Teclastより、AliExpressでは98.99ドル、Amazonでは14,365円の安価な10.1インチタブレット「Teclast P26T」が販売されています。
安価なタブレットのために、CPUはエントリークラスの8コア、LTEに未対応、解像度は1280 x 800のHD画質ですが、Android 13を搭載し、メモリは物理メモリ 4GB + 拡張メモリ 4GBであることが特徴です。
また、液晶自体はHD画質ですが、Widevine L1に対応(Netflixには未対応)しており、スペックと価格面から動画再生のサブ機、あるいはお子様の学習用に向いています。
Teclast P26Tのスペック
Teclast P26Tのスペックは以下となります。型番から、Amazonのこちらのページで販売の「P25」のアップグレード版と思われます。
CPU | Allwinner A523、8コア |
GPU | Mali-G57 |
メモリ | 4GB + 拡張 4GB |
ストレージ | 64GB |
ディスプレイ | 10.1インチ、IPS、解像度 1280 x 800 |
WiFi | Dual Band 対応 |
Bluetooth | 5.2 |
LTE | 未対応 |
カメラ | フロント 2百万画素、リア 5百万画素 |
バッテリー容量 | 5000mAh、USB Type-C |
サイズ | 未確認 |
OS | Android 13 |
その他 | 2スピーカー、Widevine L1をサポート |
▲▼CPUのAllwinner A523は 私が知る範囲では タブレット・スマホでの搭載事例は少なく、Webでの情報も少ないのですが、上の画像のとおり、AnTuTu スコアは16万と明記されています。
過去のレビュー製品のなかでは、以下の「BMAX I10 Pro」が同水準です。約1年前にレビューした製品であり、タイトルの「サクサク」ほどではないにせよ、普段使いではストレスとなるほどの遅さを感じることなく動作します。1万円台前半のタブレットで、AnTuTu スコア 16万は わるくはないです。
▲10.1インチでFHDではなく 1280 x 800のHD解像度となると、私の他のタブレットの使用感では、文字のドットなどが多少目につくイメージです。ただし、価格を考慮するとやむを得ず。
動画再生については「Widevine L1に対応」と明記されています。ただし、液晶自体の解像度がHD画質であり、本製品はNetflixの高画質再生には未対応(Amazonの製品紹介に明記されています)であることに注意が必要です。なお、以下の記事に記載していますが、動画の画質にそれほど拘りのない私にとっては、NetflixがL1に対応していなくとも、仮にSD画質であっても十分です。
▼メモリは、4GB 物理メモリ + 4GB 拡張メモリ(ストレージから仮想的にメモリに割り当て)です。拡張メモリについては、以下の記事に記載していますが、本製品のように物理メモリが少ない製品では有効な機能です。
Teclast P26Tの外観
Teclastのタブレットは、金属製でシックなグレイ あるいはシルバーの背面であることが多いのですが、本瀬品は鮮やかなブルーの樹脂製。以下の画像のように、波打った紋様が施されているために滑りにくく、指紋や油脂も目立ちにくい仕様です。
また、価格面でも取り扱いにそれほど気を遣う必要もなく(個人的な見解です)、ケースなしでも運用できそうです。
▲リアカメラは5百万画素のシングルカメラですが、2つあるカメラ形状のデザインのうち、1つはダミーでしょうか。
▼AliExpressとAmazon サイトではサイズを確認することができないのですが、Teclast 製品のイメージ画像は 厚みを薄く、ベゼル幅を狭く見せる傾向があることに留意ください。なお、ベゼルのうち、狭い方の幅(ディスプレイのガラス枠の幅。ブルーの本体の幅を含まず)は6mmです。
▲Micro SDトレイはなく、剥き出しになっています。
まとめ
エントリークラスの8コア CPU「Allwinner A523」を搭載し、同社のTシリーズやMシリーズとの比較ではレスポンスは劣りますが、AnTuTu ベンチスコア 16万でもあり、それほどストレスを感じることなく動作します。
10.1インチのディスプレイはHD画質であるものの、Widevine L1(Netflixには未対応)をサポートしていますので、低価格の動画再生端末をお探しの方には候補となる製品の一つです。
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