
1万円台前半の8.7インチ Android タブレットが複数販売されていますが、「SVITOO P08」もその一つです。SoCには 8コアのUNISOC T606を搭載し、物理メモリ 4GB、LTEに未対応のWiFi モデルです。2025年10月26日現在のAmazon 価格は、専用ケースが付属し クーポン利用により 12,153円です。
SVITOO P08のスペック

スペックは下表となります。以下の記事にて掲載の「BMAX I8 Plus」はLTEに対応していますが、「SVITOO P08」は WiFi モデルである一方、専用ケースが付属しているメリットがあります。
BMAX I8 Plus、8.7インチ Android タブレット、スペックのまとめ。UNISOC T7250搭載、約13千円でLTE、Widevine L1に対応
| CPU | UNISOC T606、8コア |
| GPU | Mali-G57 |
| メモリ | 物理メモリ 4GB + 拡張メモリ 14GB |
| ストレージ | 128GB |
| ディスプレイ | 8.7インチ、解像度 1340 x 800、90Hz リフレッシュレート、輝度 350 nits |
| WiFi、Bluetooth | 11a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.2 |
| LTE | 未対応 |
| カメラ | フロント 8百万画素、リア 13百万画素 |
| バッテリー容量 | 5500mAh |
| サイズ | 212 x 125 x 8.7mm、362g |
| OS | Android 15 |
| その他 | 2スピーカー、GPS搭載、Netflixも含めた Widevine L1対応、顔認証に対応、金属製の筐体 |
Blackview Tab 60 実機レビュー、8.4型と同じホールド感の8.68型タブレット、2スピーカー搭載、Widevine L1にも対応
アーアユー M60 実機レビュー、11,549円と安価ながらもFHD、Widevine L1対応の8.4型タブレット。UNISOC T606搭載によりレスポンスも十分
▲▼UNISOC T606を搭載する 8インチクラスのタブレットは、上の記事にて実機レビューしています。実機で計測のAnTuTu ベンチマーク v10のスコアは約22万。
スコア 約40万のHelio G99を搭載するタブレットと比較すると、体感レスポンスは大きな差ではないものの、普段使いにおいても ややキビキビさに欠けると感じることがあります。ただし、極端な遅さを感じることなく、普通に動作する水準です。

1万円ちょっとで 8.7インチタブレットが購入できること自体がよいことですが、低価格とするために 以下などのスペックを抑制していることに留意ください。
- 液晶の解像度はFHDではなく、1340 x 800のHD画質。私の場合、Web サイトなどの文字の粗さ(ドット)を多少感じます。
- メモリは物理メモリ 4GB + 拡張メモリ 12GBの構成となり、物理メモリの容量は控えめです。なお、拡張メモリは、ストレージの空き領域から最大 12GBまで仮想的にメモリとして割り当てる機能です。
- 本製品は、LTEに未対応のWiFi モデルです。
- 急速充電には未対応です。
上記の留意する事項がある一方、低価格な端末ながらも以下の特徴があります。
- 2スピーカー、GPSを搭載、金属製の筐体(背面)を採用。金属製の筐体については、イメージ画像で明記されていませんが、製品説明にて「メタル製」と表記されています。
- フロントカメラ 8百万画素、リアカメラ 13百万画素と、8.7インチの他のタブレットと比較すると高画素。
- Netflixも含めた「Widevine L1」に対応。これにより、動画配信サイトの動画を高画質再生可能です。ただし、液晶の解像度がHDですので、動画再生もHDどまりです。
- 専用ケースが付属しています。
Android 端末における Widevineとは。概要とL1,L2,L3の相違、L1,L3の画質を実機で確認してみた
▲▼前述のWidevine L1に対応している動画配信サイトのサービスについて、ロゴがあると確実です。以下の画像のとおり、Netflixにも対応しています。未対応の場合には「L3」のSD画質ですが、本製品の場合には液晶解像度にあわせてHD画質です。

▼金属製の背面ですが、個人的には背面のツートンの色が明確に異なることが やや気になります。

▼他の多くの8.7インチタブレットと同様に、2スピーカーは縦持ちでの下側に配置されています。

まとめ
2025年10月26日のAmazon 販売価格 12,153円の低価格な端末ですので、液晶の解像度がHD画質であることをなど、文中に記載の事項に留意する必要があります。
8.7インチのAndroid タブレットとしては、文末に記載の「BMAX I8 Plus」が人気製品の一つですが、本製品はLTEに未対応である一方、専用ケースが付属しているメリットがあります。
▼こちらは文中で引用の「BMAX I8 Plus」の製品・販売情報です。
BMAX I8 Plus、8.7インチ Android タブレット、スペックのまとめ。UNISOC T7250搭載、約13千円でLTE、Widevine L1に対応



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