Amazonにて「SkyBarium」なるブランドから販売の AMD Ryzen 7 3750Hを搭載するミニPCが、なかなかの高コスパです。メモリ 16GB、PCIe SSD 512GBを搭載するモデルが、特選タイムセール価格 39,920円と安価で販売されています。
海外では同型モデルが「TOPTON」、その他のブランドからも販売されており、Amazonとほぼ同価格。2021年あたりまでは、円安影響を除いても Amazonが割高だったのですが、国内通販のミニPCも海外通販と同水準に安くなりました。
引用元
スペック
Amazonの画像を見るなかでは やや大きいサイズと思えたのですが、12.76 x 12.76 x 4.83cmと一般的なミニPCのサイズです。
CPU | AMD Ryzen 7 3750H、4コア8スレッド、最大 4.0GHz |
GPU | AMD Radeon Vega 10 |
メモリ | 16G DDR4 2400MHz、最大 64GB |
ストレージ | M.2 PCIe SSD 512GB、2.5インチ HDD / SSDを増設可能 |
WiFi | デュアルバンド |
Bluetooth | 4.2 |
ポート類 | USB 3.0 x 3、USB 2.0 x 2、USB Type-C(映像出力対応)、HDMI、DisplayPort、有線LAN |
サイズ | 12.76 x 12.76 x 4.83cm |
OS | Windows 11 Home |
▼AMD Ryzen 7 3750HのGeekbench 5 CPU ベンチマークのスコア
スペックの補足は以下です。
- CPUのAMD Ryzen 7 3750Hは旧世代のRyzen。上の画像のとおり(当製品ではなく一般の)AMD Ryzen 7 3750HのGeekbench 5 CPU ベンチマークのスコアは「シングルコア 809、マルチコア 3138」。インテルのCPUでは 第8世代 モバイル向けのCore i3 / i5相当です。
- Amazonの製品紹介では、メモリ 最大 32GBと64GBが混在していますが、32GB x 2の64GBです。
- 2280サイズのM.2 SSDは PCIe 3.0 x 4、読み取り最大 1900MB/s。SATA SSDとの比較では、通常の作業時には大きな差ではないものの、Windowsの起動・終了時などで速さを実感できます。
- 映像出力は、HDMI、DispalyPort、USB Type-Cの3系統。このクラスでは HDMI x 2個のケースが多く、3系統の映像出力はメリットの一つです。
▲USB-Aは5個、映像出力は HDMI / USB Type-C / DisplayPortと豊富なポート類。私の個人的なところでは、DisplayProtあるは USB Type-C ポートから iMac 27インチ Mid 2010に映像出力できるメリットがあります(試してみないとわからないのですが、おそらく大丈夫のはず)。
▼最大メモリは32GBとありますが、32GB x 2の64GBです。他のミニPCと同様に、2.5インチ SATA HDD / SSDを増設できます。その他、画像から判断できることは、CPU ファンは汎用品ですが上質なもの、外枠は樹脂製と思われます。
価格、競合製品
2023年1月7日現在、メモリ 16GB / SSD 512GB版のAmazon 価格は 39,920円。特選タイムセール価格ですが、3ヶ月の価格推移(上の画像を参照。表示方法は「AmazonのPCサイトで価格推移を常時表示する手順と利用事例」を参照)を確認すると、セール時にはこの価格帯で販売されています。
同世代のRyzenを搭載する競合製品としては以下があります。CPUに下位のAMD Ryzen 5 3550Hを搭載するミニPC「MINISFORUM UM350(公式ストア情報はこちら)」のメモリ 16GB / SSD 512GBとの比較では、本製品はUM350よりも 1万円以上 安価です。
- TRIGKEY S3 、Ryzen 5 3550H / RAM 16GB / PCIe SSD 500GBを搭載し 約35千円と高コスパのミニPC
- Ryzen 5 3550H搭載のMINISFORUM UM350 ミニPC、公式ストアでの出荷開始。Amazonよりも安価で販売中
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