Gemini Lake N4100を搭載し、メモリ 8GB、SSD 128GB、11.6インチの回転機構・タッチパネル付のディスプレイにアルミ製ボディと、ほぼ全部入りのTeclast F5。
2018年7月9日時点では割引なしの501.33ドルの価格でしたが、8月早々の出荷にあわせたプレセールでは369.99ドルで販売しています。出荷前後には価格を下げてくるだろうと思っていたのですが、予想以上の割引での販売となり魅力も増加。
以下のJumper EZBook X4、Alldocube Knote 5との価格差は70ドルほどありますが(F5が高い)、この価格差に見合うものか、ディスプレイとメモリ8GBに焦点を当てて、あらためて確認してみます。
なお、F5のスペック・概要については以下の「Teclast F5の関連記事」を参照ください。
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回転機構付、タッチパネル式のディスプレイ
- 11.6インチ、IPS 、タッチスクリーン、解像度1920 × 1080、視野角 178度
- ディスプレイは360度の回転機構付き
- CPUはGemini Lake Celeron N4100
- メモリはDDR4 8GB
- ストレージ M.2 SSD 128GB(換装可能)
- バッテリー容量 7700mAh
- 重量は980g、A4よりも小さいサイズ、厚さは13mm
- Active Stylus Penに対応
- Wi-Fiはデュアルバンド対応
- ボディはアルミ製
タッチパネル式のディスプレイですが、Windows 10の場合、私のこれまでの経験では、iPad・Androidタブレット並みに細かな操作を行うことは困難。
これは13インチクラスの大きなディスプレイの場合も同様であり、Webサイト記事のタッチはともかく、エクスプローラーや各種設定画面の小さなアイコン・テキストをタッチするのは難しく、作業訓練的なものがあります。
このため、正直なところでは回転機構によりどれほど使い勝手が向上するかは疑問。同様にWindows 10 タブレットをマウス(タッチパッド)、キーボードなしで操作することにも疑問を感じています。
がしかし、11.6インチのTeclast F5では、例えば電車内などでマウス操作ができない場合には、大きな移動はタッチパネルで行い、細かい操作はタッチパッドで行うと操作性が向上します。
この操作性の向上については、Chromebookとなりますが、以下のASUS C101PAにて確認しています。
8GBのメモリ
Jumper EZBook X4、Alldocube Knote 5、ミニPCのAlfawise T1 (Beelink S II)など、多くのGemini Lake搭載機のメモリ搭載量は4GBとなっています。
これはGemini Lakeに搭載となるDDR4のメモリがDDR3よりも高価であることに起因しているようですが、4GB・8GB搭載機の価格差はいかほどのものか。双方を販売するBeelink S IIの事例は以下。
- メモリ 4GB / SSD 128GBのバージョンは239.99ドル
- メモリ 8GB / SSD 128GBのバージョンは295.99ドル
▲▼Gemini Lake N5000を搭載するミニPCの構成です。
その差はなんと56ドル、上記2つは割引率も異なる可能性もあり単純計算はできないのですが、この56ドルの差をTeclast F5にあてはめると、もし仮にTeclast F5がメモリ4GBであった場合には、310~320ドル程度でしょうか。
この場合には、Jumper EZBook X4、Alldocube Knote 5との価格差は10ドル前後。Knote 5のディスプレイはタッチパネルであり、14インチのEZBook X4とはサイズが異なるものの、タッチパネル・回転機構付のTeclast F5の10ドルの価格差の価値は十分にあります。
まとめ
8月早々の出荷を控え大幅な割引価格(適正価格?)となったTeclast F5。現時点でリリースされているGemini Lake ノートのJumper EZBook X4、Alldocube KNote 5と比較すると高いのですが、メモリ8GB、タッチパネル・回転機構付のディスプレイである点を考慮すると、両機種と同等以上にコスパの高い機種と言えるでしょう。
▼GearBestでのTeclast F5の価格情報
Teclast F5
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