Lenovoの14インチ エントリークラスのノートパソコンとしては、その価格から「IdeaPad Slim 3 Gen 8」が人気のように思いますが、私のおすすめは「ThinkBook 14 Gen 7」。先日、1世代前の「ThinkPad 14 Gen 6」を実機レビューしましたが、Gen 7においても アルミ製(一部は樹脂)の筐体に、液晶のアスペクト比は 16 : 10と、上位機と同様の構成です。
なお、記事に掲載の外観の写真は、Gen 7ではなくGen 6となります。
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ThinkBook 14 Gen 7のスペック
選択できるCPUは、AMD Ryzen 3 7335U / Ryzen 5 7535HS、Ryzen 7 7735HSの3つですが、下表はエントリーモデルのスペックです。
▼上のリンク先記事で実機レビューの「Gen 6」と比較し、優位な事項に黄色網掛け、劣位な事項にピンク網掛けしています。私としては、USB4を搭載していることも 大きなポイントです。
CPU | AMD Ryzen 3 7335U、Zen 3+、4コア8スレッド |
GPU | AMD Radeon 660M Graphics |
メモリ | 16GB DDR5 4800MHz オンボード |
ストレージ | M.2 2242サイズ、256GB PCIe Gen 4 SSD |
ディスプレイ | 14インチ IPS、解像度 1920 x 1200、45%NTSC、輝度 300 nit |
WiFi | WiFi 6E対応 (11ax/ac/a/b/g/n準拠) |
Bluetooth | 5.3 |
ポート類 | USB4、USB Type-C 3.2 Gen2(映像出力対応)、USB 3.2 Gen1 、USB 3.2 Gen1、HDMI、有線LAN、4-in-1 メディアカードリーダー |
サイズ | 313.5 x 224 x 17.6mm、約1.36kg〜 |
OS | Windows 11 Home |
その他 | アルミ製ボディ、指紋センサー搭載、ステレオスピーカー、バックライトキーボード |
エントリー構成のモデルに搭載されるCPUは、Zen 3+ アーキテクチャのAMD Ryzen 3 7335U。この価格帯では6コア以上の製品が多いなか、4コア8スレッドです。以下はGeekbench サイトから抽出のGeekbench 6 CPU ベンチマークスコア。「Lenovo 21MV」は、ThinkBook 14 Gen 7を示しています。
スコアは上から順に、Ryzen 3 7335U、Ryzen 5 7535HS、上の記事にて実機レビューのThinkBook 14 Gen 6に搭載される Ryzen 5 7430Uです。普段使いでの体感レスポンスに直結するシングルコアのスコアは、Ryzen 3 7335UとRyzen 5 7430Uは同水準。後者の使用感から、ゲームなどの負荷を要すること以外は、遅さを感じることなく動作する水準です。
外観
ThinkBook 14 Gen 7とGen 6では、厚みが異なりますが(Gen 6の16.9mmに対して、Gen 7は 17.6mm)、Gen 7のイメージ画像を見る範囲では、おそらくは Gen 6と同じ筐体、双方ともに一部を除きアルミ製です。
掲載の写真はGen 6ですが、同じ筐体とした場合、この価格帯のPCとしては質感の高いもの(ただし、液晶のベゼルは価格並み)。また、キーボードのタイピング感もかなりよく、ThinkPadよりも硬めの押し込み感は ThinkPadよりも私好みです。
なお、液晶のスペックも Gen 7とGen 6は同じですが、明るさと視野角の広さは十分な一方、45%NTSCと広い色域ではないため、写真などの色の再現では やや淡いと感じるものかと思います(Gen 6はやや淡い表示です)。
▼天板はツートンですが、同系色であり違和感はありません。また、ThinkBookのロゴはやや大きいものの、控えめな色であり、好感を持っています。
▼ポート類は左から、4-in-1メディアカードリーダー、USB 3.2 Gen1、RJ-45、USB 3.2 Gen2 Type-C、HDMI、USB 4 Type-C、マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック。
ThinkBook Gen 6では ⑧はUSB-C 3.2 Gen2ですが、Gen 7はUSB4であることが大きなポイント。こちらの記事にて記載のUSB4経由での外付けグラボも接続できそうです。
まとめ
Lenovoの14インチ エントリークラスのノートパソコンのうち、私のおすすめとしては「ThinkBook 14」です。先日、Gen 6を実機レビューしましたが、Gen 7も含めて以下の特徴があります。
- 筐体は一部を除きアルミ製となり、上位機と同様に質感は高いです。
- 14インチで低価格の「IdeaPad Slim 3 Gen 8」の液晶は アスペクト比 16 : 9ですが、「ThinkBook 14」のアスペクト比は 16 : 10となり、縦の表示領域が広いもの。
- キーボードのタイピング感は、私個人としてはThinkPadよりも好みです。ThinkPadよりも確実な打鍵感のある硬めのキー(個人的な感覚です)であり、また、キーの配色から油脂や指紋の付着が目立ちにくい。
引用元・販売元
ThinkBook 14 Gen 7、レノボ・ショッピング 楽天市場店
▼ThinkBook 14 Gen 6のレビュー記事はこちら。
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