CPUにAlder Lake-N N100を搭載するミニPCが人気となっていますが、もう1ランク上位のスペックの製品としては、AMD Ryzen 7 5700Uを搭載するミニPCも選択肢の一つです。
上の写真は先日レビューした Ryzen 7 5700Uを搭載のミニPCですが、旧世代のZen 2 アーキテクチャであるものの、普段使いとしては十分にサクサクと動作します。
上の写真・以下の記事でレビューしたミニPCと同モデルの製品が、Amazonにてタイムセールを行っていますので(3月30日現在)、あらためてスペックと使用感を記載します。
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スペック
OEM製品となりますが、国内外通販では「SKY BARIUM」「T-Bao」、その他のブランドから販売されています。
CPU | AMD Ryzen 7 5700U、Zen 2、8コア16スレッド |
GPU | AMD Radeon Vega |
メモリ | 16GB (8GB x 2) 、DDR4-3200 |
ストレージ | 512GB PCIe 3.0 SSD、2.5インチ SSD / HDDを増設可能 |
WiFi | WiFi6 対応 |
Bluetooth | 5.0 |
ポート類 | USB Type-C x 2(65W電源、PD対応)、HDMI、DisplayPort、USB 3.0 x2、USB 2.0 x 2、有線LAN x 2 |
サイズ | 13.3 x 13.3 x 5cm |
OS | Windows 11 Pro |
他の電源アダプターの流用は積極的におすすめしませんが(出力に応じて動作しないこともあるため)、電源はUSB Type-Cです。また、製品紹介には明記されていませんが、実機にてAlt モードで動作することを確認済です。
Alt モードにより、外部モニターがPDに対応している場合(少なくとも 65W以上が必要と思われます)、外部モニターのUSB-C ケーブルをPCに接続することにより、PCへの給電とモニターへの映像出力に対応しています。
▼Alt モードは こちらのモニターにて確認しています。
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▼Geekbench 5における、Zen 2 アーキテクチャのRyzen 7 5700Uのスコア(上)と、Zen 3のRyzen 5 5560Uのスコア。シングルコア・マルチコアのトータルでは、ほぼ同程度とも言えそうです。シングルコアでは Ryzen 5 5560Uが優位ですが、体感できるほどのスコア差ではありません。
全般的な体感レスポンスは、Web サイトのブラウジング、動画視聴、Excelなどの在宅勤務では、上位機と大きな体感差もなく サクサクと動作します。
▼上に「製品紹介には明記されていませんが、実機にてAlt モードで動作することを確認済」と記載しましたが、下の画像にさりげなく「Alt モードに対応」らしき記載がありましたね。
外観、内部の構成
詳細なレビューは以下の記事に掲載していますので、ここでは外観と内部の構成のポイントを掲載します。なお、レビュー機は別ブランドの同一製品です。
Ryzen 7 5700Uを搭載のミニPC「T-Bao MN56U」実機レビュー。静音性に優れ、電源はUSB-C、映像出力は3系統
▼電源ボタンを天板の隅に配置する、珍しいタイプのミニPCです。筐体は樹脂製となりますが、それほど安っぽさは感じません。
▼電源は背面のUSB-C、映像出力は HDMI / DisplayPort / USB-Cの3系統。
▼メモリはDDR4-3200の2スロット。上の事例のような、16GB x 2に換装することもできます。
▼天板裏に、2.5インチ HDD / SSDを増設することもできます。
価格情報
メモリ 16GB / SSD 512GBのセットモデルの、2024年3月30日現在のAmazon タイムセール価格は 39,920円。Alder Lake-N N100のミニPCが2万円前後から2万円台半ばでの販売であり、約15千円ほどの追加で、1ランク上、Alt モードに対応のミニPCを購入することができます。
なお、さらに上位で以下の記事でレビューの製品と同水準の(体感レスポンスは同程度)、Ryzen 7 5800Hを搭載するミニPCは概ね5万円台となり、コスパ度としては本製品が優れています。
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▼AmazonとAmazon以外の価格差は大きいです。
▼悩ましいのは、時おり Ryzen 7 5800HのミニPCが 4万円ちょいで販売されていることがあること。3月30日現在の価格は 48,800円です(Amazonはこちら)。
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