkPad X12 Detachable Gen 2

 

ThinkPad T14 Gen 5 / T14s Gen 5

14インチ液晶のThinkPad T14 / T14sです。個人的に、自宅用のPCとしては 14インチが程よいサイズ感です。15.6インチも液晶の大きさではよいものの、テンキー付きのキーボードに抵抗があります(キーボードと液晶の中心線がズレているため、大量タイピングでは違和感があります)。

T14のサイズ 約 315.9 x 223.7 x 17.7mm / 1.3kg~に対して、T14sは約 313.6 x 219.4 x 16.9mm / 1.24kg~となっています。大きな相違点としては、メモリのオンボード(T14s) or スロット(T14)、有線LANポートの有無でしょうか(T14sは未搭載)。私としては、拡張性の高いT14が好みです。

 

Lenovo Tech ブログ、ThinkPad T14 Gen 5

Lenovo Tech ブログ、ThinkPad T14s Gen 5

 

ThinkPad L13 Gen 5

Lシリーズでは、13.3インチのL13 Gen 5、14インチのL14 Gen 5、15.6インチのL16 Gen 1がリリースされています。

13.3インチのL13は、メモリはオンボードであるものの、左サイドにUSB-C (Thunderbolt 4対応)を2個搭載するThinkPadが多いなか、左右両サイドのUSB-Cポートから充電可能であることが 特徴の一つです。

4月1日現在、質量は公開されていませんが、従来機ベースでは 約1.3kg前後かと思われます。なお、液晶の解像度は 1920 x 1200のみです(省電力、タッチパネル、100% sRGB、45% NTSCの4種類)。

 

Lenovo Tech ブログ、ThinkPad LT13 Gen 5

 

ThinkPad L14 Gen 5

14インチのL14ですが、Lenovo Tech ブログの仕様では なぜか 16インチになっています(4月1日現在)。重さも 約1.77kgとなっていますが、AMDモデルと同じく 約1.26kgですね。

L13のオンボードメモリに対して、L14は2スロット形式。このため、私としては L13とL14の二択の場合には、液晶サイズとメモリの拡張性で L14が好みです。

L14 Gen 4はカスタマイズ可能な項目が多く、Gen 5も同様にカスタマイズ可能であることを期待します。

 

Lenovo Tech ブログ、ThinkPad L14 Gen 5

 

ThinkPad L16 Gen 1

Lシリーズ初の16インチかと思います。液晶の解像度は 1920 x 1200のみ(省電力、タッチパネル、通常版の3種類)となり、できれば高解像度のモデルが欲しかったところ。16インチ WUXGAの場合も、文字の粗さは気にならないものの、3.8K / 2.8Kの解像度となると 文字の表示もクリアです。

大型ボディですが、ポート類は他のX1シリーズ以外の他のThinkPadと概ね同様。メモリは2スロット形式であり、ユーザーでの換装も可能です。

 

Lenovo Tech ブログ、ThinkPad L16 Gen 1

 

ThinkPad T16 Gen 3

L16と同じく 16インチのT16 Gen 3。USB4 (Thunderbolt 4対応)を2ポート搭載していること、3.8K 解像度の液晶が用意されていることなどの、拡張性・豊富なカスタマイズを考慮すると、T16 Gen 3がおすすめです。

また、L16のサイズ 約 357.2 x 253.4 x 20.8mm / 約 1.77kgに対して、T16 Gen 3は 約 359.7 x 250.8 x 19.64mm / 1.63kgと、大きな差ではありませんが、厚み・質量ともに T16 Gen 3は抑えられています。

 

Lenovo Tech ブログ、ThinkPad T16 Gen 3

 

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