TeclastのエントリークラスのAndroid 14 10インチタブレット「P30」が、Amazonにて約11千円で販売されています。
エントリー CPUのA523、物理メモリ 4GB、液晶の解像度は 1280 x 800、LTEに未対応と、上位機と比較すると控えめなスペックです。ただし、動画配信サイトの動画を高画質再生可能な「Widevine L1」に対応、金属製の背面と、Teclast らしい構成であり、動画再生用のサブ運用では購入候補となる製品です。
Teclast P30のスペック
P30シリーズとしては、先行して以下の「P30T」が販売されていますが、ストレージ容量(P30Tは128GB)と背面色以外は同スペックです。
Android 14搭載 10インチタブレット「Teclast P30T」が11,900円で販売に。Widevine L1に対応、従来機よりスペックアップ
なお、「P30」「P30T」ともに、NetflixのWidevine L1には未対応、LTE未対応のWiFi 専用となることに留意ください。
CPU | Allwinner A523、8コア |
GPU | Mali-G57 |
メモリ | 4GB + 拡張 6GB |
ストレージ | 64GB |
ディスプレイ | 10.1インチ、IPS、解像度 1280 x 800、明るさ 300 nits |
WiFi | WiFi6、11a/b/g/n/ac/ax |
Bluetooth | 5.4 |
LTE | 未対応 |
カメラ | フロント 2百万画素、リア 5百万画素 |
バッテリー容量 | 6000mAh、USB Type-C |
サイズ | 厚み 8.7mm、544g |
OS | Android 14 |
その他 | 2スピーカー、Widevine L1をサポート(Netflixには未対応)、金属製ボディ |
スペックの補足は以下ですが、「P30T」の記事でのコメントとほぼ同じです。
- CPUのAllwinner A523のAnTuTu スコアは16万。エントリークラスの8コアです。
- AnTuTu スコアが同水準のCPUを搭載するスマホの使用感では、Web サイトのブラウジングや一般的な解像度の動画視聴などの普段使いでは、極端なストレスを感じることなく動作します(上位機と比較した場合、遅さを感じますが、実用的なレスポンスです)。
- 液晶の解像度はHD画質ですが、FHDのタブレットと並べてみない限り、それほど粗さを感じることはありません。「それほど」と記載しましたが、文字などに粗さを感じることもあります。
- 動画配信サイトの動画を高画質再生可能な「Widevine L1」に対応していますが、Netflixには未対応、SD画質での再生です。
- 6000mAhのバッテリーは、急速充電には未対応です。
▼上位機と同じく 金属製の背面です。背面の色は、イメージ画像ではグリーンにも見えますが、Azure Blue(空色)と表記されています。
▲Teclastのイメージ画像では、ディスプレイ面のベゼル幅とサイドの厚みを狭く見せていることが多く、本製品も同じです。スピーカーは横持ちでの下側に2つ、ヘッドホンジャックは 横持ちでの左上に配置されています。LTE未対応でもあり(SIM カードスロットなし)、Micro SD カードスロットは、サイドの見える位置にあります。
まとめ
低価格なエントリークラスのタブレットであり、CPU・メモリ・ストレージが控えめであることは止むを得ない仕様です。
個人的には、液晶の解像度がHDではなくFHDであれば 更によかったように思いますが、約11千円の価格にて、金属製の背面・2スピーカーであることは立派です。
なお、同シリーズの「P30T(Amazonはこちら)」は、「Bluetoothキーボード、ワイヤレスマウス、保護ケース、タブレットスタンド、ヘッドフォン、充電器、Type-C充電ケーブル、タッチペン」が付属し、13,515円での販売です。
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