Tecalstより、11インチのAndroid 14 タブレット「Teclast P50」が発売となりました。同社のPシリーズはスペックを控えめにし、価格を抑えた製品となります。ただし、P50の場合、CPUは 8コアのUNISOC T606、物理メモリ 6GB + 拡張メモリ 8GB、LTE対応、金属製の筐体、Widevine L1に対応(Netflixにも対応)と、セール価格 15,900円の低価格な製品としては、バランスのよいスペックです。なお、液晶の解像度はFHDではなく、1280 x 800のHDとなります。
引用元・販売元
Teclast P50のスペック
スペックは以下となりますが、冒頭に記載の事項に加え、顔認証に対応していることも特徴の一つです。
CPU | UNISOC T606 、8コア、2 x A75 1.6GHz + 6 x A55 1.6GHz |
GPU | Mali G57 |
メモリ | 物理メモリ 6GB + 拡張 8GB |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイ | 11インチ、解像度 1280 x 800、輝度 300 nits、In-cell |
リアカメラ | 13百万画素 |
フロントカメラ | 5百万画素 |
WiFi | 11 a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 5.0 |
SIM | Dual SIM、TD :B34/B38/B39/B40/B41, FDD :B1/B3/B5/B7/B8/B20 |
バッテリー | 8000mAh、充電はUSB Type-C |
サイズ | 厚さ 8mm、530g |
OS | Android 14 |
その他 | 金属製の背面、GPS搭載、顔認証に対応、、Widevine L1 対応(Netflixにも対応) |
CPUなどの基本スペックの補足は以下です。
- 私はUNISOC T606を搭載するタブレットを複数所有していますが、AnTuTu ベンチマーク v10のスコアは約23万。
- Teclast T50 Proなどに搭載のHelio G99のスコアは約40万ですが、T606においては、Helio G99とのスコア差ほどの レスポンスの相違を感じません。Web サイトのブラウジングや動画視聴の普段使いでは、遅さを感じることなく動作する水準です。
- メモリは物理メモリ 6GB + 拡張メモリ 8GB。物理メモリにて 万一 メモリ不足となった場合、ストレージの空き領域から割り当ての仮想メモリが動作します。
- 8000mAhのバッテリーは、急速充電には未対応です。
- 惜しいのは、11インチの液晶の解像度がFHDではなく、1280 x 800のHD画質であること。私の10インチ・同解像度のタブレットの使用では、文字を拡大した場合、多少の粗さを感じることもあります。
▼4月23日現在のAmazon 販売価格 15,900円と低価格の製品ですが、Netflixも含めた Widevine L1に対応しています。Widevine L1への対応により、下の画像にある Disney +、Amazon Prime Video、Netflix、hulu、YouTubeの動画を高画質再生可能です。他製品も同様ですが、対応する動画配信サービスは、製品紹介のロゴが目安となります。
▼2023年下期以降でしょうか。顔認証に対応する Android タブレットが増えつつありますが、本製品においても 顔認証に対応しています。
外観
外観の画像は多くないこともあり、簡単に記載します。Teclastのタブレットは、エントリークラスにおいても金属製(アルミ製)の背面とする製品が多く、本製品も金属製の背面です。
11インチで樹脂製となると、ホールド時のたわみも気になるところですが、剛性高く仕上がっているように思います。なお、同社の製品は シックなグレイの背面が多いなか、本製品は上の画像のとおり、明るいグリーンの背面です。明るい色合いから、指紋や油脂の付着も目立ちにくいことと思います。
▼スピーカーは縦持ちでの上下サイドに一個づつ搭載されています。Amazonの製品紹介にて 実機の動画が公開されていますが、ディスプレイ面のベゼル幅と厚みは、以下のイメージ画像よりも厚く、タブレットとして標準的です。
まとめ
液晶の解像度はHDとなりますが、その他の基本スペックについては、Netflixも含めた Widevine L1に対応、物理メモリ 6GB、金属製の筐体、顔認証にも対応と、バランスのよい構成です。
また、この価格帯ではワンランク下位のCPUを搭載することもありますが、UNISOC T606を搭載し、普段使いでは遅さを感じることなく動作します。
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